最近は100gだとすぐになくなるなと感じています。前回と同じく、HARUSORA で購入したコーヒー豆を使用しました。その名も「スイートベリー」、名前からしてもすでに甘い香りがしてきそう。この豆も中浅煎り(ミディアムロースト)でお願いしました。
まず初めて淹れてみた感想ですが、前回のデンカラムナチュラル同様、中浅煎りということもあり酸味の強さがやはり強い印象を残しますね。そして時間経過とともにその酸味は強くなり、なかなか飲みづらいものになります。酸味の強いコーヒー豆というのは、やはりいつも通りに淹れようとすると、なかなかおいしくできないものだなと考えさせられます。
また、コーヒー豆の硬さなんですが、浅煎りのほうが硬いとデンカラムナチュラルを入れる際に知っていたわけですが、このスウィートベリーの豆は思っていたよりも固くはなかったですね。ゴリゴリと軽快にハンドミルのハンドルが回ってました。
Youtube などに上がっているドリップに関する動画を見ながら、いろいろと試行錯誤して、自分の中で良さそうだと思ったレシピは以下の通り。
- odajun が思う「HARUSORA Coffee スウィートベリー」を美味しく淹れるレシピ
- 豆の量:20g
- 豆の引き方:細か目
- お湯の温度:92度程度
- 抽出器具: 金属製のドリッパー
- ドリップするとき
- 蒸らし
- お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて50秒程度、お湯の量は50g
- さっとお湯を入れる
- 2回目
- お湯の量は70g(計120g)で30秒(計1分20秒)ほどで入れる
- さっとお湯を入れる
- お湯を入れ終わったら軽くドリッパーを揺すって、ドリッパー内のコーヒーの粉とお湯を混ぜる
- 3回目
- お湯の量は160g(計280g)で50秒(計2分10秒)ほどで入れる
- さっとお湯を入れる
- お湯を入れ終わったら軽くドリッパーを揺すって、ドリッパー内のコーヒーの粉とお湯を混ぜる
- 50秒(計3分)ほど抽出を待つ
- ドリッパーのお湯を落とし切る
- 蒸らし
時間をかけてじっくり抽出したりすると酸味が強くなる感覚があったので、酸味以外の部分をできるだけ引き出すようなレシピになっていると思います。100gで試せる範囲なので、まだまだ改良の余地はありそう。
まずドリッパーなんですが、紙のフィルターを使用したときと比べると、どうしても酸味以外の成分が引き出しきれず、酸味によって隠れてしまうような印象を持ちました。そのため、金属製のドリッパーを使用して、少しでも豆本来の甘みといった成分を抽出しようとしています。同時に、金属製のドリッパーのほうが早くお湯が落ちるため、早めに落としきりたい場合は紙よりも向いていると考えました。全体的にさっとお湯を入れ、3分以内に抽出が終わるようなレシピにすることで、酸味を含んだコクを引き出すよりも、よりクリアな味わいになるようにし、酸味が気持ちの良い程度に収まるようにしています。さっとお湯を入れると同時に、何度かドリッパーを揺すって撹拌ドリップをさせているのは、少しでもコーヒーの成分がお湯に溶け出るように促すためです。後半に抽出されるものはさほど雑味があるようには感じなかったので、最後までドリップしてお湯を落とし切るようにしています。
こうして淹れたコーヒーは、酸味とともにほんのりと甘みを感じられ、紅茶のようなスッキリとした味わいになりました。コーヒーではあるのですが、ぐいっと一気に飲み干してしまいそうな、そんな飲みやすさがあります。チョコのような甘みとは違い、茶葉を彷彿とさせるような、上品な甘みを感じられると思います。お昼時にリラックスしたい時に飲むコーヒーとして向いていそうです。