こちらの記事は前回投稿した記事の続きの記事となり、2020.02.01に行われた立飛のコトブキ航空祭の第三部以降の内容となります。前回の記事をまだ見ていないという方は、よろしければ立飛のコトブキ航空祭(その1)を御覧ください。
また、odajun の記憶を頼りに記載しておりますので、実際の内容と異なる部分があるかもしれませんのでお気をつけください。
第三部「コトブキおじさん大集合!細かすぎて伝わらないトークショー」
開演ギリギリに入ってみると、期待通り前の方の聞きやすいポジションに、詰められていない席があり空いている。時間を目一杯有効に使えるというのは自分としては嬉しい発見。
このトークショーは再放送の荒野のコトブキ飛行隊の副音声で行われていたものの出張版ということでしたが、軍事評論家の岡部いさくさんは初めて見る名前でした。どんな方なのかと注目していると、とてつもない個性を炸裂させ、短時間で完成させる絵をもって詳細な解説をしつつ、「隼は最初あまり好きではなかった」発言からの「とてもかわいい!」までの下りは面白かった。注目するところそこなの!?と驚かされるばかりで、トークの内容というよりは岡部いさくさんを覚えて帰ったという印象が強いです(;=ω=)
二宮さんが、モデリングデータから3Dプリンタで1/700スケールの羽衣丸を制作される過程について話してくれました。
3Dプリンタによる制作のあれこれも興味をそそる内容でしたが、実際にどのあたりに通路があって、このシーンではここに誰がいてという俯瞰した視点で羽衣丸の内装を見れたのが興味深かった。
また、二宮さんは日本一(世界一?)戦闘機の横からの図を描いていると豪語され、世界の戦闘機のナンバリング(戦闘機への型番記載)の違いについて詳しく説明してくれた。ナンバリングは各国によって異なるのはまだわかるとして、描き方の統一性について語ることができるのは、多くの戦闘機を描いてきた二宮さんならではの分析で面白かった
内海さんのお気に入りのシーン紹介では、飛行機乗りの自分から見たときにやらない(あるいはやりたくない)シーンが一部取り上げられてる印象でしたね。逆Gってどれぐらいつらいもんなんやろ。
あと印象に残っているトークとしては、震電の離陸シーンを見てみたい、震電の空中で停止したような動きしたら冷却できないよね、といった震電を中心としたコトブキ飛行隊の中でも夢を詰め込んだあたりの話ですかね。
岡部さんもおっしゃられていた、リアルな部分への細かいこだわりを持ちながら、実際にはなかった(あるいはできなかった)部分をいい感じに混ぜているのがこの作品の良いところというのは、たしかにそうだなぁと共感してました。震電のエンジン音とか記録あったりするんか?
ただ、話がコアすぎて置いてけぼりとなってしまった時間帯もあって、もっと勉強しとけばよかったと思う反面、こんなコアな話をする場所なんだなと皆さんの知識の広さ、深さに感服してました。自分も岡部さんのように笑顔で隼の良さを語ったりしたいものです。
展示エリア「コトブキ資料館」
第三部終演から第四部開演までの間に、アリーナ立川立飛内に用意されている、コトブキ資料館に足を運びました。ここにはアニメの原画、コトブキの1年の歩み、作品に関するその他資料、ゲーム体験コーナーなど、広いスペースに数多くのコーナーが並んでました。
多くのコーナーがある中で自分の目を引いたのは、ズラッと並べられた等身大パネルの数々。魅力的なキャラが多いコトブキ飛行隊ですが、こうやって並べると壮観ですね。ロイグの身長が思ってた以上に大きくて、後ろのキャラクターをちゃんと写すにはなかなか角度が必要でした。
展示のひとつの目玉、立飛ホールディングスの敷地内で発掘された航空機用エンジン”ハ115″
隼二型に積まれていたと言われるエンジンで、実物をみるのは初めてでした。航空機のパーツひとつでこの大きさなのかと非常に驚きました。
二宮さんがトークショウのときにおっしゃっていたのは、プラモデルを作る人にとっては、細部が実際にどうなっていたかを実際に見る(知る)ことができ、今まで想像で補っていた部分が事実をもとに再現できる。歴史的にも非常に価値のあるものだ、ということをおっしゃられていましたね。
原画以外は写真撮影OKであり、帰ってからも確認ができるというなんとも親切なルール。これに甘えてこれでもかと写真を撮ってきました。
第四部「エースコンバット7×荒野のコトブキ飛行隊スペシャルトークショー!」
エースコンバットやったことないんやけど大丈夫かなと思いながら参加したトークショー。終わってみたらエースコンバットめっさやってみたい!という気持ちになってましたw
エースコンバット陣営の河野一聡さん、下元学さんと、コトブキの伊藤さんはけっこう親交があるようで、河野さんは伊藤さんの以前の上司、そして下元さんとは会社の同期とのこと。話をしている姿を見ると本当に仲がいいなこの人たちと感じるばかり。
エースコンバットからはサウンドチームからのアドバイスや、エースコンバットの塗装、格納庫のBGMなど数々協力を頂いているという中で、伊藤さんがお返しします!といって出てきたコラボがコトブキのエンブレムをエースコンバットの機体に載せるというもの。サンプル画像も出たけどなんかかわいいなというコメントも。これエースコンバットの世界観壊さない?(;・∀・)
そして内海さんのエースコンバット7VR公開プレイコーナー。現役パイロットが戦闘機のゲームをやってみるという内容で、実際の空に近い感覚を目指しているエースコンバットの河野さんは「監修を受けてるみたいで緊張する」といったコメントも。
機材トラブルでジョイスティックのコントローラーは使えず、通常のコントローラーになるという事態になるも、始まってみれば順調に敵機を落としていく内海さん。 内海さん自身は「期待しないでください」と言ってはいたものの、素人目に見てもうまいのがよく分かる。首をしきりに動かして周囲の警戒・索敵をする姿は戦闘機に乗るパイロットそのまま。無事ミッションをクリアしたあと内海さんの口からは、「戦闘機を乗っている感覚に非常に近い」といった開発側にとっても嬉しい言葉が出た。このコーナーを見ると本当にエースコンバットが欲しくなる、というか後日買いました(;´∀`)
エースコンバットの開発チームの支えもあると以前から知ってはいたものの、伊藤さんがつないだことで生まれたコトブキの細かなこだわりを思うと、伊藤さんだからこそ実現した作品なのかなと感じますね。
「荒野のコトブキ歌謡祭2020」
この日最後のイベント、荒野のコトブキ飛行隊の曲で彩るコトブキ歌謡祭
ザラ(山村響さん)とレオナ(瀬戸麻沙美さん)による開幕前の注意事項アナウンス(影ナレ)では、ザラがセリフを噛んでしまうというアクシデント、でも可愛い。
キリエ役の鈴代さんがあのパンケーキの歌を歌謡祭用にしたものを歌いながら登場し開演。ZAQさんによる「ソラフネ」が披露され、コトブキのメンバーが全員登場。瀬戸さんによる一気入魂の掛け声のあとにキャラソンが続いた。
チカ(富田美憂さん)によるポッピンヒーローは1番槍にふさわしく、会場を一気に盛り上げるパフォーマンス。「おじさんたち!」とあおり会場に更に熱を加えてた姿がとても印象的だった。合いの手の入れやすい曲ということもあり、会場の一体感も得られ最高でした( ゚∀゚)o彡°
続いてエンマ(幸村恵理さん)の Poison Dahlia は、とにかくかっこいい。マイクスタンドを使ったポージングもキマってて惚れそうでした。ただ、冷静になって考えてみるとエンマに「ダニども!」と言われて盛り上がる会場というシーンに笑いがこみ上げてくる(;´∀`)
そして、どんなふうにパフォーマンスするんだろうと不安と期待を抱いていたケイト(仲谷明香さん)の「沈黙的アナリスト」
合いの手があるわけでもなく、会場のみんなも曲に合わせてペンライトを振って盛り上げ方を模索している感じ。曲中、ケイトがつぶやく部分で「盛り上げるのは難しい」といったセリフに変えて話していたのが印象深い。難しいだろうなということを聞き手もわかっている、それでもなんとか一体となって応援したいといった気持ちもあったり、それでもステージでこの曲を聞けることがただただ嬉しい。
一度トークを挟んで始まったのはZAQさんによるゲームで使用されている曲の披露。しかも、ハルカゼ飛行隊、怪盗団アカツキ、ゲキテツ一家の楽曲をセルフカバー!これにはしびれました。実際は各キャラで歌われている楽曲をZAQさん1人でキャラの歌い分けをやってのけてる。作詞作曲をした本人とはいえ、このパフォーマンスには感謝感謝(=人=) 今後の楽曲にも期待が高まるばかり。
このあと予想外だったのが、エリート工業社歌を会場全員で歌うというもの。なんの知らせもなく突然曲が流れて会場も戸惑いの色を見せたものの、そこは優秀な隊員たち、歌いだし完璧でしたね(゚∀゚) ただ、2番以降はけっこうみんなあやふやみたいで、曲が進むにつれて音量が下がっていた気がするw まぁ自分も1番までしかはっきりとは覚えていないんですけどね(;゚∀゚)
ザラ(山本響さん)のセクシーな楽曲「 雪ぐ愛、同じ夜 」で会場は盛り上がるというよりは、ザラに釘付けになるというような雰囲気に。そしてレオナ(瀬戸麻沙美さん)とハイタッチをしながら交代し(このシーンが形容しがたいほどに良い)、「 Let it out 」を歌い上げる。レオナのうちに秘めた感情を描いた歌詞は、何度聞いても心に響き、レオナというキャラクターをより一層魅力的にしていると思う。ZAQさんすごい。。。
キャラクターソングのトリを飾ったのはキリエ(鈴代紗弓さん)の「 LIMITLESS∞DREAM 」
ザラ、レオナと、オトナな雰囲気に少し落ち着いた会場を今一度ヒートアップさせるような、必死で声を張り上げていたキリエはステージ上でとても輝いて見えた。
すべてのキャラソンに「飛ぶ」というワードがありながら、どういった気持ちを持って飛ぶのか、というメッセージが込められており、6曲合わせて一つの楽曲なのかもしれないと自分は考えてたりしてます。
ZAQさん含めた7人全員が再度ステージ上に登場し、「翼を持つ者たち」を歌ったあとメンバーそれぞれ隊員へのメッセージで、 幸村さん、鈴代さんが涙ながらにコメントしてたのは目頭が熱くなりました。1年前からは想像もつかないくらいのファンの広がりを見せ、大きなイベントまで開催できるという状況が、出演者側からすると本当に夢のようなことなんだろうなと感じた。
「 太陽が呼んだ虹 」を最後に熱唱し歌謡祭は幕を閉じ、同時に1日に渡るコトブキのイベントが終演となりました。
おわりに
この日は非常に濃い1日で、改めてこうやって書き出しては見ましたが、おそらく拾いきれていないことがあり、もっとあんなことやこんなこともあったとあとになって思い出したりするんだろうなと思います。サイトの構築し始めという状態だったので、まずサイトの補強をしていたらイベントから記事の投稿までに1週間ほど経過していて、実際とは異なる形で記憶している内容もあるのかなと。
ただそれでも、とても楽しい1日であったということ、荒野のコトブキ飛行隊というコンテンツに出会えてよかったと感じたこの日の気持ちはしっかりと覚えておきたい。
以下は紹介しきれなかった画像たち