odajun はレベルアップした。
レッスンするクラスがひとつ上のクラスになったと連絡を受けてから約一ヶ月。今日初めて、上がったクラスでのレッスンがあった。球出しの練習はこれまでとさほど大きくは変わらず、それでも全体の回転は速いように感じた。少し間が空いたということもあり、自分は感覚を取り戻すことに専念。あまり良い返球ができていなかったと思う。
そして30分ほど基礎練習をしたあと、ラリーの練習に移った。この練習でクラスの違いというのを実感させられる。これまでのクラスであれば、ゆっくりとしたボールでも返球ミスがあったり、少し早い打球を返せば打ち返されるということも少なかった。しかし上がった先のクラスの人は、さほど打球が速いわけではないものの、確実に繋いでくる。比較的ミスが少なく、人によってはゆったりとした返球でコースをついてくる。1回のラリーが長くなり、思いの外走らされる。同時にレッスンを受けていた人数は8人と、比較的多い状態なので、以前のクラスだと体力に余裕を持たせて終わることができたのだが、このクラスではそうもいかないらしい。ラリーの練習でコーチと打ち合うタイミングがあるのだが、コーチが自分の返球でミスをすることはほぼなく、そして打球の威力も比較的強め。食らいつくことはできるが、まともな体勢で返球できることが少ない。走らされた結果体力がなくなってきて、足が重くなり、更に体勢が崩れる。コーチとのラリーでへとへとになった後、以下のようなワンポイントアドバイスを貰いただいた。
「打つときのフォームの速度が常に一定にみえる。全体のラケットのフリの速度を上げる必要はないが、ボールがラケットに当たるあたりから速度を上げることができれば、より鋭い返球ができそうだ」
これまで受けたことがない指摘だったので驚いた。というかそれ以前にもっと言いたいことがあるんじゃないかとか思ってた。今日はあまりストロークの調子が良くなかったので、自分の番でラリーがあまり続かないということがあり、精神的に追い込まれてさらに萎縮してミスを連発するといった悪循環に陥っていた。
ボレーのときに印象的だったのは、全体的にボールに威力のある人達だったので、あてるだけでそれなりの速度で相手のコートの深い位置に返すことができた。以前のクラスだと、返球に威力がないため、自分から強く叩かないといけなかった。これが自分は苦手で、ボレーはずっと苦手としていた。しかしこのクラスなら、自分から強く叩く必要がないため、むしろやりやすいのかもしれないと感じ始めている。まぁ体力不足で一歩目が遅れるとそもそもとれない速度のものが多くなるので、そこはなんとか徐々についていけるようにしていきたい。
ラリーの練習が終わって軽くサーブ練習があって、ダブルスのゲーム形式の練習になった。最初のゲームで自分がサーブを担当したのだが、サーブが安定しない上にストロークも1日を通していまいち。サーブを失敗するとゲームの練習はどうなるか、ゲームの練習ではなくもはやサーブ練習となりコートにいる他の人はほぼ棒立ちで終わってしまうのだ。1ゲームをあっさりと取られて交代となり、いたたまれない気持ちになりながらベンチに戻る。精神状態があまりにもよろしくないので、たぶん下のクラスでラリーをしていたときよりも調子を崩していたと思う。しかしこの後、再度自分に順番が回ってきたとき、少し変化がみられた。サーブの調子が戻ってきたのだ。上のクラスに上がったといっても、今日同じ時間帯にレッスンを受けている人たちはさほどサーブのボールスピードはない。調子が良ければ自分のほうがサーブのスピードは早く、それがコースに決まればほぼエースといった状態だった。サーブを返されると安定しないストロークによってポイントは取られるものの、サーブで取り返すといった展開になった。他の人から「初めてのクラスで本気を出していなかったのかい?」などと聞かれる始末。いえいえ本人はいっぱいいっぱいです。
ゲーム形式の終盤。順番の妙で、たまたまサーブが多い番目で、他の人達が2回程度しかサーブ権を持った状態でゲーム練習をしていないのに対して、自分には4回ほどまわってきた。そしてラストゲームでも何故かサーブは自分。加えて、なんかコートの隣に子供の見物客が多い。次の時間帯はキッズ向けのレッスンがあるようで、自分たちのレッスンが始まる前にきちんと集まっている偉い子どもたちの視線が怖い。たぶんこの子達のほうが自分よりうまいんじゃないかなぁとか、ミスしたら遠慮なしに笑われそうとか、妙なプレッシャーを感じていた。そんな中で放ったサーブはなんとかダブルフォルトをすることはなかったが、ストロークがダメダメだった。チャンスボールでラケットのフレームに当ててしまいミスショットとなりゲーム終了、同時に練習も終了。
新しいクラスでの初陣はなかなか精神に来るものでした。まぁひと月近く空いたという言い訳をしておいて、回数を重ねる中で徐々にこのクラスでも安定してラリーできるようにしたいものですね。