ハンドドリップコーヒーをはじめてこれまで、シングルオリジンを中心にいろいろと試してきました。豆選びで楽しめる風味の幅の広さというのを体感し、コーヒーの奥深さを思い知らされたものです。そして同時に思うのは、豆だけでこれだけバリエーションが有るなら、ブレンドというものはさらに無限の可能性があるのでは?という疑問。沼ですねこれは。無限に広がるブレンドという可能性。お店毎に限らず、シーズンごとにさまざまなブレンドが提供されています。最初はブレンドの良し悪しといったものがわからない状態でしたが、今は多少なりとも豆の特徴を知っているので「このブレンドはこの地域の豆のブレンドなのかな?」といった考えもできるかもしれません。クイズのように楽しむのもいいかもしれませんし、こういった思考そのものを楽しむのも楽しそうです。ワクワクがとまりません。
旅先で見つけた喫茶店のブレンドというのもいいですが、今回は近場にある南蛮屋のバレンタインブレンドを試してみます。特定の時期限定のもの。甘いのか苦いのか、バレンタインというワードからはどちらでも連想できそうです。
- 2/18 に南蛮屋のバレンタインブレンドを入れたときのレシピ
- 豆の量:20.2
- 豆の挽き方:中挽き
- お湯の温度:83度
- 抽出器具:kalitaの陶器の台形のドリッパー
- ドリップするとき
- 蒸らし
- お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて30秒
- お湯の量は30g
- 2回目
- 中心から小さい円を描くように50秒(計1分20秒)ほどかけて80g(計110g)のお湯を入れる
- 10秒待つ(計1分30秒)
- 3回目
- 中心から小さい円を描くように30秒(計2分)ほどかけて80g(計190g)のお湯を入れる
- 5秒待つ(計2分5秒)
- 4回目
- 中心から小さい円を描くように20秒(計2分25秒)ほどかけて80g(計270g)のお湯を淹れる
- 10秒(計2分35秒)待ちドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる
- 蒸らし
少し最初に時間をかけすぎたかもしれない、香りはほんのりスモーキーさを残し、風味としてはコクのある苦味というのが特徴的ですね。チョコなど甘いものと合わせるのがいいのかもしれません。ただ、コーヒー単体の中にほんのりと甘みににた風味といいますか、ビターチョコを思わせる、甘みの残り香のようなものもあるように思います。まろやかさというのが近いでしょうか。単なる苦味だけにとどまらない風味をほんのりと感じます。おそらく甘いものと一緒に飲んでいると、苦味が際立ち調和を取るのに対し、単体で味わうとコーヒーの中にある甘みに気づく、そんな楽しみ方の違いがあるのかもしれません。
まぁ、バレンタインに甘いものを食べれるといいんですけどね。