内容について深く書くつもりはないですが、ネタバレをみたくないという方はご注意ください。
この作品を知ったのは、漫画アプリで見たのがきっかけ。映画作品があることはそのアプリ内で知ったと思う。絵が綺麗で映像としていずれ観てみたいなと思いウォッチリストに入れてあった。
学生の男女が別世界から来た人と関わり世界(この作品では京都)の異変に巻き込まれるといったSFのテンプレート的な内容ではあるけれど、好きな人を救いたいというシンプルな行動原理を軸に、複雑な世界観をできるだけシンプルに理解できるように描いているような気がする。小難しい原理とかは観ている人に意識させず、こういうものなんだなといい塩梅で各説明をとどめているように感じる。この辺のバランスがいい作品なのかなと思う。
また、この作品が自分にとっていいなと感じるポイントとして、ヒロインが可愛い。自分の好みに近いキャラクターというのがある。文学少女いいよね。学生のときは部活動ばっかりでそこまで本を読んでいたわけではないが、趣味の本を通じて知り合って関係を築いていくという過程に憧れを抱いていたりします。
映像で使用されているエフェクトや世界観について考えていると、ふと「サマーウォーズ」の映画を思い出した。作品のイメージとしては近しいのかなと個人的に感じている。「サマーウォーズ」が好きだという人はこの作品も面白いと感じるのではないかと思う。
「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」この宣伝文句が何を示すのか、確かめてみたいと思いませんか?深い映画とまでは自分は言いませんが、そこまで負荷なくさらっと観られる映画だと思います。