上越国際スキー場に行ったよ part2

 前回のブログの続きになります。上越国際スキー場に行って、お昼休憩をとったところからですね。

 フォレストゾーンにあるレストラン・ホルンにて、窓辺の席でポトフに舌鼓を打っていると、窓から見える雪の斜面を滑る人、転倒する人が徐々に増えていきました。宿泊先のホテルグリーンプラザ上越から遅れて出発した人たちや、自分が乗った新幹線よりも何本か遅い便で来た人たちが集まってきているようです。フォレストゾーンはなかなか滑りがいがあったのですが、山奥過ぎてすこし景色を楽しむにも木々しかないという状態だったので、早々にパラレルゾーンに戻ることにしました。パラレルゾーンとフォレストゾーンをつなぐリフトは、14時頃に止まってしまうという時間制限もあり、あまり遅くなると渋滞しそうだなという心配もありました。そしてゾーン間の移動は再度リフトに揺られる必要があり、腹ごしらえをした直後ということもあって少し眠くなってたりしました。

 花粉症の人にはつらいだろうなと感じる杉林の間を、リフトがゆっくりと進んでパラレルゾーンに戻ってきます。パラレルゾーンはまだ、フォレストゾーンに行くために通るコースしか滑っていないので、パラレルゾーンのコースを何度かすべってみることにしました。

 まずはパノラマ第3ゲレンデの尾根コース。滑り初めて右寄りに進んだ先のコースは、山々の尾根に沿ってコースが用意されており、コースの両サイドが崖のように急斜面になっており、そして前方も遠くまで遮るものがなく、パノラマという名前の通り広範囲に渡ってすばらしい景観を楽しむことが出来ます。この日は曇だったので比較的見通しは悪い方ではあるのですが、それでもこの景色はなかなか見応えがありました。雲の上を滑っていると表現しても良さそうな、そんな幻想的な景色でした。滑り降りるにつれて合流地点がいくつかあり、そのたびに人が増えていきます。しかしコース幅は狭いままなので、人を避けて滑らなければならない状況に苦労させられました。この景色を目当てに、初心者ぐらいの人もけっこうパラレルゾーンまでやってくるので、コースの中央で2, 3人のボーダーが横に並んで座っている、というのもざらにあります。座っているとたまに上から視認できなかったりするので、なかなか怖かったですね。

 今一度パラレルゾーンの上方までリフトで登り、次は同じスタート地点から少し滑り降りたところを左に入っていくコースを滑ってみました。最初滑り降りたときに、この左に入っていくルートに気づかず、先に滑り降りる人が左に消えていくのが見えたことで気づくことが出来ましたね。リフトで登っているときに、このコースはどこから入るんだ?と疑問に思っていました。何しろ入口となるルートがとても狭く、進んだ先で少し渋滞したような状態になってました。加えて、自分の直前を小学生ぐらいのお子さんが滑っており、接触しようものならどんなことを言われるかという恐怖心から、追い抜くタイミングをしばらくうかがっていました。最初は木々に両側を覆われた細いコースを下るのですが、カーブを抜けた先で突然視界がひらけ、コース幅も大きく広がります。直前の混雑が嘘のように悠々と滑ることができ、前方には遠くまで伸びる景色を楽しむことが出来ました。まっすぐと滑り降りていることもあってか、すぐに合流地点となり、道幅も狭くなって人も多くなる。パノラマゾーンは名前の通り景色が素晴らしいのですが、全体的にコース幅が狭いのが難点ですね。

 パノラマゾーンに人が集まってきたので、マザーズゾーンに戻ってきました。パノラマゾーンに向かうとき、天気は霧雨といった雲が多くかかっていた状態でしたが、パノラマゾーンからマザーズソーンに帰ってきたときには天気が回復しており、雲の隙間から青空が見え、日差しも差し込み遠くを見通せる状態でした。しかし雪面が雨によってシャーベットのようになっていたことと、人が多く思うようなコースどりやスピードですべれなかったことにより、滑りながら景色を楽しむ余裕はなかった。

 一度下まで滑り降りてから、最初に滑った長嶺ゲレンデで改めて滑ります。朝は見通しも悪かったのですが、時間が経過するごとに天気予報通り晴れてきて、非常に見通しが良くなりました。合わせて人も増えているんですが、そこそこ幅もあるコースではあるので、滑りやすいコースになっています。コースの終盤は少し急になっていますが、その先が平坦で広いスペースとなっているため、速度を出してもゆっくりとスピードを落とすことができる。

 上越国際スキー場の下から登るリフトは3種あり、2種は長嶺ゲレンデのコースを滑るポイントで降りるものになるんですが、もうひとつは美奈ゲレンデまで続く高速リフト。午前中はこのリフトで降りた場所からパノラマゾーンに続くリフトに乗ったのですが、今回は美奈ゲレンデを滑ってみます。長峰ゲレンデよりも高い位置になるので、景色はより雄大になるのですが、この中級者コースは他の中級者コースと比べると傾斜が急で、さらにほぼ緩むタイミングがありません。そのため、速度コントロールができないと、自身の制御できない速度がでてしまい、バランスを崩せば派手に転倒してしまうことが予想されます。何度か滑ってはみたんですが、めちゃくちゃ転倒しましたね。怪我こそなかったものの、自分にとっては1つの難所となっていました。人がいないのでこのコースを悠々と滑れれば、繰り返しここを滑ろうかとも思ったんですけどね。スピードに慣れるため数回やってみはしたんですが、疲労による転倒が怖くて、3回ほどで他のコースに行ってしまいましたね。

 さて、上越国際スキー場での目的の一つとして、ナイター営業もしているのでどんな感じなのかを体験してみたい、というものがありました。そのために宿泊のプランにし、リフト券も2日分のものを用意しています。フォレストゾーンまでいって、パノラマゾーンを滑って、マザーズソーンに帰ってくる。一通りコースを滑ったところで時間は15時。ナイターを18時とすると、まだ3時間もの時間がありました。いったん休憩を挟んで15時半くらいから、マザーズソーンのコースをひたすら周回するというのをしていた。フォレストゾーンやパノラマゾーンで再度滑るというのは、リフトの営業時間の都合上できませんでした。ゾーン間を移動するリフトは、フォレストゾーンに入るところは14時頃、パノラマゾーンに入るところは15時半頃に停止してしまうのです。そのため、この段階で滑れる場所がマザーズソーンしかなく、さらに17時頃になると、美奈ゲレンデに続く高速リフトも営業を停止してしまい、滑れる場所は長嶺ゲレンデのコースのみとなりました。同じコースをぐるぐると周回していると、トレーニングをしているような感覚になります。ちなみに17時頃のお空の状態は画像のように、まだまだ日が沈む気配がありません。そしてこの段階で股関節に若干の違和感を感じ始め、ナイターまで身体がもつのかという心配も湧いてきました。

またまた長くなったのでさらに分けます。