まえがき
同盟間対戦の新規イベントとして始まった大争奪戦ですが、初回終了後は開発側で見直しが入るほどにプレイヤーの不満を集めてしまい、なんとも残念な形となってしまった。特に、空いた時間に手軽にプレイできるという点に魅力を感じていたプレイヤーから拘束時間が長いという不満が多かったように見受けられる。個人的には同盟内のやり取りが活発になって楽しかったです。
以前の大争奪戦についての記事はこちらになりますので興味があれば御覧ください
あれから4ヶ月近く経った2020年6月、一部仕様を変更した形で大争奪戦が再開された!自分は6/6 22時の枠で参加したので、このときの内容も踏まえつつどのように戦うかについて考えていこうと思う
前提
考察するにあたり以下の状態を前提として話をすすめる。これらに沿わない状況の場合は参考程度に見ていただければと思います。
- 所属同盟には25~30名が所属しておりその9割ほどがアクティブアカウント
- 対戦相手となる他の2同盟が結託していない
- 同盟内のやり取りはゲーム中の掲示板のみ
また、同盟内で高い統率が取れている場合(状況別で戦闘方針が詳細に決められているなど)は以降に書かれている内容が適切ではない可能性がありますのでご注意ください
結論
テキスト読むのしんどいよという方向けに、個人的な戦い方の結論を先に箇条書きにしておくので、ここだけ読んでもらっても大丈夫です。このように考えた経緯も知りたいという方はそのまま読み進めてください。
- 参加人数をできるだけ揃える
- AP, CPは積極的に消費していく
- イベント終了11分前に防衛拠点を落とす
- 防衛拠点有利色より中継拠点有利色を優先して編成を組む
- 相手同盟の中継拠点と隣接する自同盟の中継拠点に積極的に編成配置をする(NPCをできるだけ戦わせない)
仕様の変更内容について
前回の仕様と比較して異なる点で、戦い方にに大きく影響がありそうな点は以下の通り
項目 | 初回時の仕様 | 新仕様 |
イベント開催期間 | 36時間 | 1時間 |
AP回復間隔・回復量 | 6時間毎に+30 | 5分毎に+15 |
AP初期値 | 30 | 15 |
AP最大値 | 60 | 75 |
中継拠点の準備中時間 | 30分 | 1分 |
防衛拠点の準備中時間 | 60分 | 10分 |
中継地点の獲得争奪ポイント | 1500ポイント | 1000ポイント |
防衛拠点の獲得争奪ポイント | 10000ポイント | 7500ポイント |
また、中継拠点に出撃する際にAPを30消費してすべての色のパイロットに能力上昇効果50%を付与する”ブースト”を使用することができます(もともとの有利色能力上昇効果は重複しない)。どうしても倒せそうにない空域がある場合はブーストを使用して挑むといったことが可能となる。これは育成が間に合っていないプレイヤーへの救済措置と考えられるので、使用しないで済むならそれに越したことはない
大争奪戦の争奪ポイントについて整理
前回の記事と同様に、まずは大争奪戦の勝利条件となる争奪ポイントについて整理する
勝利条件について
3同盟と争う大争奪戦は争奪ポイントによって同盟の順位が決められる。この争奪ポイントが変動するタイミングは以下の2つある。
- プレイヤーの行動による争奪ポイントの加算
- 拠点獲得による争奪ポイントの移動
この2種の争奪ポイントの合計で相手同盟を上回ることができれば見事1位を獲得することができる。1. のポイントについては自動目以内でコントロールできる範囲では約54,000ポイント得ることはでき、ここまで獲得することは非常に困難であるものの、自同盟からの攻撃で8割勝つようにいどめば 43,200 ポイントは十分に狙える
また、拠点獲得による争奪ポイントはすべての拠点を確保した場合、初期ポイントに加えて54,000ポイント獲得できる。この内半分以上(3,0000ポイント)を4つの防衛拠点のポイントが占めるため、防衛拠点を確保した状態でいかにしてゲーム終了に持ち込むかというのが戦略のポイントとなる
プレイヤーの行動による争奪ポイントについて
プレイヤーの行動による争奪ポイントは、以下のような3種のポイントが合算されたもの
- 自同盟のAP消費の行動により獲得できるポイントは多くて約54,700ポイント
- 自同盟の編成配置により獲得できるポイントは最大で750ポイント
- 相手同盟の行動により獲得できるポイントは多くて54,000ポイント
相手同盟の行動については制御ができないため、自同盟のAP消費による行動でできるだけ負けないように振る舞うというのがセオリーになってくるだろう。同盟内で強いプレイヤーは、相手同盟の中でも強い相手をできるだけ倒し、他のメンバーが倒しやすい相手を残してあげることで、同盟全体の争奪ポイントの向上が見込める
以下は数値の根拠であるが、未確認の部分もあるため正しい数値と異なるかもしれません
1プレイヤーあたり獲得できるAPは最大180, 30名で5,400 初期値30 + 5分毎に15 × 11回 = 180 すべての中継拠点出撃で勝利した場合に獲得できる争奪ポイント 5400AP ÷ 10(1回あたりの消費AP) × 100ポイント = 54000ポイント 相手同盟の防衛拠点への出撃で獲得できる争奪ポイント(1度にすべて撃墜した場合) (100ポイント + 42(撃墜数) × 2ポイント) × 4 = 736ポイント 自同盟で配置が可能な編成数 30人 × 5編成 = 150編成 配置により獲得できるポイントの最大値は 150編成 × 5ポイント = 750ポイント 相手同盟からの攻撃に対してすべて相手が敗北となった場合 5400AP × 2チーム ÷ 10(1回あたりの消費AP) × 50ポイント = 54000ポイント ただし、自同盟の攻撃がすべて勝利とするためには 相手同盟に中継拠点を取り返してもらわないと攻撃対象がなくなるため 相手同盟の攻撃がすべて敗北となることはありえない 一度確保した相手同盟の防衛拠点を相手同盟に取り返され 再度取り返す場合に加算される撃墜数によるポイントは複雑になるため今は考えない 自同盟の防衛拠点の防衛により得られるポイントについて今回は攻撃されなかったとして計算しない NPCの自動配置によりポイントが発生しないものとしている 配置の変更のたびにポイントが発生しないものとしている
拠点獲得による争奪ポイントの移動について
プレイヤーの行動によって得られる争奪ポイントの加算とは異なり、相手同盟拠点の確保はポイントの移動となるため、相手の争奪ポイントを減らす事ができる。また、1拠点あたりのポイント変動が大きいため、ゲーム終了時にどのように拠点を確保した状態にするかが重要になる
特に、防衛拠点は1つで7中継拠点を超える点数が移動するため、相手同盟の防衛拠点を、ゲーム終了時にいかにして確保するかが大争奪戦の大きなポイントとなる
仮に、相手同盟のすべての拠点を確保できた場合のポイントは54,000ポイントとなる
24中継拠点 × 1,000ポイント = 24,000ポイント 4防衛拠点 × 7,500ポイント = 30,000ポイント
参加人数をできるだけ揃える
言うまでもないことではあるが参加人数は多いほど同盟内で活用できるAPが増えるため当然有利となる。3同盟がすべてのAPを使い切り、すべての出撃で勝利したと仮定すると、プレイヤーの行動による争奪ポイントは参加人数が多い方が高くなる。
また、操作する人数が少ないと、空域への編成配置を行うプレイヤーが偏ってしまい、CPの消費が偏るといったデメリットもある。防衛拠点を攻めたいときにCPがたりなくて攻められないといった状況が生まれやすい。
AP, CPは積極的に消費していく
これは2020年6月6日に実際にプレイしたことでわかったことではあるが、同じ同盟内のプレイヤーの中には様子見をしているうちに戦況が目まぐるしく変わり、APを消費しきれなかったという声をイベント終了後に聞いた。かく言う自分も、APは消費しきっていたものの、CPは100以上余らせてしまう状態となっていた。
AP の最大値を超えてしまいそうになった場合は、どの中継地点でも良いので勝てそうな空域に出撃させて消費しておこう。APを消費できなかった場合、1APあたり10ポイント分の損失が発生すると考えよう。
CPは防衛拠点での挑戦待機時間リセットに積極的に使えおう
CPについては、防衛拠点を落とすために積極的に消費することをおすすめしたい。CPの利用用途としては以下の2つ
- 防衛配備(10CP)
- 防衛拠点での挑戦待機時間リセット(30CP)
CPは仕様上、よく攻められる(中継拠点で狙われる)プレイヤーに多く集まる傾向がある。再配置も多く発生するとは思うが、それよりも防衛拠点での挑戦待機時間リセットに活用するのが良いだろう。防衛拠点を確保できれば中継拠点7つ分以上のポイントが稼ぐことができる。そのため、中継拠点への配置を後回しにしてでも防衛拠点を落とすためにCPを使っていこう。
イベント終了11分前に防衛拠点を落とす
7,500ポイントが変動する防衛拠点は、イベント終了時には1つでも多く確保した状態でイベント終了を迎えたい。そのためには、イベント終了間際に相手同盟が防衛拠点を攻撃できない状態にすればよい。防衛拠点のステータスの中で、相手同盟からの攻撃を受けない時間帯「準備中」があるので、これを最大限利用する。
防衛拠点を確保したあと10分は準備中のステータスとなり、相手同盟からの攻撃を受け付けない状態となる。イベント終了の11分前に確保することができれば、防衛拠点はほぼ確実に確保した同盟のものとなる
注意したい点として、拠点の状態が「準備中」の場合、獲得争奪ポイントの加算対象外となるため、イベント終了10分前以降に確保してしまうと防衛拠点のポイントは手に入れられない。相手のポイントを下げるという意味では有効なので悪くはないが、できれば自同盟のポイントとするためにも11分前には確保しておきたい
同様に、中継拠点も確保したあと60秒の準備中ステータスがあり相手同盟からの攻撃は受けないので、イベント終了の2分前に確保することでポイントに繋げやすくなる
当然、相手同盟も同様のことを狙ってくるはずなので、防衛拠点に隣接する中継拠点、防衛拠点までの経路は重要な攻撃・防衛のポイントになる
中継拠点有利色を優先して育成する
編成において悩まされるポイントとしては、中継拠点と防衛拠点の有利色、5編成の戦力配分になるかと思います。相手同盟との交戦によりポイントが入るということを考えると、中継拠点有利色のキャラクターを優先的に育成するのをおすすめします
また戦力配分ですが、分散させるよりは防衛として強力な編成を1つ用意するほうが効果的と思います。倒しにくい編成が1つあれば相手はブーストを使わざるを得なくなり、APを消費させることに繋がります。また、相手を倒した場合の争奪ポイントも期待できるでしょう。
相手同盟の中継拠点と隣接する自同盟の中継拠点に積極的に編成配置をする(NPCをできるだけ戦わせない)
上の話と重複しますが、中継拠点の有利色を考慮した編成を用意したら、積極的に相手同盟の中継拠点に隣接する自同盟の中継拠点に配置していきましょう。
相手同盟からの攻撃でたとえ敗北したとしても、争奪ポイントは加算されます。NPCが配置されていた場合、自同盟の合計には争奪ポイントが入るかもしれないですが、個人の争奪ポイントには加算されません。任務や同盟内貢献度ランキングと言った仕組みもあるので、できるだけ配置をおこない、争奪ポイントを獲得しておくと良いと思います。
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終わりに
自分も手探りの状態ではあるので、数値など記載内容に誤りがあるかもしれません。もし気づいたことなどありましたら Twitter などでお伝えいただけますと助かります。ここまで読み進めてくださった方、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。ここから先はまた個人的感想についてつらつらと書きます。
密な1時間でした
指定の1時間のみのイベントということもあり、始まる10分前くらいからそわそわしていました。自分は役に立てるだろうか、相手はどれぐらい強いのだろうか、そんな事を考えつつルールを何度も見返したりしていたかと思います。
そしていざ始まってみると、目まぐるしく戦況が変わっていき、自同盟のリーダーも状況把握と指示を出すことにとても苦労していたように感じました。自分もただ待つだけではAPが無駄になってしまうので、攻め落とされたところをすぐに取り返したり、相手防衛拠点までの経路になりそうな中継拠点を攻めたりしていましたが、負けると相手に多くポイントが入ると考えてしまうと、緑で染まった相手に挑むことを避けてしまい味方に負担をかけていたんだろうなと今では思います。
大争奪戦の結果としてはお相手に常に押し込まれる形となり、今はまだ集計中ですが3位になるものと思います。終了間際に防衛拠点が落とされるかどうかが本当に鍵になりますね。
チャットが普段よりも活発になり、同盟内での一体感がより高まったと感じていますが、参加できなかった場合は同盟に負担をかけてしまったなとネガティブに考えてしまうかもしれません。今後もできるだけ参加できるようにスケジュール管理していきたい所存です。
次回の大争奪戦もすぐにやってくるので、今のうちに有利色のキャラクターを一人でも多く育成しておかなければ!
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