「ゼロ・グラビティ」をみたよ

 prime video(アマプラ) で映画「ゼロ・グラビティ」をみたので、感想とかを書いていきます。ネタバレを含むので、まだみてないよという人はご注意ください。

 アマプラに入ってみれる映画を漁って、ウォッチリストに放り込んだ作品のひとつ。話題になった当初、気にはなっていたものの観に行く機会を持てず見送ってた。アマプラで見れてとても嬉しい。

 宇宙を漂流するといった内容だと伺っていたものの、宇宙の漂流を2時間近くも描くものがあるのか?過去の回想をずっと描くとかではないよね?といったちょっと懐疑的な気持ちを観る前は抱いていた。しかし実際に見てみると、人工衛星が連鎖的に破壊され宇宙ゴミが降り注ぐ危機的な状況からいきなり始まり、過呼吸に陥って残酸素量が一気に減ったりと、宇宙空間という宇宙服がなければ死しかない環境下でさらに外部からの驚異にさらされ絶体絶命な状態が全体の多くを占める内容だった。回想のシーンはほとんどなく、CGで描かれた美麗な宇宙空間を背景に、主演のサンドラ・ブロックが無重力の中奮闘する姿に目が離せなくなっていた。非常に切羽詰まった状況であることはわかるのだが、背景の映像美が神秘的な雰囲気も醸し出しており、景色に見惚れるとともに生きるためもがく女性に宇宙に対する恐怖も同時に思い起こされる。これまでにみてきた宇宙を題材にしたSFとは一味違った作品だった。

 ゼロ・グラビティをみて、すごいなという感想とともに「どうやってこんなの撮影したんだ?」という疑問が湧いた。これは個人の感覚でもあるが、カメラが360度様々な方向から移動しつつ被写体を映すといったシーンが多く見られたように思う。カメラを固定して撮影されるよりも、遮蔽物のない宇宙空間というのを表現しているようにも感じた。カメラの位置だけでなく、光源も気になるところ。地上の昼間の撮影では常に頭上から太陽の光が注ぐ形になるが、宇宙空間では自身の体勢によって光の当たり方が大きく変化する。また、地球と太陽の位置によっても光の当たり具合は変化するだろう。ここに上げたもの以外でも、宇宙空間ならではの表現の工夫が多数盛り込まれているはず。CGによる映像美と撮影技術こそ、この映画の評価されるべきポイントなのかもしれない。

 ちょっとしたホラーというか、驚かされる瞬間もあった。宇宙ゴミが顔面にあたってしまった同僚の顔は完全に穴が空いてたり、宇宙ステーションにたどり着いた主人公が中を捜索すると死体が浮いてたり、映画のイメージからこういった事があるというのは想像していなかったのでこのシーンを見たときはめっさ驚いた。映画館でも声が上がったりしたのではないかと思う。宇宙空間でのトラブルなので、全体を通して緊張した雰囲気の時間帯は多い。そのなかでもこういった、感情を一気にスパイクさせるような表現が盛り込まれており、これが観る側にとって疲労を忘れさせる要素となっているようにも思う。全体を観終わったとき「もうこんな時間なのか」と感じるほど熱中できた。

 なんとかして地球に帰り、大地に突っ伏して重力を全身で感じ、大地に対して感謝しているかのような泣いて喜ぶさまはとても心にくる。普通は宇宙に対して憧れのような感情を抱いたりもするが、宇宙から命かながら帰ってきた者にとって大地というのは心にやすらぎを与える大きな存在と感じるのかもしれないと最後に思った。

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