2024.03.22-23 領将王争(テ勢麻雀)合宿記録

 月1にやってる領将王争。今回は場所を大きく移して合宿という形で2日にわたり実施される。2023年8月以来の合宿で宿泊先が新しく試すところ。今回は何が起こるかと期待に胸膨らませ、平日の通勤列車に揺られながらまずは集合場所に向かう。いつもの麻雀でもそうなのだが、集合場所近くで朝食を取りながら時間を待つようにしている。電車の遅延など想定外の出来事を避けるという目的なのだが、つっしーの車が渋滞によって遅れることもあり他の面子も同じように、自分がいた喫茶店(DOUTOR)でコーヒーをしばきながら待つことに。平日の午前の都内は車が多いね。

 まず向かったのはお食事処の「あいあい」。ここでお魚メインの定食をいただいた。写真には載っていないが、ここにサバの味噌煮、アジのフライ、ご飯と汁物もついてくる。焼き魚から身を取り出すことに集中していて黙々と食べてた。このあたりの刺し身はどれも身と味がしっかりしていて、かみごたえがあると同時に広がる旨味が芳醇。こういった魚の身をどれぐらい食べるかとか、刺し身のしそやつまといったものをどれぐらい食べるかとか、個人差が出ておもしろいよね。自分はわりと食べてしまう方だと思う。お店に貼ってあった、定期的にこういう魚料理が食いたい。

 あいあいでエネルギーを補充したあとは軽く買い物をして目的の地へ。買い物のときは自分やつっしーがチョイスしたものが却下されるといった一悶着も。麻雀してるとあんまり感触とか飲みものついだりといったことはしづらいから、少なめにしとくのが無難ではある。観光客であふれる歩道に挟まれた箱根の山道を進み、途中道を間違える実績を解除しつつ宿泊先へ。今回の開催地はおなじみのグリーン荘ではなく大平台温泉の箱根嶺南荘。部屋の広さと窓からの開けた景色がとても好印象な宿。ベッドは2つだが夕食時に畳のところに布団が敷かれる。寝る場所の選択権は1日の麻雀の成績上位から優先的にということになり、成績の重要度合いが増した。部屋の散策もそこそこに、荷物をおいて、前日までに入念にチェックした録画機器をセッティングしいざ領将王争開始。自動卓や牌自体もグレードの高そうなもののようで、テ勢雀士たちはことあるごとにはしゃいでいた。新しいおもちゃを与えられた子供の様相。

 数局やったらもう夕飯の時間。渋滞などでチェックインが少し遅れたのが少しもったいなかった。さすが箱根。夕食も豪華だったのだけれど、メインが豚ロースの鉄板焼でお肉だったのが意外ではあった。小鉢が段々になった膳(でいいのか?)にのっていて、アフタヌーンティーのケーキスタンドを想起させる。小鉢には桜餅もあり、こんな小さな桜餅があるのかと驚いたりもした。白魚の磯辺揚げの塩加減も絶妙で美味しかったのを覚えている。お昼におかわりもしたことでお腹の心配をしていたものだが、料理を見た途端にその心配は綺麗サッパリなくなり、ここでもご飯2杯を平らげていた。

 夕飯を済ませて麻雀を再開。あらさんが1位を維持するかと思いきやここから急ブレーキがかかり、逆にしっぽらさんが猛追。ベット争奪戦も混戦を極めてきたところでお風呂休憩。ここのお風呂は広く、露天風呂もあり、さらに人がちょうどはけたタイミングだったことでのびのびと入ることができたのは幸運だった。お風呂前の半ちゃんが長引いたことで開いている時間に入れるかと心配にもなったりしたが、これが結果的に混み合う時間を避けることになったのかもしれない。

 お風呂からあがり全員浴衣になって眠たくなるまで麻雀を続ける。結局3時ぐらいまでやってたかな。録画を見返すとこのあたりのテ勢雀士たちは眠気と戦うことにエネルギーを割いてて、他の時間と比べて覇気がないのがまたおもしろい。自分は起きている事自体はつらくないのだけれども、運転をしていて起きるのも早いつっしーにとってはこの時間帯まで引っ張るのはけっこうつらかったりするのかな?この時点での点数としては、しっぽらさんが一人勝ちし、自分とあらさんがマイナスで下に並ぶといった順位。ベット争奪戦も2位のつっしーが布団を選んだことで結局自分とあらさんにもベットを選択できるような感じになり、あらさんが譲ってくれて自分がベットで寝ることに。鳴っても起きないとわかっている目覚ましをかけるつっしーにみんなが総ツッコミをいれつつその日は就寝。

 

 翌日、7時には全員が目を覚ましていたように思う。あらさんとしっぽらさんは朝風呂にいったのかな。自分は2度寝してた。体を起こし、身なりを整えて朝食へ向かう。朝食は小鉢を含むたくさんの一口サイズの一品が並んでいた。写真にのっているものに加え、焼き魚と汁物もある。このときもご飯をおかわりしていた。直近の3食で普段の2日分以上食べているような気がする

 チェックアウトまで時間があまりなかったので、朝食後にできたのは1半荘のみ。しっぽらさんとつっしーが前日の順位を維持し、自分とあらさんが3位と4位に。あらさんいしてはめずらしく不調な合宿だった。最下位は回避したものの、自分は未だに合宿適性がないままのようだ。最後にテンパった四暗刻があがっていれば逆転できたのだけれども、その奇跡はこのときは起きなかった。役満ダービーの順位付けも変わらず。

 箱根嶺南荘をあとにしたあと、もともと美術館に行く予定だったのだけれど、悪天候のため行き先を変更。しっぽらさんと自分がコーヒーを趣味にしているということもあり、小田原にある自家焙煎珈琲店「クラウディア」を訪れることに。このお店では、美味しいコーヒーと、写真映えするパフェやシフォンケーキのセットが提供されている。これらに加えて、焙煎度合いの違いによる飲み比べなど、コーヒーのいろいろな風味を感じやすい飲み方を提供しているとともに、フィリピンのロブスタ種の豆などわりと珍しい豆を揃えていた。自分が頼んだコーヒーは、季節限定のパフェとの食べ合わせがよさそうなコクのある苦みをもつマスターピースブレンド。みんなが頼んだほかのコーヒーと飲み比べながら楽しむことができ、普段喫茶店に1人で訪れることが多い自分にとって、複数人で行く楽しさを改めて実感した。飲み比べのメニューを提供しているお店って限られるので、そういう意味でも良い発見だった。

 海老名のサービスエリアによりつつ、帰路につく。「海老名のサービスエリアはよく行くからなぁ」と、箱根嶺南荘を出る前に候補から外したりしたものの、コーヒーを飲んだことでトイレが近くなり、都合良く行けるのが海老名のサービスエリアだった。パフェを食べたあとだったこともあり、ソフトクリームを食べる気にはならなかった。つっしーの車の中ではしっぽらさんのもってきた話題のネタカードをひきつつ、これまでにwikiに書いた内容について話したり、今回の合宿で発生したつっしーの筋引っ掛けについてだったり、いろいろと話すうちに東京に帰還。昼過ぎにはついたかな、かなり早めの解散になった。疲れ果てていたつっしーが帰り道で事故らないかと内心心配だったりした。駅でみんなと別れてから、本を読みつつ1人で電車に揺られていると、最寄り駅を1つ乗り過ごすといったこともあり、疲れているのだなと実感。

 早めに解散したこともあり、その日のうちに録画データをPCに移し切り抜き作業を始めたが、動画ファイルの数を見て少し手が止まる。まぁ席を立っているときも録画しっぱなしだったこともあり、長めに録画されていたというのもあるので、実際に目を通す部分は普段の麻雀の録画データと変わらないだろう。

 この記事を書いているときにはすでにすべての切り出しが終わっている。最後の1半荘が撮れていないのが悔やまれたが、それでも90本もの切り抜き動画ができたのは驚いた。内容の濃さの幅はあれど、なかなか見過ごせない場面が多い合宿だったなと感慨深く思っている。今後何度も見返すことになるだろう。録画を見たみんなの反応が楽しみだ。

 とにかく今は肩こりがひどい。この記事もこのあたりで区切ろう。次回の領将王争も楽しみだ。

宝台樹スキー場で滑ったよ

 東京駅までの道のりはもう慣れたもので、乗車車両のどのドアからというところまで最適化され、東京駅の乗り換え時には待合室で座って電子書籍を読む余裕すらあった。指定席なので早めに並ぶ必要もない。往路の指定席はやはり強い。今回はたんばらスキーパークに一緒に行った時の友人たちと上毛高原駅で合流し、友人の車で宝台樹スキー場を訪れた。

 これまでに数回訪れたことがあるゲレンデということもあり、どのようにコースを回るかもすんなり決まる。たんぽぽコース、ファミリーゲレンデで足慣らしをし、早々に上に登って中級者コースの第10コースという流れ。天気は雪がちらついていたこともあり、頂上からの景色もぼんやりとしたものに。このメンツで Insta360を試すのは初めてだったので、友人を追いかけて撮ってみようかとも思ったが、自分の滑りで手一杯でとても後ろについていくことができなかった。

 宝台樹スキー場の頂上からのコース「第10コース」は、中級者コースとなっているが、最初の傾斜がなかなか恐怖心を誘うものになっている。また、しばらくは踊り場のような平坦な場所が現れない作りになっているので、スピードに慣れていないとずっとブレーキをかけながら滑り降りることになり、初心者コースのファミリーゲレンデと合流するときには下半身に筋トレ直後のような疲労感が現れる。ここを安定して滑ることができれば、頂上から滑り降りるコースを周回するといったこともできるのだろうが、これを断念したスキーヤーやボーダーが初心者コースに集まってしまい、徐々にたんぽぽコースとファミリーゲレンデは人口密度が高くなる。初心者コースと中級者コースの難易度の差に開きがあるというのがここのゲレンデの惜しいところ。

 宝台樹スキー場に来た時の昼食は、いつもペガサスというゲレンデ内のレストランで済ましていたんですが、上のレストランを利用したことがないなという話題になったことで、頂上にあるレストラン「あさひ@ファイアーワークス」を利用することにした。なぜか沖縄にちなんだメニューを取り扱っていたので、ここで自分はラフテー丼を注文。お肉とご飯の組み合わせに間違いがあるはずもなく美味しいの一言に付きますね。紅生姜が思いの外多かったので、まとめて口の中に入るというタイミングもありましたが、そういった味の変化も楽しかった。

 上で昼食を取っている間に天気が少し回復し、見通しが良くなった。休憩を挟んだ直後で体力があるだろうということで、上級者コースの成平をすべることに。過去に数回滑ったことはあって、傾斜なども把握はしているものの、コース幅が狭いのがやはりつらい。細かくターンしながら減速できるようにしたいものです。第10コースは両端を木々で覆われていましたが、こちらは両サイドが傾斜になっていることで視界がひらけており、天気も少し回復したことで遠くの景色が見えるようになっていました。1度滑っただけで回復した体力がほぼ持ってかれたので、成平コースはこの1回で満足。

 どうしても上から滑り降りるコースは1回で大きく体力を削られるので、初心者コースを何度か巡回することに。徐々に天気が良くなったことで、他のコースも見通しがよく、すべりながら景色を楽しむことができるようになってきた。一様中級者コース自体は第2東コースというのもあるのでこちらも一度滑ってみた。傾斜が少し急になるが、幅はあるので大きく左右に滑りつつ、徐々に真っ直ぐ降りれるようにする練習がしやすいかも。

友人にもカメラを持ってもらいつつ、どんな絵が取れるのか色々試したりもした。やっぱスキーのほうが左右に大きくブレることがないので見やすいね。あとはやっぱスピードがある方が見応えがある。風切り音がより大きく、臨場感のようなものを感じやすいと思う。自分も今度自撮り棒を肩に担ぐように持ってみるのをやってみるかな。

 再度休憩を挟んだときに利用したのはゲレンデの麓の方にあるカフェ「DDCほうだいぎ」で自家焙煎コーヒーとソフトクリームを注文。深煎りと思われる芳醇でしっかりとしたボディ感のある風味で、ソフトクリームの甘みとの相性もバッチリでしたね。ただ思っていた以上にコーヒーの量が多く、飲み切るのに時間がかかった。そこまで時間をとるつもりではなかったので急ぎ気味で飲んだことで、口の中が少しヒリヒリした。

 最後に1本だけ初心者コースを滑って終わりにしよう。そういってたんぽぽコースを滑った終盤、少し前の人がゆっくりになって自分も速度を落としたところでバランスを崩した。動けなくなるような転倒ではなく、すぐに起き上がって滑り直したのだが、なんだか左胸あたりが痛む。Insta360で録画していたのでどのように痛めたのか確認してみると、雪面と左胸の間に左腕を挟むような形で転倒していた。懐かしさする感じる痛み。今シーズンは上半身もプロテクター付きインナーを着ていたが、これはまた骨にヒビが入ってしまったか?そんな不安をいだきながらゲレンデをあとにした。

 このゲレンデにいったときの流れは、まんてん星の湯にいって、温泉に入ってそのまま同じ施設内にあるレストランで夕食をとる。この日選んだのは味噌カツ。体を動かしたあとのカツはまた格別。この時間がなんとも幸せ。しかし胸の痛みがまだ続いている。

 数日後、胸の痛みが酷くなることはないものの、くしゃみや咳で痛むというのがつらい。念のため病院で診察を受けてみると、骨にヒビはないので骨折とかではないという診断。きっとヒビが入っていると思っていた自分はこれを聞いたときかなり驚いてしまい、「ヒビ入っていないんですか!?」とかなりのボリュームで声が出てしまった。骨折はしていないものの、骨挫傷ということでダメージはあるだろうとのこと。まだゲレンデに行く予定がいくつかあるので、大事になっていないことに安堵した。つけててよかったプロテクター。まぁ安静にしていた方がいいというのは変わらないので、残りのゲレンデでも無理のないようにしたいものです。

岩原スキー場で滑ったよ

 往路がとにかく心配だった。できるだけ早くに現地つければと、路線検索してみたら各乗り換えの所要時間はどれも10分未満。新幹線への乗り換えも含めてなのだからこれはしんどい。ボードも担いでいるので、走って移動するなんてことも難しい。そのため、事前に何号車のどのドアから乗り降りすれば乗り換えがスムーズになるかというのも調べていた。越後湯沢駅での岩原スキー場行きのシャトルバスへの乗り換えも10分しか余裕がないので、越後湯沢駅のエスカレーターに近い車両というのも調べていた。これまで始発で東京駅に向かうということはこのシーズンによくあったのだけれど、乗り換えの最適化を考えたのはこのときが初めて。これまで考えもしなかった自分に少し呆れてた。

 現地までの道のりの不安は乗り換えだけではない。新幹線のチケットは自由席だったので、座れるかどうかも不確定だった。始発駅とはいえ、この時期の越後湯沢、ガーラ湯沢に向かう新幹線はいつも大混雑。団体でまとまって座るには指定席の予約必須。東京駅までの乗り換えはスムーズにでき、いざ新幹線のホームに出ると、目的のドアの前にはすでに10人以上が並んでいた。10分後に出る新幹線の待機列、早朝とはいえやっぱ並ぶよなと諦めにも似た思いが湧きつつ、最後尾に並んで新幹線を待った。ここで予想外のことが起きた。乗車する新幹線はホームに停車しているのに、発車予定時刻を過ぎてもドアが開かず乗車できない。車両点検が発生していた。5分ほど過ぎてからようやく乗車でき、思っていたよりも空きのある座席状況ではあったが、予定時刻を10分過ぎてから東京駅を出発したことに不安がつきまとい続けた。越後湯沢駅でバスの乗り継ぎ時間は10分。越後湯沢駅到着までに少しでも挽回してくれと祈るしかなかった。

 東京駅を出て1時間半ほどで越後湯沢駅へ。途中の停車駅が少ないことで、上毛高原のときよりも早くに到着できる。観光地としてのアクセスの良さに感動しつつ、ボードを担いで早足で改札をくぐってバス停へ。目的のバスはすでに停留所に来て乗車が始まっている。雪で足元が不安で、進行速度を上げることも難しい。目の前に現れた信号は赤を示しておりもうだめかと思ったのだが、タイミングよく青になった。これ幸いと止まりかけた足を再度動かして、なんとか最後の乗客としてシャトルバスに滑り込むことができた。目的地到着までの時間を競っているわけでもないが、このときの達成感はひとしお大きかったですね。

 岩原スキー場へのシャトルバスは、リゾートセンター1とリゾートセンター2という2箇所の停留所あり、どちらも岩原スキー場の管理する施設で、どちらも着替えやコインロッカー、リフト券売り場といった、滑りに来た人たちを迎えるのに必要な施設が揃っている。自分が降りたのは先に到着するリゾートセンター1の方。早朝に来るならこちらの方が混雑しづらいと聞いており、実際に利用してみると施設としては大きくないがスペースなどは余裕があった。ボードやウェアを一つの袋に入れていることもあり、大きく広げられるスペースがほしい自分にとってはとても助かる。リゾートセンター2の方は日帰り温泉もあるようなので、温泉も利用したい場合はこちらを利用しよう。

 もろもろ準備してゲレンデへ。天気は生憎の曇り空で、少し雪がちらつく。しかし自分は高揚感があった。いろいろ不安を抱いていた往路が結果的にうまくいったこともあるが、そもそもこの日滑りにいくきっかけとなる新しいガジェット、Insta360 x3 をようやく試せるという気持ちがあった。これまで GoPro で録画してはいたものの、どうしても体を横に向けるスノーボードでは、映像が片側によってしまって見づらいという気持ちがずっとあった。長らく悩んでようやく決心して手に入れた Insta360を使い倒すためにも、まずは慣れなくてはと急遽岩原スキー場に行くことを決めたのだ。

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 リフト乗り場の前でヘルメットにInsta360をセットしてみる。フォルムが直方体のような形ということもあり、Insta360をつけたヘルメットを装着すると、さながらユニコーンのような見た目になる。でもこれが公式の動画で紹介されてた使い方のひとつ。子供連れの団体がけっこういたのだけれど、「なんだあれは?」と話題になっていないことを祈るばかり。GoProのときよりもかなり目立つ気がする。どのように写っているのかをスマホの専用アプリから確認してみるが、滑りながら確認するわけにもいかないので、滑る前に大まかに確認だけして録画をスタートさせた。

 景観は望めないものの、板から伝わる雪質は非常に滑りやすく、転倒してもさほど痛くなさそうな柔らかさ。コースの広さも相まって、この日は全体的に余裕を持って滑ることができるコンディションだった。機器の確認がメインの1日だったので、滑りにさほど注意を向けなくていいのが嬉しい。到着してすぐは、一番上に登るリフトがまだ動いていない状態だったので、メインバーン、ワイドバーンの広い初心者コースで足慣らしをしつつ、ウエストコースの中級者コースを交えて、グランドバーンに続く長めのコースを滑った。

 ワイドバーンを滑るときに、自撮り棒の先にInsta360を取り付け、自撮り棒を掲げながら滑るというのも試してみた。斜め前ぐらいに掲げながら滑るのは問題ないのだが、自撮り棒を逆手に持ち、カメラが自分の後方にくるような状態で滑るのは断念した。あまりにも重心がずれるというか、後方でふらつくカメラの振動によって板もふらつくといった状況を生んだ。滑っててこわいと感じるほど。公式の動画では「こんなふうに撮ってみても面白いよ」みたいな感じで紹介されていたと思うのだが、想像以上に上級者向けの撮影方法だったようだ。

 天気は回復の見込みがなく、遠目から頂上が霞んで見えるような状態で、頂上につながるリフトが動き始めた。安全に滑れるのかという不安もありながら、せっかくきたし上まで登っておくか、とわりと軽い気持ちで挑んだ。リフトに相乗りしたスキーヤーの方に話しかけられ、談笑しながらリフトの上で過ごしたりもしたけれど、上からの景色をみて少し後悔。視界が悪いというのはわかっていたけれど、圧雪と非圧雪の境目どころか、どこから坂になっているのかも遠目からではわからない。突然斜面が現れるんじゃないかと思うような、雪面が不思議と平面に見えるような視界だった。中級者コースの迂回路を進んだものの、途中からコースがはっきりとわからない部分に差し掛かり、慎重に進んだが非圧雪の部分に入り込んで埋もれた。これはだめだと上部のコースはこの1回きりに。怪我したくないしね。

 10時半前ごろ、ここでランチを取ると目星をつけていたお店は、開店前から列ができている。10時半開店だから11時前ぐらいにいけばいいかなと思っていたのだが、列を見て慌てて自分もこれに並ぶ。他のレストランには列などで来ておらず、ここを目当てにしている人たちの多さに驚いた。お店の名前は「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」といい、薪窯焼きピッツァが有名。以前このゲレンデに来たときは食べれなかった、というかこのお店の存在を知らず、今度来たときはと心にとどめておいた。それにしてもここまで早くに人が並ぶとは思わなかった。お店の場所を確認しておくかと早めに見に来ておいて本当に良かった。並んでいるとはいえ前の方にいたのですぐに入れるかなとも思ったのだが、店員さんから「この時間に来てください」と「10時45分」と書かれた札をもらった。滑るにしても時間がなさそうなので、近くの雪と少し戯れつつ時間を待った。

 

 お店に入って通された席は端っこの窓際。食事を楽しみながら外を眺めることができる絶好のポジション。しかし12時までという時間制限があったのであまりゆっくりとはしていられない。早々にピザを選び、合わせてコーヒーと日替わりケーキも頼んでおく。選ばれたピザは「クワトロフォルマッジ」。お子様と言われそうな、はちみつの甘い風味を含んだピザだが、自分はこのピザのこれでもかと言わんばかりのチーズの重厚な風味が好きで、ピザと聞いたらとりあえずこれをよく頼む。4種のチーズによって生まれる斑のような味と香りの変化を堪能した。めちゃくちゃ美味しくてあっという間に1枚まるっと平らげてしまった。1枚は大きいかと思い少し小さいサイズにしたのだが、食べ終わってみるとまだだいぶ余裕があったので、元のサイズでもよかったかもしれない。

 そしてデザートにと頼んだのはブルーベリーのタルト。ブルーベリーを使ったケーキでタルトというのはあまり見たことがないなと思い目が止まった。ケーキだけが来るのかと思ったが、花をもしたチョコ、いちごと生クリームがのった、コース料理で出てきそうな装丁で、見た目にも綺麗。そしてコーヒーはこのお店のオリジナルブレンド。非常にクリアな印象があり、スッキリと飲みやすい。様々なデザートが提供されることもあってか、主張は強くなく、どのような食べ合わせでも美味しく楽しめるような風味になっているように思う。ゲレンデ食としてはそこそこ値の張るメニューではあるが、雪景色を見ながらこれだけ美味しいものがいただけるというこの空間はそれだけの価値があると感じた。

 お腹を満たしたあと2本ほどウエストコースあたりを滑ったところで、足に違和感を感じたので、荷物のおいてあるリゾートセンター1へと向かうことに。時間はまだ13時にもなっていなかった。ケガへの不安が大きいというのもあるが、リゾートセンター1までに中級者コースを通らなければならないのだ。そしてこの中級者コースが、頂上のコースよりも自分に不安を抱かせるものだった。傾斜や幅は特に問題ではない。雪質が明らかに違う。人が何度も通ったからなのか、日が当たらなかったからなのかよくわからないのだが、板の滑りがよくない。硬めというのはわかるが、必要以上に引っかかる感覚。これはやばいと感じ、とにかくゆっくりと滑り降りることにした。普通に滑ったらどんな形で転倒するかまるで予想できず、とにかく怖い。下まで滑り降りたときの疲労感はかなり大きいものだった。

 着替えて荷物をまとめ、郵送しようとしたら店員さんから「専用のカバーが必要になります」と言われた。クロネコヤマトではボードなどゲレンデで使用する大型の荷物に対して、専用のカバーを付けないと運ばない、といったアナウンスが出されていた。しかしたんばらスキーパークでは特に言われなかったので、そんなに気にすることはないのかなとも思っていた。仕方がないので専用のカバーを買う形で処理してもらったのだが、スノーボードのサイズのカバーを出すのに店員さんが手間取る。どのカバーが対応したものなのかわかっていない様子を見ると新人さんっぽい。シャトルバスまで10分以上余裕があるわと思っていたが徐々に不安になってくる。カバーを見つけた店員さんが、カバンを包むのに手間取りそうだったので自分も手をかすことに。「ありがとうございます」と言われたものの、内心では「バスに間に合わないと1時間ここで待ちぼうけになるからね」とか考えていたので変な笑顔で返していたかもしれない。そんな軽いトラブルはありつつも、無事シャトルバスに乗って越後湯沢駅へ。この日はここでも寄りたい場所があるのだ。

 目的のお店は駅構内にあるカフェ「んまや」。名前が特徴的なこのお店の提供している「温泉珈琲」というのが気になっていた。フレンチプレスに入った状態で提供され、砂時計の砂が落ちたら自分でプレスして濾し、マグカップに注ぐ。この一連の作業をお客に委ねる形もあるのかと感心したけれど、淹れたての香りを感じやすい提供方法なのかもしれない。また、この提供されたコーヒーの風味がどちらかと言うと酸味のほうが特徴的で香りも甘さを感じさせるような感じ。よく喫茶店で出されるようなコーヒーかなと漠然と思っていたのでなかなか衝撃だった。一緒に頼んだ温泉プリンも重厚でしっかりとした舌触りで美味しい。コーヒーに合わせてなのかもしれないが、甘さは控えめかな。フレンチプレスで淹れていることもあり微粉が結構残るので、あまり時間をかけて飲んでいると風味がけっこう変化するかもしれない。豆について特に説明書きのようなものはなく、販売もされていなかったので、店員さんにどんな豆を使っているのかと聞いてみると「key coffee のトアルコトラジャ(インドネシア)だよ」とパッケージを出してくれた。市販されてるやつだったとは思わなんだ。しかしそれを、湧き出る温泉水を使って淹れており、ここがこのお店の特徴となる。温泉水を使っているのは名前からもわかるのだが、コーヒー豆が市販のものという点のほうが自分は興味を引いた。今度家でも試してみて、このお店の味と比べてみたい。

 お土産を物色して新幹線のホームへ。14時すぎというかなり中途半端な時間にも関わらず、東京方面に向かう観光客は多く、自由席に座れるか不安になったりもしたが問題なく席を確保できた。そして新幹線に乗ったところで、新幹線で飲食するものを買っていないことに気づいた。爆弾おにぎりなど事前に候補を決めていたにも関わらずだ。予定していたものがないとなると余計にお腹が空くもので、新幹線で帰路についている間は口が寂しかった。しかたがないので、Insta360のスマホのソフトで編集とかを試したりもしたのだが、無線で繋ぎっぱなしにしておかないといけなかったり、AI編集なるものを試すと長時間スマホで他のことができないといった状態になるので、編集は帰ってからPCですることにした。雪山にいくときは同時に読書がはかどるので、このシーズンが本当に好き。

 そして帰ってから、いざ専用のソフトで録画したものを確認してみる。感動した。これまでGoProで撮ったものは視界が右寄りになり、そして左右のターンのたびに大きく横に動くのだが、まるで真っすぐ進んでいるかのような映像で見れる。視点も自由に変えれて、自由度の高さも想像以上。なかでも自撮り棒で撮った映像は、スピード感もある程度感じられるような画角で撮ることができており、見栄えが違う。ヘルメットに付けたものも十分きれいに見れるのだが、ときおり自分が映り込む姿がすこし見ずらいと言うか、大きく画面に写ってしまう。これからの録画はもっぱら自撮り棒を使ったものになりそうだ。専用の編集ソフトで色々な見せ方ができるというのも楽しい。今後作る動画の変化を思うと、編集意欲も湧いてくるもので、次の「小春六花の雪山冒険記」の動画は早く仕上げることができるかもしれない。そして次のゲレンデへの期待感も同時にあがった。この日の雪山は機器のテストがメインだったが、録画映像も想像以上、ゲレンデも十分楽しみ、飲食も堪能でき、最高の1日となった。

宇和島に行ったよ

 親族の集まりが急遽発生し、宇和島に行きました。1日だけ時間をもらいいろいろと見て回った時の記録。

 朝起きて、昨日のうちに近くのスーパーで買っておいた惣菜パン、菓子パンで朝食を済ます。宇和島ならではのものがあればなと思ったのだが、生ものが多く朝食に適したものがない。仕方がないのでローカルの菓子パンメーカーのパンを購入していた。味は・・・普通。

 この日の朝の天気は小雨といった程度で傘はささなくてもいいかなと思える空模様。まずは丘の上にある闘牛場に向かいます。歩いて30分ほどの道のりなのですが、高低差が100m近くあるのでそれなりに負荷のかかるハイキング。途中、GoogleMapにのっていない、宇和島市立和霊小学校の通学路の経路を進みます。木々が生い茂り、頭上を覆うように枝がのびる。おかげで雨を感じなくなっていた。この道が自分にとっては非常に思い出深い道で、幼い頃、年に1,2回、親に連れられて宇和島に訪れていたのですが、子供の自分にとっては宇和島に遊び相手がおらず、時間を持て余していました。そんなときによくこの闘牛場まで続く坂道を登って、小学校の運動場や、更に上った先にある丸山公園というだだっ広い公園で、壁に向かって無心にボールを蹴り続けていました。当時は早く帰りたいという気持ちばかりでしたが、今は持て余していた時間でもっと宇和島のいろいろな場所をまわっておけばよかったなと思いますね。このあたりの魅力を知るにはあまりにも幼かった。

 闘牛は年に4回大きな催しがあり、直近では8/14に「お盆場所」が予定されています。今回訪れたときは何も予定がないので人は誰一人いませんでしたが、シャッターが少し開いていたので、中の様子を伺うことはできました。この場所は闘牛だけではなく、時期によっては相撲の大会なども行われています。近くには梅園や、桜が咲き誇る遊歩道など、1月から春にかけても観光客で賑わいをみせます。

 闘牛場、丸山公園までの道のりに懐かしんだら、今度は道を下っていき和霊神社の方向に。和霊神社の前に位置する和霊公園にまずは訪れます。このときには雨もやんでおり曇り空によって日差しも遮られていたので、暑さに朦朧とするといった心配をしなくてすみました。和霊公園には昭和に実際に運行していたC12型蒸気機関車が展示されており、中に入ることができるということもあって、小さい頃に何度か遊びに来ている思い出の場所です。まだ午前中だからか、それとも暑さからか、それとも平日だったからか、遊んでいる人は誰一人としていませんでしたね。鳩や猫など、動物の存在が目立つ公園散歩でした。

公園にある鳥居から、和霊神社に向けてまっすぐと伸びる道には、日本一大きな石造りの鳥居、戦時中の傷跡が今も残る神幸橋。これらが歴史的に非常に価値のあるものであるということは、訪れる頻度が激減してから知った。そしてその先に鎮座する和霊信仰の総本山、和霊神社。その入口となる神門の左右には、お多福と鼻髙面が加賀げられています。これまでに何度も来た神社なのだが、お多福と鼻高面の存在にこれまで気づいていなかった。そしてこのお面をまじまじと見たわけだが、福を呼ぶにはあまりにも怖い面をしている。小さい頃にこれに気づいていたらトラウマになっていたかもしれない。

神門をくぐった先に本殿に続く階段があり、また登道を進みます。厳かな雰囲気と同時に蝉の声が響き渡る。お祭りやお盆、年末年始といった時期には人があふれかえるのですが、ここまで人の気配がなく静かな和霊神社をみるのは初めてかもしれません。本殿まで進みお賽銭を投げ入れ、そして本殿の周りをぐるっとまわる。その年の干支を描いた巨大絵馬があり、うさぎの絵馬が本殿の隣に置かれています。過去2年分の、虎と丑の絵馬も本殿の周りに保管され、見学できる状態です。丑の絵馬は2頭の牛が角を突き合わせる闘牛の絵となっており、宇和島の個性が見えてとてもいい。

 和霊神社の近くに別の神社、多賀神社というのがあります。和霊神社の神聖な雰囲気とは異なり、なんとも異質な雰囲気をまとったこの神社は、性宗教・民俗・風俗の資料などを展示した性文化財資料館がある。今回宇和島をまわるということで、自分の知らない観光スポットなどがないかと探して見つけたのがこの神社。資料館も興味本位で入ってみましたが、想像以上にとんでもないものでした。3階建ての建物の壁や天井に至るまで、隙間なく資料がびっしりと展示され、ひとつひとつをじっくりと見て回ろうものなら1日では足りないと思えるほど。なかでも海外の資料は興味深かったですね。日本の浮世絵の春画は有名なものが多いですが、海外のその地に根付いた性についての神など、これまでにない価値観を知るいいきっかけになったと思います。ただまぁ子供の頃に知らなくてよかったですね。

朝から動き周り流石に疲れてきたのでお昼休憩。宇和島の郷土料理が食べられる駅近くの食事処「かどや」、そこで「さつま」と「じゃこ天」を注文。魚の身と麦味噌をすりつぶし出汁を加えたものを、麦飯にかけて食べるという宇和島近辺で見られる郷土料理。掻き込むように口に入れて頬張ると、魚介の旨味の詰まった風味が口いっぱいに広がります。じゃこ天も魚の身をすりつぶしてあげたもの。双方とも魚介なのだが食べごたえがある。宇和島に来たときは必ず食べたくなるんですよね。ご飯のおかわりがサービスだったこともあり、たらふく食べ、お昼の観光に備えることができました。子供の頃「さつま」は祖父が作って振る舞ってくれたという思い出があり、ご家庭の味というのか、「かどや」の「さつま」とはなんとなく味が違う気がするんですよね。今となってはそのレシピの詳細を知ることはできないのですが、「かどや」の「さつま」を食べると、当時親しんだ味を思い出すような懐かしさも一緒に溢れてきます。

お昼を済ませたら今度は和霊神社と反対の方向に進み、向かったのは宇和島城。立派な門をくぐった先は登山道のようになっており、高い木々に囲われた道を進んでいきます。影が多いことで、登り坂を進んでいるにも関わらず、門を潜る前の平坦な道を歩いているときよりも涼しく感じます。80メートル近い高低差を上った先に、目的地の宇和島城がある。登りきった場所からのながめは宇和島駅から漁港辺りまで見通せて、午前中に歩いた距離を遠目に実感することもでき、登ったことと含めて歩いてきたという達成感が湧いていました。宇和島城の内部も見学することができるので、入場料を払って見て回りました。宇和島城は現存する12天守のひとつとして、宇和島の象徴的な建築物となっています。均整のとれた美しさから鶴島城とも呼ばれているんだとか。個人的に非常に印象深かったのは階段の傾斜がかなり急だったことですね。当時の建築では普通なのかもしれませんが、おりるときは足がすくみました。けが人がこれまで出ていないのか疑問が湧いてきます。3階からの眺望は悪くないのですが、窓には仕切りのような柱が当てられていることで、カメラで遠くを撮るのは難しい作りになっています。

 宇和島城を堪能したら今度は城山を下って天赦園へ。天赦園は宇和島にゆかりのある伊達家の隠居場所として建造した庭園。夏なので花などは期待できないのですが、雰囲気だけでも知りたいと思い足を伸ばしてみました。ところが到着した時点で時刻は16時をまわっており、閉園時間の16時半まで10分程度しかないという状態でした。宇和島城でのんびりしすぎましたね。限られた時間の中で足早く庭園を周り、丁寧に整備された草木のかもしだす荘厳な雰囲気を堪能しました。道路が近く車の音とかも入ってくるはずなんですが、園内は音が吸収されているのかと思うほど人工的な音がしません。風に揺られる木々の音もあるはずなのですが、聞こえてくるのは池でたまに鯉が水しぶきを上げるおとのみ。時期的には見頃のものがない、緑一色の景色なのですが、色味がない分静けさというものが目立っていたように思います。

天赦園の正門が締め切られる直前に敷地を出て、次に向かったのは道の駅「きさいや広場」。しかし現地についた頃には17時を回ろうかというタイミングで、お目当ての1つだったみかんソフトを出しているお店が閉まっていました。とにかく歩き疲れていたのでなにか口に運びたいと思い、陳列されているものをひと通り見て周り懐かしいものを見つけたので購入。よくお土産として買われる「大番」そしてみかんのジュース。大番の餡の甘みとみかんのジュースの酸味が疲労を抱えた体の隅々に行き渡るような至福の時間でした。あとついでに、アレンジコーヒーで使えそうなものとして、いよかんのピールも購入。帰ってからの楽しみもできました。

 行きたいところはすべて足を運ぶことができ、充足感に満たされつつ夕食へ。今度も入店したのは「かどや」なのですが、「きさいや広場」に近い漁港よりのところにも店舗があり、そこに入店。今度も郷土料理をいただくわけですが今回は「鯛めし」です。「鯛めし」と名のつく料理は日本で色々とあるようなのですが、ここ宇和島の鯛めしといえば、鯛の切り身を卵や醤油、出し汁といったタレとまぜ、ご飯の上にぶっかけて掻き込むという独特の食べ方をするもの。宇和島にいったときは「さつま」と「鯛めし」は絶対に食べたいと毎回思うのです。思いれ深いというのもありますが、なによりウマい。ここでもおかわりを重ね、普段の食事量の2倍以上はのこの日だけで胃袋に収めているような気がします。

宇和島は個人的にたくさんの思い出が詰まっており、見どころや食処がたくさんある街なのですが、大型のお店以外の店舗は軒並みシャッターを下ろしています。今後どうなるかということを考えると、どうしても暗い未来が先に頭をよぎってしまい、切なくなるばかりです。今後も折を見て宇和島まで足を伸ばしたいとは思うものの、実際は2年に1度地を踏むかどうかが関の山といったところでしょう。それでも次回は、お祭をやっているときや花が咲き乱れる春頃など、まだ見ぬ宇和島の一面が見られるタイミングに立ち寄ってみたいと考えています。次に自分が来るときまで、どうか今の魅力を保っていてほしいと願っています。

5/28 コーヒーレシピ日記「YANAKA COFFEE トラジャ・ワリサン」

 コトノハーズフェスタ2023にてお会いしたぶいめろ様より、YANAKA COFFEEの豆を3種プレゼントしていただき、そのうちの一つの豆を使用してコーヒーを淹れました。

  • 5/23 にYANAKA COFFEE のトラジャ・ワリサンを入れたときのレシピ
    • 豆の量:20.1
    • 豆の挽き方:中挽き
    • お湯の温度:80度
    • 抽出器具:HARIO の陶器の円錐のドリッパー、ペーパードリップ(リンスあり)
  • ドリップ
    • 蒸らし
      • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて40秒
      • お湯の量は50g程度
    • 2回目
      • 中心から小さい円を描くように40秒(計1分20秒)ほどかけて70g(計120g)程度のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計1分25秒)
    • 3回目
      • 中心から少し大きな円を描くように55秒(計2分20秒)ほどかけて180g(計300g)のお湯を入れる
      • 10秒待つ(計2分30秒)
      • ドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる

 YANAKA COFFEE さんのオススメの淹れ方という資料が入っておりまして、そこには「温度を低めにして淹れる」と書かれていましたので、お湯の温度を意識的に低めにして淹れました。ロースト8という、深煎りに近いような焙煎度合いなので、1杯あたりの豆の量が多くなり、コーヒーの粉の体積も増える。そのため、お湯の温度を高くしなくての、お湯とコーヒーの粉が触れるタイミングが多く、十分に成分が抽出される、といったものなのだろうと考えています。実際、上記の淹れ方は、温度が低く、またドリップ時間も比較的短いものなんですが、しっかりとした苦味のコクがあり、それでいて甘みを感じさせるフローラルな風味も感じられました。淹れた直後に広がる、花を連想させるような香りがとても印象的でしたね。

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使用している道具

5/23 コーヒーレシピ日記「YANAKA COFFEE マンデリン・バリサン」

 コトノハーズフェスタ2023にてお会いしたぶいめろ様より、YANAKA COFFEEの豆を3種プレゼントしていただき、そのうちの一つの豆を使用してコーヒーを淹れました。

  • 5/23 にYANAKA COFFEE のマンデリン・バリサンを入れたときのレシピ
    • 豆の量:20.1
    • 豆の挽き方:中挽き
    • お湯の温度:82度
    • 抽出器具:HARIO の陶器の円錐のドリッパー、ペーパードリップ(リンスあり)
  • ドリップ
    • 蒸らし
      • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて40秒
      • お湯の量は50g程度
    • 2回目
      • 中心から小さい円を描くように35秒(計1分15秒)ほどかけて70g(計120g)程度のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計1分20秒)
    • 3回目
      • 中心から少し大きな円を描くように50秒(計2分10秒)ほどかけて160g(計280g)のお湯を入れる
      • 10秒待つ(計2分20秒)
      • ドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる

 果実系の風味を主としたような甘い香り。最初口にした瞬間にやさしい酸味が広がったかと思ったら、徐々に苦味が舌にじんわりと広がる。雑味はなく、ほどよく苦味が残る感じ。非常にいい風味のコーヒーが淹れられたなと思ったんですが、2階の作業部屋に持っていく途中の階段で、足を引っ掛けてしまって半分ぐらいこぼしてしまった。新築の階段を汚したこと、うまく淹れられたコーヒーをこぼしてしまったこと、つまずいたときに腕や足をぶつけて軽症をおったこと、そして仕事の会議にも遅れそうになったということが重なりげんなりしてしまったのが非常に残念だった。

 少し時間が経過すると苦味が強くはなってくるので、1/3ぐらい残ったタイミングで牛乳を混ぜて飲んだ。これも申し分ない。コーヒーの風味を強く残しつつ、主体は牛乳といった感じで、非常に飲みやすい。

 まだ豆は残っているので、今度はちゃんと1杯丸々きちんと味わいたいものです。

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ニコニコ超会議に行ったよ

4/29-30にかけて幕張メッセで開催されていたニコニコ超会議に行ってきました。もともと行く予定はなかったのですが、友人がチケットを余らせていると聞いたので、せっかくならと手を上げて参加することに。

 京葉線の海浜幕張駅から強風が吹き荒れるなか、スポンサーからと思われるエナジードリンクを手渡され、人の波に従い歩道橋などを渡りついで会場に到着。海浜幕張駅からの幕張メッセまでの道程は長いということを初めて知った。

 友人と合流し、いざ会場入り!とりあえず物販に並んでスプラの応援タオルとパーカーを購入。チケットを譲ってくれた友人とはここで分かれて、ボイロ勢の方と合流。小学生の部門をメインステージの前に並べられた椅子に座って観戦。いろんな武器が出ていいですね。準決勝あたりまで来ると、強い武器が固まりますが。小学生の部門で印象的だったのは、隣の席に座っていた親子です。参加しているお子さんがいたみたいで、その子がメインステージに現れたら、カメラを構えてより近くで取ろうと悪戦苦闘されており、試合が始まると、倒した倒されたで一喜一憂するのが見てて非常に楽しそうだなと、ゲームよりそっちに目が行ってましたね。年少のお嬢さんと思われる子供も連れていて、その子が席で泣いちゃったりもして、ステージで戦ってる子供を見たいが、泣いてる子供も見ないといけないとなって、めっさ大変そうでしたね。応援していた子供がいるチームは負けてしまい、その後すぐに席から離れていってしまいました。小学生部門はこういったご両親の盛り上がりも特別感があっていいですね。

 小学生部門の試合が進む中、ボイロ勢チームの予選の試合が近づいたので、メインステージから予選会場へ。現環境ブキと比較して、なかなか尖った編成をしているボイロ勢チームでしたが、初戦でまさかの回線落ちというトラブルを引きながらも(再試合されました)、2勝3勝と勝ちを重ね、あと2勝すればメインステージ、というところで敗退。非常におしかった。ここまでの試合も逆転するような試合も多く、非常に見ていて楽しかったですね。悔しがるボイロ勢チームと合流。初めて直接お会いする方ばかりで挨拶など交わしつつ、メインステージでは決勝トーナメントが始まった。

 決勝トーナメントが準決勝あたりまで進み、メインステージのボルテージは高まっていくばかり、しかしそんな会場をあとにしなければならない。なんとサーモンランチャレンジの抽選にあたったのです。メインステージの盛り上がりが伝わる距離で、サーモンランチャレンジの待機列に並びます。並び始めた時点で15時半、そしてこのあと超歌舞伎も控えており、これが16時となかなか時間がない。内心焦りながら、遠くの歓声を横目に自分の番を待っていた。

 サーモンラン自体の難易度は、ブキ選択が自由ということもあり高くないはずなんですけどね、グリルのウェーブに出くわしたときは危なかったです。ボールド2枚という編成だったからかな?まぁでもなんとかWAVE3までクリアし、参加賞をいただきました。めちゃくちゃ小さいシール。クリアしてもしなくてももらえるものは変わらないみたい。まぁ会場でサーモンランをするということ自体がプライスレスな体験だからね。このシール、すぐ無くしそうで怖い。

 サーモンランチャレンジを終えて、いそいそと超歌舞伎の会場へ。すでに16時を超えて、入口に並ぶ客の姿はない。入れなかったりするかなと心配しましたが、問題なく入ることができ、歌舞伎も始まっていなかった。どうやら少し遅れているらしい。自分が席について10分と経たないうちに会場が暗くなった。本当にタイミングが良かった。

 歌舞伎自体ちゃんと見るのは初めてで、初音ミクとのコラボというのも全然イメージができていなかった。がっつりとつかわれる映像技術。映画のオープニングかなと思えるような派手な幕開け、タイトルが出たときは映画のコナンのような印象を抱いた。わりと遠目の席から見ていたので、演者や初音ミクの映像を、目を凝らしながらみたりしてましたね。席自体は自由席となっていたので、少しでも前に陣取るべきだったなと少し後悔したものです。ひとつひとつのセリフ、やりとりというのが、独特の言い回しもあり、コンテンツとして昇華されているんですよね。たびたび拍手していて、終わったときには軽く両の手のひらが張っているような感じがしました。5歳くらいの子供も演じていたりして、張り詰めた空気とほのぼのした空気が混じり合い、笑顔であふれるようなタイミングもありましたね。〇〇屋という屋号を呼ぶという歌舞伎独自の掛け声をする観客、これを大向う(おおむこう)というんですね、これを体感したのも初めてです。よく歌舞伎を見ている人なんだなということがわかります。活気があって非常に面白かったです。観客と一緒に作り上げるという感じがしましたね。そして最後は初音ミクのライブでエンディング。歌舞伎の演者とペンライト振っているというかなり異質とも思えるのですが、これが「超歌舞伎」ということなのでしょう。盛り上がりが凄かったですね。全体で2時間ほどの内容でしたが、あっという間という感じです。めちゃくちゃおもしろかった。12月に東京歌舞伎座でも公演するという発表も同時にあり、今回とても面白かったのでちょっと見てみようかなとも思ったり。これも沼りそうだなぁ。

 急遽決まった超会議参加でしたが、丸一日かけて面白いコンテンツを受け止め続け、とても楽しかったですね。歌舞伎込みのチケットを譲ってくださった友人には、本当に感謝しかありません。本当にありがとう。

3/13 コーヒーレシピ日記「GLITCH COFFEE&ROASTERS Colombia Huila La Loma Tropical Washed」

 スノーボード関連の用事で神保町あたりまで行く機会があったので、GLITCH COFFEE & ROASTERS でコーヒーを飲み、浅煎りの豆を購入しました。その豆を使用した際のレシピです。

  • 3/13 にGLITCH COFFEE & ROASTERS のColombia Huila La Loma Tropical Washed を入れたときのレシピ
    • 豆の量:19.9
    • 豆の挽き方:中挽き
    • お湯の温度:85~90度
    • 抽出器具:HARIO の陶器の円錐のドリッパー、ペーパードリップ
  • ドリップ
    • 蒸らし
      • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて35秒
      • お湯の量は30g程度
    • 2回目
      • 中心から小さい円を描くように20秒(計55秒)ほどかけて80g(計110g)程度のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計1分)
    • 3回目
      • 中心から小さい円を描くように20秒(計1分20秒)ほどかけて80g(計190g)のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計1分25秒)
    • 4回目
      • 中心から小さい円を描くように20秒(計1分45秒)ほどかけて90g(計280g)のお湯を淹れる
      • 15秒(計2分)待ちドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる

 この豆の特徴として、かなり強い、ジャムのような甘みを感じさせる香りというのがあります。豆の入った瓶の容器を開けた瞬間に広がる香りは、コーヒーのそれというよりは、お菓子箱を開けたかのような印象に近いものと思います。ハンドミルで挽いたときに広がる香りも、非常に甘いものでした。お菓子作りをしているかのような香りでしたね。

 浅煎りの豆ということなので、意識的に短い時間でドリップするようにしたんですが、結果的にかなり短い時間でドリップすることになりました。そのせいかわかりませんが、酸味がかなり引き出されたものでした。香りは温かみを帯びた甘みを感じさせるものでしたね。コーヒーとしては酸味は強いものではありますが、嫌になるようなものではありませんでした。そしてこの豆の面白いところが、時間経過によって変化するこの酸味です。少し経過すると酸味は強くなるのですが、さらに時間が経過すると、感じる酸味は少し弱まり、飲みやすさが増します。香りも少しですが、変化したように感じました。時間をかけてコーヒーを飲む自分にとって、比較的長い時間経過に合わせた風味の変化というのは、これまであまり感じたことのないものだったので、新鮮でしたね。

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

小樽天狗山スキー場で滑ったよ

 1月下旬に小樽旅行をした際に、せっかくならと旅程に小樽のスキー場で滑る予定を突っ込みました。2泊3日の小樽旅行で半日ほどゲレンデで過ごすとなると、かなり忙しい旅程になるのですが、こういう機会でもなければ、小樽天狗山スキー場で滑るということもないだろうと思い、無理やりねじ込みましたね。まぁ結果として寒波とぶつかり、スノーボードが滑る当日の昼にゲレンデに届くという、ギリギリのスケジュールに追い込まれてました。当日滑ることができたのは本当に幸運でした。

 13時頃にきた宅配便に自分のボードが含まれていたので、ゲレンデの受付からそれを受け取りまずは着替えです。着替えのスペースは広くはないですが、他に人がいなかったので余裕がもてました。ロッカーも大きくはなかったので、着替え後の荷物を入れることができず、更衣室に置きっぱなしの状態になりました。貴重品は常に身につけて滑るようにしているので盗難による被害は大きくはないですが、それでも心配にはなりましたね。まぁこの日は特にこういった被害に合わなかったので一安心です。

 着替えてまずロープウェイに乗り込みます。展望台とそこのカフェが有名で、ゲレンデを滑る人だけではなく、ここからの景色を楽しむために来る人もいて、ウェア姿の自分とずいぶん雰囲気がちがったのが印象的でした。展望台からの景色は天候に恵まれたことで絶景でしたね。見晴らしがいいことで、石狩湾向かいの石狩市あたりの陸地も見えます。街中が雪化粧しており、日差しを跳ね返すような白い輝きと、雲の影が町に広がる様はとても幻想的でした。街全体が空を映すキャンバスのようです。

 ロープウェイを上って降りたすぐ先にあるリフトは一人乗りで、このとき初めて一人乗りのリフトに乗りました。座るスペースが少ないというのはなんとも不安になりますね。バーをこれでもかと力強く握っていたのを覚えています。

 頂上からの滑走がこの日の最初の滑走になります。というのも、小樽天狗山スキー場の初心者コースは、頂上からのコースしかないんですよね。ゴンドラを降りてすぐ見えるコースは、最大傾斜40度の急斜面をもつ上級コースです。降りれる気がしません。頂上からはなだらかな傾斜が続くので、景色としては、ゴンドラから降りてすぐのところのほうがきれいに見えるものでした。初心者コースは非常に横幅が広く、悠々と滑り降りることができました。練習したりするような場所としてうってつけですね。ただ、初心者がいきなり一人乗りのリフトに乗らないといけないというのが、なかなか酷かもしれません。

 しばらくファミリーコースで足慣らしをしてから次に向かったのは、頂上から麓のゴンドラ乗り場のあたりまで滑り降りることができる、初心者コースのロングラインコース。小樽天狗山スキー場の中で1キロを超えるコースは、こことダイナミックコースという上級者コースがありますが、この日はダイナミックコースは閉鎖されており、滑れるコースの中では一番長いコースとなっていました。山の側面にそって滑るようなコースで、左側が開けており右に曲がる際に眼下に広がる石狩湾と小樽の街並みを眺めながら滑ることができます。景色に加えて、風を切って滑ることができ、非常に気持が良かったですね。肋骨にヒビが入っているので、あまりスピードは出せませんが、人が少ないことで、左右に大きく蛇行しながら滑ることができたのは楽しかったです。

 「小樽天狗山スキー場を滑れればどこでもすべることができる」

そんな話を何処かで聞いたことがありました。その言葉の意味を、中級者コースの旧コースで知ることになります。最大傾斜38度。足がすくみます。これが中級者コースだと?さらに驚いたのは、スクール生がここを滑っていることですね。レベルが高すぎる。たしかにここを滑れるなら、どこのスキー場の傾斜も滑れるような気がします。動画を取りましたが、傾斜にビビって動けなくなってます。

 38度の傾斜をなんとか生きて降りたあとも、なかなかの傾斜が続きます。コース幅はそれなりに広いのですが、まっすぐ下に伸びるコースで、傾斜が緩むようなタイミングがないのです。ひたすらブレーキを踏んでました。滑り終わったあとの疲労感が尋常じゃなかったですね。

 

 小樽天狗山スキー場はナイター営業もしています。頂上への一人乗りのリフトは止まってしまうんですが、ロングラインコースは滑ることができます。ただ、一人乗りのリフトが止まったことを知らずに、一人乗りのリフトの乗り場まで滑ってしまうと、稼働しているリフトへの道のりは、最大斜度38度の中級コースか、最大斜度40度の上級者コースを経由しなければなりません。滑らずにゴンドラで降りるというのもあります。自分はゴンドラで降りました。一人乗りのリフトが動かないときの選択肢が限られてるのが厳しいなと実感しましたね。ふるい落とされたという気分です。傾斜40度をさっそうと滑れるようになりたいものです。暗がりのファミリーコース、ロングラインコースは、山の木々の闇に加えて、奥に見える海も徐々に黒くなり、雪の白さとの縞模様が視界に広がるのが幻想的でしたね。

 リフト券は4時間のものを買っており、滑り始めたのは13時半ごろ。ナイターを滑って、夜景を見てからゴンドラを降りようと思っていたのですが、17時半ごろでは暗くなりきっておらず、北海道の3大夜景の1つをきちんと見る前に降りる形になったのが口惜しかったです。

 小樽天狗山スキー場は、各設備が新しいというわけではないですが、コース内容などに対しては十分な設備を備えているといった印象です。とにかく急斜面が多いコースなので、上級者向けのゲレンデと思います。スノーボードを宅配で送り、荷物を少なめにした状態で自分は向いましたが、宅配の対応を普段からあまりしていないようで、事前に連絡することが求められますね。1日あたり保管料として500円かかるというのも、他のゲレンデでは聞いたことがなかったので驚きました。宿泊先からの移動手段によっては、準備をした状態でゲレンデに向かうような形にするほうがいいかもしれません。コースの数は多くありませんが、それでも4時間しっかりと楽しめるゲレンデでしたね。ナイターも楽しもうとした場合、6時間のリフト券を買うのがいいかもしれません。またスタンプラリーが冬に開催された際には、滑りに来ようかなと思います。

2/18 コーヒーレシピ日記「南蛮屋 バレンタインブレンド」

 ハンドドリップコーヒーをはじめてこれまで、シングルオリジンを中心にいろいろと試してきました。豆選びで楽しめる風味の幅の広さというのを体感し、コーヒーの奥深さを思い知らされたものです。そして同時に思うのは、豆だけでこれだけバリエーションが有るなら、ブレンドというものはさらに無限の可能性があるのでは?という疑問。沼ですねこれは。無限に広がるブレンドという可能性。お店毎に限らず、シーズンごとにさまざまなブレンドが提供されています。最初はブレンドの良し悪しといったものがわからない状態でしたが、今は多少なりとも豆の特徴を知っているので「このブレンドはこの地域の豆のブレンドなのかな?」といった考えもできるかもしれません。クイズのように楽しむのもいいかもしれませんし、こういった思考そのものを楽しむのも楽しそうです。ワクワクがとまりません。

 旅先で見つけた喫茶店のブレンドというのもいいですが、今回は近場にある南蛮屋のバレンタインブレンドを試してみます。特定の時期限定のもの。甘いのか苦いのか、バレンタインというワードからはどちらでも連想できそうです。

  • 2/18 に南蛮屋のバレンタインブレンドを入れたときのレシピ
    • 豆の量:20.2
    • 豆の挽き方:中挽き
    • お湯の温度:83度
    • 抽出器具:kalitaの陶器の台形のドリッパー
  • ドリップするとき
    • 蒸らし
      • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて30秒
      • お湯の量は30g
    • 2回目
      • 中心から小さい円を描くように50秒(計1分20秒)ほどかけて80g(計110g)のお湯を入れる
      • 10秒待つ(計1分30秒)
    • 3回目
      • 中心から小さい円を描くように30秒(計2分)ほどかけて80g(計190g)のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計2分5秒)
    • 4回目
      • 中心から小さい円を描くように20秒(計2分25秒)ほどかけて80g(計270g)のお湯を淹れる
      • 10秒(計2分35秒)待ちドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる

 少し最初に時間をかけすぎたかもしれない、香りはほんのりスモーキーさを残し、風味としてはコクのある苦味というのが特徴的ですね。チョコなど甘いものと合わせるのがいいのかもしれません。ただ、コーヒー単体の中にほんのりと甘みににた風味といいますか、ビターチョコを思わせる、甘みの残り香のようなものもあるように思います。まろやかさというのが近いでしょうか。単なる苦味だけにとどまらない風味をほんのりと感じます。おそらく甘いものと一緒に飲んでいると、苦味が際立ち調和を取るのに対し、単体で味わうとコーヒーの中にある甘みに気づく、そんな楽しみ方の違いがあるのかもしれません。

 まぁ、バレンタインに甘いものを食べれるといいんですけどね。

ハンドドリップ関連動画

使用している道具