「木炭焙煎 珈琲豆 飲み比べ セット」を飲みきり、他のコーヒー豆を試します。取り出しましたコーヒー豆は「木炭焙煎 珈琲豆 飲み比べ セット」と同時期に購入していた「ヤマフクコーヒー ペルー・マチュピチュ(中浅煎り)」です。
消費期限としては 2022.07.23 となっておりますが、焙煎してからあまり時間をおかないほうが良いといった話もきくので、購入してからしばらく経っていることが少し心配しています。念のためこの袋の状態で冷蔵庫に入れてはいましたが、保存方法としてよいのかどうかは自分もはっきりしません。袋を開けて、香りをかいでみましたが、変な匂いというのは特になく、コーヒー豆の芳しい香りが広がります。この段階で、それほど特徴的な香りを持っているような印象は持っていないです。袋から開けて、キャニスターに音を立てて注ぐ瞬間って何故か楽しくなってしまいます。
この量で150gあるそうなのですが、最近の自分は1日に2杯飲むので、40gを1日に消費しています。つまり4日もあれば消費しきってしまうんですよね。飲み過ぎかなぁ。
お湯を沸かしている間に分量を計って、静電気対策をした状態でコーヒー豆を挽き、今回はここで茶こしを使ってみました。以前ブログのコメントでも頂いていたアドバイスなのですが、茶こしによって微粉を落とすことで味わいがよりクリアになるとのこと。お家にある茶こしを使って、実際に微粉を落としてみました。あまり落としすぎると全体の粉の分量が減りすぎてしまうので、トントントンと数回叩いて落とす程度に留めます。
微粉を落としたコーヒーの粉をドリッパーに移し、沸かしたお湯でマグカップを温めます。そしてお湯をコーヒーポットに移すのですが、今までは一度計量カップで量り移していたのを、今回は直接コーヒーポットに移します。前回の動画のコメントでもありましたが、今回はドリップをしながら量を量るようにしてみます。ドリップ時に電子はかりにのせて重さをはかりながら、お湯をコーヒーポットからドリッパーに淹れるイメージです。また、コーヒーポットに移したお湯の温度を料理用の温度計を使って量ります。92度程度の温度であることを確認し、ドリップしていきます。
まずはコーヒーの粉が浸るぐらい、40gほどでしょうか、お湯を入れて40秒待ちます。そして60gほどのお湯を注いで待ち、次に100gほど注いで待ち、最後に100gほどそそいで、ドリッパーを外します。このあたりの分量の配分は他の資料を参考にしたつもりではいますが、実際にやって見ると気づいたときに超えてるといったことがあり、感覚を掴むことがすぐには出来なかった。
そして出来上がったコーヒーはどうかというと、立ち上る香りにはほのかにですが、フルーツのような甘さを感じさせるような香りがするような気がします。なんとも言葉で表現することが難しいですね。そして味ですが、酸味、苦味、ともに感じるのですがどちらも大きく主張せず、いい塩梅でバランスが取れた風味を感じます。舌に長く残るような後味もさほどなく、どちらかといえばスッキリという表現が合うのかもしれません。もしくはキレがあるというのでしょうか。いっけん濃度が薄いような印象を与えながら、しっかりとした風味がすっと舌に馴染んでくる、そしてじんわりと酸味、苦味を味わったあと、雑味を残さずすっと引いていく。これもまた面白い味わいです。感覚の表現を試されているようでなんとも歯痒い気持ちもありますが、これまでのコーヒー豆とはまた違った風味を楽しませてくれます。
なんというか、今の自分のコーヒーに対する感覚では、まだこの豆の良さを理解できていない、そんなふうにすら感じます。とても良いものを味わっているのにその味の良さがわからず飲み干しているような、そんな感覚。もっとたくさん味を知り、知識を得た状態で、改めてこのコーヒー豆を味わってみたいなと思います。