小樽天狗山スキー場で滑ったよ

 1月下旬に小樽旅行をした際に、せっかくならと旅程に小樽のスキー場で滑る予定を突っ込みました。2泊3日の小樽旅行で半日ほどゲレンデで過ごすとなると、かなり忙しい旅程になるのですが、こういう機会でもなければ、小樽天狗山スキー場で滑るということもないだろうと思い、無理やりねじ込みましたね。まぁ結果として寒波とぶつかり、スノーボードが滑る当日の昼にゲレンデに届くという、ギリギリのスケジュールに追い込まれてました。当日滑ることができたのは本当に幸運でした。

 13時頃にきた宅配便に自分のボードが含まれていたので、ゲレンデの受付からそれを受け取りまずは着替えです。着替えのスペースは広くはないですが、他に人がいなかったので余裕がもてました。ロッカーも大きくはなかったので、着替え後の荷物を入れることができず、更衣室に置きっぱなしの状態になりました。貴重品は常に身につけて滑るようにしているので盗難による被害は大きくはないですが、それでも心配にはなりましたね。まぁこの日は特にこういった被害に合わなかったので一安心です。

 着替えてまずロープウェイに乗り込みます。展望台とそこのカフェが有名で、ゲレンデを滑る人だけではなく、ここからの景色を楽しむために来る人もいて、ウェア姿の自分とずいぶん雰囲気がちがったのが印象的でした。展望台からの景色は天候に恵まれたことで絶景でしたね。見晴らしがいいことで、石狩湾向かいの石狩市あたりの陸地も見えます。街中が雪化粧しており、日差しを跳ね返すような白い輝きと、雲の影が町に広がる様はとても幻想的でした。街全体が空を映すキャンバスのようです。

 ロープウェイを上って降りたすぐ先にあるリフトは一人乗りで、このとき初めて一人乗りのリフトに乗りました。座るスペースが少ないというのはなんとも不安になりますね。バーをこれでもかと力強く握っていたのを覚えています。

 頂上からの滑走がこの日の最初の滑走になります。というのも、小樽天狗山スキー場の初心者コースは、頂上からのコースしかないんですよね。ゴンドラを降りてすぐ見えるコースは、最大傾斜40度の急斜面をもつ上級コースです。降りれる気がしません。頂上からはなだらかな傾斜が続くので、景色としては、ゴンドラから降りてすぐのところのほうがきれいに見えるものでした。初心者コースは非常に横幅が広く、悠々と滑り降りることができました。練習したりするような場所としてうってつけですね。ただ、初心者がいきなり一人乗りのリフトに乗らないといけないというのが、なかなか酷かもしれません。

 しばらくファミリーコースで足慣らしをしてから次に向かったのは、頂上から麓のゴンドラ乗り場のあたりまで滑り降りることができる、初心者コースのロングラインコース。小樽天狗山スキー場の中で1キロを超えるコースは、こことダイナミックコースという上級者コースがありますが、この日はダイナミックコースは閉鎖されており、滑れるコースの中では一番長いコースとなっていました。山の側面にそって滑るようなコースで、左側が開けており右に曲がる際に眼下に広がる石狩湾と小樽の街並みを眺めながら滑ることができます。景色に加えて、風を切って滑ることができ、非常に気持が良かったですね。肋骨にヒビが入っているので、あまりスピードは出せませんが、人が少ないことで、左右に大きく蛇行しながら滑ることができたのは楽しかったです。

 「小樽天狗山スキー場を滑れればどこでもすべることができる」

そんな話を何処かで聞いたことがありました。その言葉の意味を、中級者コースの旧コースで知ることになります。最大傾斜38度。足がすくみます。これが中級者コースだと?さらに驚いたのは、スクール生がここを滑っていることですね。レベルが高すぎる。たしかにここを滑れるなら、どこのスキー場の傾斜も滑れるような気がします。動画を取りましたが、傾斜にビビって動けなくなってます。

 38度の傾斜をなんとか生きて降りたあとも、なかなかの傾斜が続きます。コース幅はそれなりに広いのですが、まっすぐ下に伸びるコースで、傾斜が緩むようなタイミングがないのです。ひたすらブレーキを踏んでました。滑り終わったあとの疲労感が尋常じゃなかったですね。

 

 小樽天狗山スキー場はナイター営業もしています。頂上への一人乗りのリフトは止まってしまうんですが、ロングラインコースは滑ることができます。ただ、一人乗りのリフトが止まったことを知らずに、一人乗りのリフトの乗り場まで滑ってしまうと、稼働しているリフトへの道のりは、最大斜度38度の中級コースか、最大斜度40度の上級者コースを経由しなければなりません。滑らずにゴンドラで降りるというのもあります。自分はゴンドラで降りました。一人乗りのリフトが動かないときの選択肢が限られてるのが厳しいなと実感しましたね。ふるい落とされたという気分です。傾斜40度をさっそうと滑れるようになりたいものです。暗がりのファミリーコース、ロングラインコースは、山の木々の闇に加えて、奥に見える海も徐々に黒くなり、雪の白さとの縞模様が視界に広がるのが幻想的でしたね。

 リフト券は4時間のものを買っており、滑り始めたのは13時半ごろ。ナイターを滑って、夜景を見てからゴンドラを降りようと思っていたのですが、17時半ごろでは暗くなりきっておらず、北海道の3大夜景の1つをきちんと見る前に降りる形になったのが口惜しかったです。

 小樽天狗山スキー場は、各設備が新しいというわけではないですが、コース内容などに対しては十分な設備を備えているといった印象です。とにかく急斜面が多いコースなので、上級者向けのゲレンデと思います。スノーボードを宅配で送り、荷物を少なめにした状態で自分は向いましたが、宅配の対応を普段からあまりしていないようで、事前に連絡することが求められますね。1日あたり保管料として500円かかるというのも、他のゲレンデでは聞いたことがなかったので驚きました。宿泊先からの移動手段によっては、準備をした状態でゲレンデに向かうような形にするほうがいいかもしれません。コースの数は多くありませんが、それでも4時間しっかりと楽しめるゲレンデでしたね。ナイターも楽しもうとした場合、6時間のリフト券を買うのがいいかもしれません。またスタンプラリーが冬に開催された際には、滑りに来ようかなと思います。

2/18 コーヒーレシピ日記「南蛮屋 バレンタインブレンド」

 ハンドドリップコーヒーをはじめてこれまで、シングルオリジンを中心にいろいろと試してきました。豆選びで楽しめる風味の幅の広さというのを体感し、コーヒーの奥深さを思い知らされたものです。そして同時に思うのは、豆だけでこれだけバリエーションが有るなら、ブレンドというものはさらに無限の可能性があるのでは?という疑問。沼ですねこれは。無限に広がるブレンドという可能性。お店毎に限らず、シーズンごとにさまざまなブレンドが提供されています。最初はブレンドの良し悪しといったものがわからない状態でしたが、今は多少なりとも豆の特徴を知っているので「このブレンドはこの地域の豆のブレンドなのかな?」といった考えもできるかもしれません。クイズのように楽しむのもいいかもしれませんし、こういった思考そのものを楽しむのも楽しそうです。ワクワクがとまりません。

 旅先で見つけた喫茶店のブレンドというのもいいですが、今回は近場にある南蛮屋のバレンタインブレンドを試してみます。特定の時期限定のもの。甘いのか苦いのか、バレンタインというワードからはどちらでも連想できそうです。

  • 2/18 に南蛮屋のバレンタインブレンドを入れたときのレシピ
    • 豆の量:20.2
    • 豆の挽き方:中挽き
    • お湯の温度:83度
    • 抽出器具:kalitaの陶器の台形のドリッパー
  • ドリップするとき
    • 蒸らし
      • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて30秒
      • お湯の量は30g
    • 2回目
      • 中心から小さい円を描くように50秒(計1分20秒)ほどかけて80g(計110g)のお湯を入れる
      • 10秒待つ(計1分30秒)
    • 3回目
      • 中心から小さい円を描くように30秒(計2分)ほどかけて80g(計190g)のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計2分5秒)
    • 4回目
      • 中心から小さい円を描くように20秒(計2分25秒)ほどかけて80g(計270g)のお湯を淹れる
      • 10秒(計2分35秒)待ちドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる

 少し最初に時間をかけすぎたかもしれない、香りはほんのりスモーキーさを残し、風味としてはコクのある苦味というのが特徴的ですね。チョコなど甘いものと合わせるのがいいのかもしれません。ただ、コーヒー単体の中にほんのりと甘みににた風味といいますか、ビターチョコを思わせる、甘みの残り香のようなものもあるように思います。まろやかさというのが近いでしょうか。単なる苦味だけにとどまらない風味をほんのりと感じます。おそらく甘いものと一緒に飲んでいると、苦味が際立ち調和を取るのに対し、単体で味わうとコーヒーの中にある甘みに気づく、そんな楽しみ方の違いがあるのかもしれません。

 まぁ、バレンタインに甘いものを食べれるといいんですけどね。

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

2/16 コーヒーレシピ日記「Coffee House CHAFF (CHAFF BLEND)」

 小樽に旅行をした際に立ち寄った「Coffee House CHAFF」という喫茶店でいただいたコーヒーが美味しかったので、豆を購入し持って帰ってきました。個人経営の喫茶店というのは色んなところにあるので、旅行とあわせて喫茶店を巡り、コーヒー豆を思い出とともに持ち帰るというのを、一生の楽しみにしていきたいものです。

  • 2/16 に Coffee House CHAFF の CHAFF BLEND を入れたときのレシピ
    • 豆の量:20.7
    • 豆の挽き方:中挽き
    • お湯の温度:83度
    • 抽出器具:kalitaの陶器の台形のドリッパー
  • ドリップするとき
    • 蒸らし
      • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて35秒
      • お湯の量は30g
    • 2回目
      • 中心から小さい円を描くように40秒(計1分15秒)ほどかけて80g(計110g)のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計1分20秒)
    • 3回目
      • 中心から小さい円を描くように25秒(計1分45秒)ほどかけて80g(計190g)のお湯を入れる
      • 5秒待つ(計1分50秒)
    • 4回目
      • 中心から小さい円を描くように25秒(計2分15秒)ほどかけて80g(計270g)のお湯を淹れる
      • 15秒(計2分30秒)待ちドリッパーを外し、軽くスプーンでかき混ぜる

 ブレンドの割合はブラジル50%コロンビア25%エチオピア25%とのことで、全体的に尖った印象はなく、とてもバランスの取れた風味となっています。お店でいただいたときはもっと香りが強くでていたようにも思うんですが、ちょっと淹れ方に差があったかもしれません。コクもありながら、後味もスッキリするような、程よい酸味も感じられますね。お店では自家製のデザートと合わせて飲むことを想定してたからか、甘いものとの相性も非常に良さそうに思います。主張しすぎず、それでいて安定した美味しさというのでしょうか。自分は仕事をしながらゆっくりとコーヒーのみで楽しんでいました。時間が経っても大きな味の変化はなく、長い時間美味しさを保てていたのも自分にとっては良かったです。また小樽に行く際は立ち寄りたいものですね。今度はデザートと一緒に楽しみたい。

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

小樽スタンプラリー3に参加したよ(3日目)

 全身が重い。さすがにここまでの2日間の疲労は、いくらトリフィート小樽運河やグリッズプレミアムホテル小樽の環境が良いといっても、自身の回復速度で抑え込めるようなものではなかった。しかし目覚めはいいのだ。ベッドに入ってから気絶するように寝て、おそらくそのまま、レム・ノンレム睡眠というサイクルを無視して、ひたすら深い眠りを続けたのだろうというような感覚。6時頃には起きて行動を開始してたと思う。この日の朝食はスタンプラリーとは関係のない場所、「鱗友朝市」に向かいます。早々にチェックアウトをし、グリッズプレミアムホテル小樽を出ると、ハートに固められた雪が並んでた。こんなにきれいに固められるんやなと感心しカメラを構えてた。

 「鱗友朝市」はなんと朝の4時から空いているという驚きの営業時間。グリッズプレミアムホテル小樽から少し距離はありますが、「鱗友朝市」のある方角には、この日の目的地、貴賓館やおたる水族館があるので、バス数駅分の雪道をのっしのっしと歩きます。まだ誰の足跡もない、夜中に降った雪を踏みしめながら、日が上がりきっていない寒空の中を20分ほど歩いて、「鱗友朝市」に到着。大きな商いの声があがっているということはなかったですが、お店の前を通るときは、お勧めの魚介を買わないかと、居酒屋のキャッチのような声のかけられ方をしたのも印象的でした。

 「鱗友朝市」の中には定食屋が2店舗あり、その1店舗「いち乃家」に入りました。カウンター席のみで、決して広いお店ではないですが、他にお客さんは1人だけだったので、狭さを感じることはなかったです。入って座ってメニューを眺め、何を食べようかとけっこう悩みましたね。海鮮系の丼は昨日食べているが、また食べるのも悪くない、ザンギの定食も美味しそうなんだけどここまで来て海鮮を食べないのもなんか違う。悩んだ末に選んだのは色んな種類の品目が食べれそうな「三点セット」を選びました。ヒレカツ、刺し身、天ぷら、こんなわがままな選択肢があるなんて。めちゃくちゃ美味しかったです。やはり刺し身の食べごたえがあるのがいいですね。一切れの厚みが大きく、歯ごたえを感じるほど身がしっかりとしています。そしてお味噌汁の出汁がいい。海鮮の出汁最高です。

 朝食を済ませ再度雪道を少し進み、バス停で祝津方面に向かうバスを待ちます。風で舞い上がる屋根の雪なんかを見ながら、晴れ間の寒空に震えつつ、やってきたバスに乗り込む。この日もバスを何度も乗ることが予想されたので、1日券を購入しておきます。

 開場前のおたる水族館に到着。水族館の飼育員さんと思われる人たちの流れにしばらく身を委ね、水族館前で一人別の道に。そこそこ傾斜のある、雪で覆われた道を疲労の残る足をなんとか持ち上げて登っていき、流刑地と名高い場所が拝める、祝津パノラマ展望台に到着です。展望台の足場は一面真っ白なんですが、新雪と踏み固められた雪がまだらな状態で広がっており、足が埋まったかと思ったら、次の一歩はまるで氷の上に足を載せたように滑りやすかったり、非常に歩きにくい。軽く膝をついてしまうくらいにはバランスを崩したりしました。

 祝津パノラマ展望台からの眺めも良いのですが、主目的はトド岩。六花ちゃんのヨーグルトを食べてしまったり、名前の読み方や漢字を間違えた罪深い人たちが送られてくる場所ですね。遠くから眺めて見える範囲では、トドは見られませんでした。季節的にこの辺りにこないのかもしれません。

  おたる水族館の開場まではまだ時間があるので、先に入れるようになる別のスタンプのポイントに向かいます。雪に埋まった祝津3丁目のバス停から歩いて10分ほどの場所にある、国登録有形文化財の「鰊御殿小樽貴賓館旧青山別邸」が目的地です。

 おたる水族館の近くにある鰊御殿を1回目のスタンプラリーのときに見学しており、その大きさや、ニシン漁で使われた道具など歴史的な資料の数々に驚いたんですが、旧青山別邸の鰊御殿は、それを遥かに凌ぐ広大さでした。レストランがあると事前の調査で知ってはいたんですが、門をくぐってから目的の建物にたどり着くまでの道のりで、漫画に出てくるような豪邸の外観そのものというのを見せつけられましたね。花梨先輩がここに住んでるといった設定になっているんですが「本物のお嬢様やん」と思わずにはいられませんでした。歴史ある建造物なので、もうすこし風化した情景をイメージしてましたが、厚い雪をかぶりつつも威厳を放つその佇まいは、逆に力強さを感じさせます。

 貴賓館の中にあるレストランでは、スタンプラリーのコラボメニューを食べられるのですが、レストランの受付は10時からで、自分はこのとき9時半頃に貴賓館を訪れていました。予定よりも早く来すぎたというわけではなく、旧青山別邸の鰊御殿を見て回ることができるのは9時からだったので、先に鰊御殿を見て回ってからコラボメニューを食べる算段だったのです。30分ぐらいで見て回れるやろうと思ってたんですけどね。規模が思っていた以上に大きく、1時間ほどはゆっくりと見て回ってたんじゃないでしょうか。入場料が1100円とお高い印象を最初は持ちましたが、満足感がゆうに超えていきました。おたる水族館近くの鰊御殿とは異なり、旧青山別邸の鰊御殿は、柱の1本に至るまで、贅沢の限りを尽くしているというような作りで、梁などの主要な柱は高級な木材が使われていたり、各部屋で使う材質を変えて違いを出したり、飾られている一つ一つの展示が、当時から高価なものであり重要な歴史的価値のあるものばかり。というかひとつひとつが大きいものが多い。部屋を囲むような屏風とか、ふすま全体に描かれた絵画とか、それひとつにいったい職人がどれだけの歳月をかけたんだと考えさせられます。芸術の分野を広く、そして歴史も知っているとどれだけ貴重であるかということがわかるのかもしれませんが、自分はあいにく芸術には疎く、そういった方面で目を輝かせるということはありませんでした。しかしそれでも魅了されるものは多かったです。そして同時に目立ったのは、作品を守るために書かれているであろう注意書きの多さです。やはり展示というのは破損のリスクを抱えるようで、手の届く位置に、遮るようなものもない空間に鎮座しているものが多く、故意でなくても傷つけてしまうといったことは起こりそうだなと感じましたね。自分も大きめのカバンを持っていたので、ぶつけてしまわないかというのは心配でした。受付で預けてくればよかったと後悔したものです。旧青山別邸の館内は撮影が禁止されていますが、以下の写真は、唯一撮影が許可されているもので、龍に見える赤松です。縁側など足元が非常に冷えるのですが、入館時に厚手の靴下を寒さ対策として渡してくれます。これがあっても終盤は冷え切ってしまいました。

 ゆっくりと鰊御殿を見て回ったことで、すでにレストランはオープンしています。まだ早い時間ということもあってか、自分がテーブルに付いたときは他にお客さんはいませんでした。窓際の景色がよく見える席を陣取り、コラボメニューをいただきながら、朝の活動で疲弊した下半身をいたわります。貴賓館で提供されているコラボメニューは4種あり、すべてをいただくにはボリュームがあったので「オニオングラタンスープ」と「マシュマロハイビスカスラテ」を頂きました。鰊御殿を回ったことで冷えた体に、スープの暖かさがしみる。濃いめのコンソメ風味のスープと柔らかくなったオニオンが食欲を誘い、熱いながらも短時間で平らげてしまっていました。次にマシュマロハイビスカスラテを頂いたのですが、オニオンスープの塩味のあとで、ラテの甘みが非常に際立ちましたね。オニオンスープとラテの無限ループができそうなほど、塩味と甘味の振り幅が大きいと感じます。疲れた体が糖分を求めているというのもあったのかもしれませんが、非常に美味しかったです。ハイビスカスの酸味もほんのりあり、くどい甘さというわけではなく、思いのほかスッキリとしていたというのも意外でしたね。

 

 コラボメニューに満足し、貴賓館をあとにしようとした直前に缶バッジを購入していないことに気づき、慌てて売店に向かいました。今回のスタンプラリーで追加となった缶バッジは4つだけだったので、完全に油断してました。無事に缶バッジを取得し、再度おたる水族館に向かいます。今回は時間があまりないので、水族館のスタンプを押すだけとなります。鰊御殿の見学に予想以上に時間を費やしてしまったのが原因でもありますが、泣く泣くエントランスまでで引き返すことになりました。ペンギンの散歩とか見たかったです。次回また来る時の楽しみとしておきましょう。

 小樽駅近くまでバスで戻ってきて、コラボメニューを提供している龍鳳さんに今度は向かいます。これまで2日続けて入店できていなかったので、今度こそはと意気込んで雪道を進み、そして3度目にしてようやく入店できました。妙に感動しましたね。まぁ書き入れ時のランチタイムにやっていないというのはさすがにないですね。すでにお客さんがそこそこ入っており、あんかけ焼きそばをつついている姿がちらほら見えます。噂のコラボメニューである真っ赤なあんかけ焼きそば食べている人はいなさそう。席につくやいなや、店員さんにコラボメニューについてお聞きし、そのまま1人前を注文します。注文してから気づいたんですが、隣の席で食べている人の前に置かれている、あんかけ焼きそばの皿がでかい。相撲の優勝杯としてみるような大盃ぐらいの大きさがありませんか?お店の壁に貼ってあるメニューを見てみると、その中に「1人前2玉」という文字を見つけ、ぎょっとしたものです。ここまでかなり歩いてはいるものの、朝食から3時間ほどしか経っておらず、さらに貴賓館でコラボメニューもいただいている。食べきれるかという不安が溢れるなかで目の前に出されました、コラボメニューの「六花専用焼きそば」。見た目のインパクトに後退りしてしまいそうでした。赤い。そしてやはり多い。辛くはないと伺っていたので、その点について心配はしていないものの、どういった味なのかを見た目からは全く想像できませんでした。中心にのっているのは水気を切ったヨーグルトらしく、これを混ぜるとピンク色になります。ただこのときはヨーグルトの量が少なかったようで、色の変化はさほど大きくはなかったです。意を決して食べてみると、程よい酸味が混じったあんかけ焼きそばの風味なんですよね。見た目と味のギャップに脳が混乱するという良い事例だと思います。酸味のもとはトマトやビーツといった、あんかけ焼きそばの具としてはあまりみかけないものによって生まれているようですね。油っぽいだけならしんどいかなとも思ったんですが、酸味があるから2玉ぐらいいけそうだ!そう思い食べ始めて6割ほど進んだところできつくなってきました。麺よりも具のほうがけっこう多いんですよね。ボリュームの大半を占めるのは麺ではなく、野菜を含んだ餡の方でした。麺はむしろズルズルと食べ進められ、早々になくなったのですが、配分を完全に間違えましたね。それでもなんとか時間をかけ、完食することはできました。お客さんが多くなる時間帯なんですが、すぐに動けず申し訳ない気持ちになってました。

 龍鳳のコラボメニューを頂いたことで、スタンプラリーに関連する場所はすべて回りきりました。あとは電車に乗るだけではあるのですが、ここまでバスを待つといった時間がほとんど発生しなかったこともあり、思っていた以上にスムーズに回れて、1時間ほど余らせてしまいました。おたる水族館をみておけばよかったなという後悔を頭の片隅で感じつつ「時間があったら寄る場所リスト」を眺めます。龍鳳の焼きそばによってお腹の余白はありませんが、コーヒーを飲むぐらいなら大丈夫だろうと、小樽駅と運河プラザの間辺りにある「Coffee House CHAFF」にお邪魔しました。

 コーヒーを飲みながら、ゆっくりと本を読む。そんなゆったりとした時間が流れる空間が店内に広がります。本棚においてあるコーヒーに関連する書籍の数々も個人的には興味深かったですね。今後読む書籍の候補として、書籍の一覧を写真におさめたりしていました。注文したのはオリジナルブレンドの「CHAFFブレンド」。メニューにどの国の豆がどの程度入っているのかといった配分まで書いてあります。ブラジル50%コロンビア25%エチオピア25%、非常に親切。厨房が見えるカウンター席に座っていたので、店主がドリップする姿も見え、どんなふうに淹れるのかなと無意識にまじまじと見てしまっていました。出されたコーヒーの香りは非常に芳醇で、エチオピアの豆が25%と比較的少なめではあるんですが、もっと含まれているのではないかと思うような香り具合でした。味においては酸味が少し感じるぐらいなので、もしかしたら香りのもとはブラジルの豆が握っているのかもしれません。スッキリとした飲み心地でありながら、コクも程よくあるというバランスの取れた風味だと思います。そして同時に感じたのが、目の前にある自家製のデザートを食べてみたいという欲求。しかし胃袋に余裕がない。別腹もできないほど。デザートと合わせて飲むと絶対美味しいよこのコーヒー、と思いながら必死に我慢していました。電子書籍に逃げるようにデザートから意識をそらしつつ、電車の時間が来るまでしばらくゆっくりと過ごし、お店を出るときにいただいたブレンドの豆を100g購入した。家に帰ってゆっくり淹れつつ、これを動画で紹介しようと考えてましたね。出先でお気に入りのコーヒーショップを見つけて豆を購入する、旅行の個人的な楽しみだったりするのです。

 小樽駅に徒歩で向かい、改札をくぐって電車に乗り、長い長い帰路につきます。発車するまでの時間で小樽での3日間を振り返ってましたが、たくさん動きましたね。1回目のスタンプラリーでは自転車で広範囲を移動しましたが、今回は徒歩による移動も多く、スノーボードで滑ったりもしたことで、下半身の負担が大きいです。歩数計とかを確認してみると、1日15000歩以上歩いてました。雪道の中というのを考えると、普通の歩行以上のエネルギーを消費していることでしょう。数回派手にころんだことで、肋骨のヒビが悪化していないかだけが心配でなりません。

  新千歳空港までの電車で「この車両は指定席ですか?」と韓国の方から英語で質問を受けこたえたり、東京までの飛行機が1時間以上遅れていて、おたる水族館を回ればよかったとさらに後悔したり、鰊御殿を回るときに渡された厚手の靴下をずっと履いていて空港で気づいたり、東京から家までの電車でアジア系の20代ぐらいの男性陣に「この電車は浅草まで行きますか?」と英語で聞かれ、さらにブルガリアの人に「押上に止まりますか?」と聞かれたり、帰る間もやけに外国人に質問されるという体験をして、海外からの観光客が増えているんだなと実感したりしました。同時に自分の英語の拙さも明るみになり悔しくなってます。時間見つけて英語も復習しないとな。

 なんとか日をまたぐ前に家につくことができ、椅子に座ると疲労感とともに終わってしまったという喪失感が体を沈めていきます。動けない。これもまぁ楽しかったことの反動でしょう。冬の小樽というのは、北国の厳しさというのを垣間見ることができますね。寒さもそうですが、日常的な行動の制限に対していかに思い通りの行程を踏めるか、というのを試された気がします。そんな中で今回は、様々な幸運に恵まれたと感じています。1日目は鉄道が動かないトラブルもありましたがバスが動いていて小樽に到着でき、2日目のゲレンデでは滑る直前にボードが届けられたり、その他いろいろな方の優しさのお陰で、本当に楽しい3日間でした。第3回小樽スタンプラリーの旅、これにて終幕です。今回の旅の記録も今後動画にしようと思います。そしてまたスタンプラリーが開催された暁には、また小樽に舞い戻りたいものですね。

小樽スタンプラリー3に参加したよ(2日目)

 7時頃に起床して窓から外を見てみると、雪は変わらず一面を覆っているものの、日差しが見える。寒波の影響による悪天候を心配してたんですが、不安要素がなくなって助かります。特にこの日は、小樽天狗山スキー場でスノーボードも予定しており、展望台からの景色なども楽しみにしておりました。しかし寒い。気温を確認するとマイナス9度。この気温をみると、楽しみがあっても外に出るのをためらってしまいます。

 まずは朝食として、今回のスタンプラリーから追加されたスポット「北のどんぶり屋滝波食堂」に訪れました。好きな海鮮ネタを選んで乗っけられる海鮮丼が有名で、お昼どきだと並んでしまうといろいろなところで書かれていたので、行くなら朝と決めていました。また、朝の8時からやっていることもあり、1日をフル活用したい自分にとっては非常に助かる店舗なんですよね。朝食をどこでとるかというのは、旅行のたびによく悩んでます。

 自分が選んだのはカニ、いくら、そして季節のネタであるサーモンのねぎとろ。丼から溢れそうなネタが贅沢感を漂わせます。サービスとして昆布巻きもいただきました。いずれもめちゃくちゃ美味しいのですが、なぜかはっきりと覚えているのが「味噌汁おいしい」という記憶なんですよね。お魚の出汁が非常に濃くでており、それだけでも満足感に満たされます。海鮮を取り扱うお店の汁物というのはやはりひと味もふた味も違うものなんですかね。

 お腹を満たし、今日のスタンプラリーを開始します。今日はバス移動を基本とした、広範囲の移動を予定しています。そのためバスの1日乗車券を購入するため、小樽駅前バスターミナルの受付に行ったんですが、受付が空いているはずの時間にあいていない。まぁバスの運転手に話せば場所を選ばず購入できるので、乗り込んだバスで最初に乗車券購入をしました。4回乗ればもとが取れるのでスタンプラリー参加者はだいたい購入してるんじゃないかなと思います。この1日乗車券の仕組みは初めて見るものだったので、最初に見たときは驚きましたね。使う日にちに合わせて削るというもので、バスの中でせっせと2023/1/27を削っていました。ちなみにこの日は自分の誕生日でした。小樽で過ごせるとは、いい誕生日になりそうです。

 バスに揺られて訪れたのは、季節の色を全面にその景色に反映させ、素晴らしい景観を楽しめる、小樽総鎮守住吉神社です。この日は一面雪化粧した景色が拝めましたね。朝イチということもあり、新雪には足跡もほぼなく、ふかふかの雪を踏みしめながら本殿まで進みます。そしてフォトスポットでもある、本殿前から入り口に振り返って、鳥居からさらに奥に伸びる道路、そして海まで一望できるこの景色。これが見たかった。やはりこの景色は、人が少ない時間帯におがみたいものですね。まぁ早く来すぎてしまい、スタンプが置いてある社務所が開くまでしばらく外で待つことになったんですけどね。

 社務所が開いてからスタンプを押していると、巫覡(でいいのかな?)の方が「すみません、トイレの水が凍ってしまって」といいながらバタバタと通路を渡っていかれた。鍛え抜かれた北の国の設備でも、やはりこういった水道のトラブルはあるんですね。バタバタと忙しくしているところに、おみくじの購入とかお願いしてしまってすみません。小吉でした。今年はぼちぼち頑張ります。

 目的を果たして一度小樽駅までバスで戻ります。次の目的地はスタンプラリー最難関とも言える小樽商科大学。ただちょっと大学までのバスがすぐにでないので、駅構内のカフェ「可否茶店」で一休み。小樽で気になっているカフェがいくつかあり、時間があったら回るリストというのを作ってました。そのうちのひとつで、チェーン店ではあるんですが、日本で最初の喫茶店という歴史あるお店の小樽の店舗で、雰囲気を知っておきたかったんですよね。深煎りのスモーキーさを持ちつつも、すっきりとした後味で、ブラックでも飲みやすいコーヒーでしたね。

  コーヒーを飲み干して小樽商科大学行きのバス停に向かうと、すでに学生の列ができていました。午前中の登校時、地獄坂の先にある大学にバス以外の手段で向かう人などほぼいないでしょう。早めに並ばないとバスに乗れないかもしれないということは、考えれば容易に想像できますね。私は考えてなかったので乗れるかどうか不安になりながら並んでました。なんとか1本目のバスで乗り込むことができ、雪に覆われた地獄坂を登るバスに揺られ、小樽商科大学に向かいます。バスの座席で寝ていたり、友人と話したりする学生たちの中に異質な自分がいるということに、なんともいえない不安を感じたりしたものです。怪しまれたりしていないだろうか。妙な居心地の悪さを感じながらも目的地に到着。地獄坂の標識がすっぽりと埋まるほどの雪が路肩につまれてます。

 以前来たときは、スタンプのおいてある大学生協の場所がわからず、学生に聞いたりしましたが、今回はまっすぐと目的の場所に向かうことができます。午前中ということもあってかそこそこ人がいて、この中でスタンプを押して写真を撮るということにかなり抵抗感はあったものの、ここまできてやらいでかと自分を言い聞かせてスタンプを押し、写真を撮りました。スタンプを押せるのは平日の10時から14時半という限られた時間帯しかないこともあり、スタンプラリーの中でも最難関と言われていますが、メンタルが問われるという意味でもこの場所はなかなか試されるポイントだなと実感したものです。

 再度小樽駅に向かうバスにも比較的すぐ乗ることができ、スムーズに小樽商科大学をあとにします。そして本日のメインとなる、小樽天狗山スキー場に向かうのですが、不安要素をずっと抱えており気が気じゃないといった心境でした。というのも、小樽天狗山スキー場でスノーボードを楽しむつもりでいるのに、スノーボードの宅配がまだ到着していない。実は昨日、寒波による悪天候によってまだ北海道にはいれていないという連絡を受けており、いちおう滑るのは午後からだから午前中についてくれれば、といったお願いをしていたんですよね。今日は27日で、ボード自体は24日に宅配を依頼しており、26日に自分が無事に小樽に来れているので、荷物も問題ないだろうと思いこんでいました。10時半頃の段階ですでに小樽の営業所から出発しているといった状況を確認でき、ドライバーの方とも連絡が取れ12時半から13時の間で届けられるとお伝えいただいたので、全く滑れないといったことはなさそうということがわかり安心したりしたものです。

 小樽駅前からバスに乗り込み、小樽天狗山スキー場に到着。天候も非常によく、展望台からの眺望も期待できます。しかし到着したのは11時頃で、まだボードは手元にありません。そこで、近くにあるモリノカフェという喫茶店にお邪魔することにしました。

 開店直後ということもあり、モリノカフェにいる客は自分のみ。日本海に続く石狩湾を臨む景色を楽しめる席に座らせてもらい、自家製ケーキとコーヒーのセットをいただきます。非常に美味しいコーヒーで、ケーキとの相性もよく、お会計のときに少しコーヒー豆について伺いました。ニカラグアの豆で自家焙煎されているとのことなんですが、その焙煎方法がオーブンでやられているというのは驚きましたね。専用のオーブンとかではなく、ケーキを焼くのにも使用している一般のオーブンで焙煎しているとおっしゃられてました。煙がすごいからお客さんがいるときにはできないのと、一度にたくさんできないのが大変というのが難点なようです。オーブンでの焙煎について、今度もう少し調べてみようと思います。

 モリノカフェの店員さんにお礼を言ってあとにし、ゲレンデに向かうとちょうどクロネコヤマトのトラックが停まって、自分のスノーボードを抱えたお兄さんがゲレンデのチケット売り場に運び入れる姿が見えました。この時間にここまで運んで来てくれたことに感謝しかありません。本当にありがとう。

 着替えを済ませてチケットを購入しようとしたとき、上の施設で提供されるコラボメニューも目当てだったので、4時間のリフト券と1000円分の食事券がセットになったものを購入しようとしたんですが「水道のトラブルでコラボメニューが提供できない」と言われました。コラボメニューと、合わせてもらえるコースターが目当てだっただけに、この知らせは悲しかったですね。まぁコースターは他のコラボメニューでもらえるからいいかと割り切り、ひとまず4時間のリフト券を購入してロープウェイに乗りこみます。小樽天狗山スキー場ですべった話はちょっと別の記事に書くとして、展望台からの眺めは、天気も良かったこともあり最高でしたね。

 少し滑ってから休憩がてら、小樽で一番空に近いカフェといわれるTENGUU CAFEでメニューを見てみると、コラボメニューに対して特に「出せない」といった表記がない。もしかしてと思い注文してみると、なにも言われず注文が通った。どうやら滑っている間に復旧したようですね。これはラッキーとコラボメニューの2つを注文し、 TENGUU CAFEでしばらくまったり。最初にブルーベリーティーで体を温めます。ブルーベリーの酸味がつかれた身体に非常に効く。天狗山の夕映えソーダもすっきり飲みやすい酸味が美味しかったです。

 リフト券の時間いっぱい滑り、17時過ぎに写真を展望台から撮ったんですが、まだ少し明るさがあり、北海道3大夜景のひとつをしっかりとした暗さの中で納めることができなかったのが少し残念でしたね。もう少し早めに日が落ちきると思ったんですが予想外でした。このあたりから夜景目当ての観光客があがってきて、TENGUU CAFE は賑わいを見せます。ボードを持ってロープウェイを降りる自分がかなり浮いていたことでしょう。着替えを済ませて、ボードを再度預け宅配の依頼をし、帰りのバスを待ちます。この帰りのバスなんですが、夜景目当ての観光客と重なり、バスの時間があまり時間通りに発着しない状態で、いつ来るのかわからないバスをひたすら寒空の下で待つという状況になったのはつらかったですね。20分ほど冷たい風にさらされていたと思います。バスが来たときの感動はひとしおでした。

 小樽駅に向かうバスの中、観光客の多くは海外の人のようで、日本語以外の言語による会話がボソボソと聞こえます。もう少しで小樽駅前に着くかなというときに、ひとつ前の席に座っている女性が、霜ができた窓になにか日本語を書いているのに気づきました。携帯を見ながら、翻訳しながら書いている。「小樽に行く」といった文面をかいたところで、こちらをちらっと見る視線を感じたので、こちらから話しかけてみました。最初は日本語で話しかけてみましたが、日本語はわからないとのことだったので、拙い英語でなんとか相手のお困りごとを引き出すと、このバスが小樽駅に行くかどうかというのを知りたい様子でした。なので、このバスは小樽駅前に行くよというのを伝え、自分も同じ目的地だったので一緒にバスを降り、札幌に行きたいと次に言われたので、チケットの買い方と、どの番号の乗り場の電車に乗ればいいか、というのをなんとか伝え、改札をくぐるのを見送りました。観光客が多いなというのは昨日から感じていましたが、まさか自分が案内することになるとは思いませんでしたね。もっと英語ができていればスムーズだっただろうなと小さな後悔もしつつ、夕飯を食べに龍鳳に向かいます。向かったのですが、今日は19時前ですでに閉店しておりました。龍鳳チャレンジ本日も失敗で明日にかけるしかありません。

 閉店の龍鳳に背中を向けて、別のところで夕飯をと歩き始めるのですが、龍鳳以外の候補を考えていなかった。そのため、道中で良さそうなお店があれば入ろう、というなんとも行き合ったりばったりな妙案に頼ることにしたのです。場合によっては、小樽ビール小樽倉庫No.1にもう一度いってもいいか、ぐらいのことを考えていたと思います。しかし少し歩いたところで見つけたひとつのお店に目が止まりました。「丼 あて 酒 えだかん」

 海鮮丼の写真が胃袋を刺激します。朝食に滝波食堂で3種の海鮮丼を食べましたが、スノーボードと雪道を歩くのに疲弊した身体はすぐにでもなにか食わせろと内側から訴えかけているようでした。日本酒というのも気になったので、がらがらとお店の扉を開けて足を踏み入れました。すでにお客さんが数名おり、テーブル席に2組、カウンター席に1組。自分は扉近くのカウンター席に案内され、注文はQRコードで飛んだサイトからできると伝えられました。チェーン店というわけでもなさそうなお店ですが、こういった注文の仕組みを取り入れているのはこのあたりでは珍しいんじゃないかなと感心していた。お店に入る前から気になっていた海鮮丼と、日本酒ガチャというなんとも面白そうなものがあったのでこれを選び注文。最初にお通しとしてでてきたのは肉じゃがで、これひとつでメニューの一つになるんじゃないの?と思えるような1品が出てきたことに驚きました。日本酒ガチャでは「合名会社鈴木酒造店 秀よし」という秋田の日本酒を引き、肉じゃがと日本酒だけでも立派な食事になるなと満足気に箸を進めます。スッキリとした風味の秀よしは、肉じゃがの味を隠すようなこともなくお互いの旨味がちょうど混ざるような、何にでも合わせれると思わせる風味だったのが印象的です。疲れているのでお酒が回りそうだなと思ったので、一緒にお冷も頼みました。そして待ちに待った海鮮丼。キラキラと光っているのかと思えるような鮮やかな彩り、非常に綺麗です。食べるのがもったいないなと写真を撮ったときは思いましたが、食欲が先行しましたね。ガツガツとレンゲをつかってかきこんでました。一緒に出されたお味噌汁も、滝波食堂と同様に、海鮮のお出汁が聞いてて美味でしたね。あっという間に平らげてしまいました。

 再度寒空のもと、グリッズプレミアムホテル小樽にチェックインのために向かいます。朝にバス停に行くまでの間、荷物を預けるために立ち寄ってはいたのですが、朝早すぎたのでチェックインはまだしていません。20時をすでに超えていたので、電話がかかってくるんじゃないかと携帯の振動を警戒していましたが、特に電話がなることもなくグリッズプレミアムホテル小樽に到着。チェックインして内装とかをみると、なんとも既視感がある。パンフレットが置かれているところにトリフィート小樽運河の案内もあり、そこでようやくトリフィート小樽運河と同じ系列のホテルなのかと気づきました。このことをツイートすると、トリフィート小樽運河の公式Twitterアカウントからも反応が。

 こちらの浴場には露天風呂もあり、お風呂の時間を長めにとり、夜風に涼みつつ浴場を堪能しました。スノーボードのあとにトリフィート小樽運河やグリッズプレミアムホテル小樽の浴場施設があるところに泊まれるというのは、疲労を癒すことを考えると非常に頼りになるといいますか、アクティビティのあとの楽しみがあるというのが嬉しいですね。

この日集めたスタンプとしては、滝波食堂、住吉神社、小樽商科大学、小樽天狗山ロープウェイと、数としては少ないものの、スノーボードを楽しんだり景色を堪能したり、海鮮を楽しんだりと、昨日と同様に朝から夜まで充実した1日を過ごすことができました。1日天気に恵まれたことが大きいですね。しかしながら下半身の疲労感が非常に大きく、翌日の活動に支障が出ないかだけが気がかりです。

小樽スタンプラリー3に参加したよ(1日目)

北海道にたどり着けないかもしれない

 出発前日、全国的に寒波が猛威をふるい、飛行機の欠航や鉄道の運休のお知らせがどのニュースでも流れていた。さすがに今回は無理かもなと絶望していたが、予約していたJetStarからはなんの連絡もない。飛行機が飛ばないとなればたどり着く手段はないので、おとなしくホテルの予約などキャンセルする判断ができるのだが、ニュースの賑わいに反してJetStar側は沈黙を貫く。もはや出たとこ勝負と覚悟を決め無理やり寝るしかなかった。

 そして早朝。JetStarから欠航の連絡はない、本当に飛ぶのか?と疑問をいだきながも家を出ます。始発の電車にのって空港に向かうのだが、めちゃくちゃ寒い。すでに北海道にいたのかと思わせるような、鋭利な寒さが、厚着した装備を簡単に突破してきます。北海道にたどり着くまでは、暑いかもしれないなと心配した装備だったんですが「関東でこれなら北海道でどうなるんだ」と不安が募るばかりです。寒波こわい。

 成田空港の駅につき、第3ターミナルに向かうのですが、この第3ターミナルまでの道のりが非常に長い。1キロは歩いたんじゃないですかね。行動の開始が朝早く、小樽まで順調に行ったとしてもお昼は超えるので、早めに空港についておいて空港で朝食をとる予定にしておいてよかった。空港までの道のりでかなり熱を奪われてしまったので、朝食にちゃんぽんを食べ、凍死は免れました。

 飛行機は結局問題なく飛んでくれるらしい。北の大地に問題なくたどり着けるようでまずは最初の関門突破です。寒波が来ているとは言うものの、雲自体はそこまで広がっておらず、飛んだときに富士山もきれいに見えました。

 北海道に近づくにつれ、雲が増えてきます。そして地面が近づくに連れ、当然ではありますが、雲の白から雪の白に変わっていきます。これだけ雪がありながら、早朝から飛行機が飛べる状態になっているということに驚きました。

 

 北海道にたどり着いたのはいいのですが、問題はここからだったりします。鉄道が昨日から運休やら本数を減らしているなど、現地にいかなければ状況が見えないという思いだったんですが、現地に来てもよくわからなかったです。とりあえず札幌までは動くらしい電車がすぐ出るからそれに飛び乗り、札幌から小樽までは、次の電車が雪かきの状況次第でいけるかも、と言われたので札幌に向かう電車の中でJRのサイトやらTwitterからできるだけリアルタイムな情報を追い続けます。そして札幌に着く直前あたりで、札幌小樽間の運転見合わせ時間延長の知らせを受けました。電車は無理とわかったのでバスによる移動について調べると、小樽方面の高速バスが動いているとのこと。早速バスターミナルにいってみましたが、同じように考える観光客が多いようで、小樽方面のバス停にだけ行列ができていました。しかも小樽駅に向かうバスがちょうどでたところ。連なるようにバスがきたが、小樽方面ではあるものの、小樽駅から少し離れた「小樽築港」までしかたどり着けないバス。次に小樽駅まで走るバスがいつ来るかわからない上に、今並んでいる人たちを抱えられるのかわからない。小樽市内のバスに乗り換えられるらしいという頼りない情報を信じ、まずは「小樽築港」行きのバスに乗り込みます。

 バスが小樽に近づくにしたがって、積もっている雪の高さが高くなり、道路に残る雪の量も増えてきます。1時間ほどバスに揺られて小樽築港に到着。同じバス停で市バスが来るのを待ちます。新雪に覆われたバス停付近の歩道で、ちらつく雪の中で数分立っているだけでも寒さがこたえます。風がさほどないにも関わらず、肌が出ている部分から熱が抜けていくのがわかる。すぐに小樽駅方面に向かう市バスが来てくれたので助かりました。最初の目的地である運河プラザに近い「中央通」で降りました。雪の高さがやばい。2mぐらいあるように見えます。

 花梨先輩の公式絵のモデルとなっている手宮線もこの通り。人が通れる場所には見えない状況です。以前訪れたときは、博物館からこの手宮線散策路を通ったんですよね。懐かしい。

 そしてスタンプラリーのスタート地点、小樽運河プラザに到着です。ここまでこれるかというのが不安で仕方がなかったので、到着したときに安心すると同時にどっと疲れが襲いかかってきました。スタートする前こらこれで大丈夫かと、新たな不安が芽吹き始めてる。

1日目のスタンプラリーの予定は「徒歩で行ける範囲を回る」というものです。スタンプラリーの範囲は広大で、1日で回り切るには朝から回らなければ時間が足りない。小樽に来るまでに予定よりも1時間ほど遅れていることもあり、とりあえず近場を回るといっても時間に余裕はない状態でした。スタンプの設置時間が短いものを優先して、まずは16時台にスタンプがしまわれてしまう、都通り商店街と市立小樽文学館に、六花ちゃんの市内アナウンスを聞きながら向かう。都通商店街では、小樽組と商店街がコラボしたパンフレットを配っているので、そちらも合わせて回収してきた。

 続いて、今回追加のスタンプ対象となった、グリッズプレミアムホテル小樽へ。こちらの受付自体は遅くまで開いているものの、スタンプを置いているのは17時までと時間に限りがあるので、早めに寄っておく。2日目の夜に宿泊予定でもある場所だ。真新しい施設で、非常にきれいな内装が印象的。

この次に向かうのは、小樽堺町通り商店街の方面になります。この段階ですでに16時になろうかという時間で、移動のトラブルなどもありお昼を食べそこねておりました。そこで、商店街までの道中で小樽のグルメやスタンプラリーとコラボしたメニューを販売しているお店に寄り、食べ歩いていきました。まずは「ぱんじゅうの桑田屋」でぱんじゅうをいただきます。いろいろと味がある中で選んだのは、黒い見た目が特徴的な「石炭ぱんじゅう」、りんごの果肉がごろっと入った11月から2月限定の「ごろごろアップル」、本店限定の「抹茶あん」。外側のすこしカリッとした食感のあとに広がる餡の甘みがとても心地よい。特に抹茶は甘みだけでなくほぼど良い苦味もあり、甘さをよりいっそう引き立たせるように感じます。

 少しばかり空腹を満たし、あらためて堺町通り商店街に向かいます。この道中がかなり大変でした。観光客や修学旅行をしている学生で人が多く、雪道は何度も人が通ったことで押し固められ、氷の上を歩いているよう。足をすべらせるということはしょっちゅうあり、1度派手に転倒しました。寒さに加え、転倒による恥ずかしさや軽く雪面に打ち付けた腕の痛みなどに耐えながら、堺町通り商店街にある「タケダのザンギ」というお店に到着します。ここでは、スタンプラリーとコラボしたメニューである「緑のザンギ」をいただきました。大粒の鶏の唐揚げなんですが、衣には緑色の粉末が混ぜられています。渡されるときに店員さんから「緑のはブロッコリーと抹茶です」と言われて思わず笑ってしまいました。たぶん青のりだと思うんですが、ブロッコリーだと言われるとそう感じるような気も。非常にジューシーで、思っていた以上にボリュームがあり、食べきるのに時間がかかりました。食べながら歩くのはさすがに危なかったので、出店の横で美味しく食べるサクラのように黙々と食べていたんですが、お店の方から「後ろに飲食スペースありますよ」と案内していただき、温かいところで落ち着いて食べることができました。

 ザンギを食ったら時間を食われた。堺町通り商店街にあるスタンプは2箇所で、片方は17時に閉まってしまうため急がねばなりません。しかし足元は滑りやすく思うように速度をあげられない。それでもなんとかお店が締まる前に立ち寄ることができたのは、「福廊」という雑貨屋さん。スタンプを押してすぐ近くのもう一つの目的地である「堺町通り観光案内所」にも入り、こちらでもスタンプを押します。徒歩で行くには比較的距離のあるこの2箇所が1日目の難所とも考えていたので、閉店前に回ることができたのは幸運でした。

 徒歩圏内としては難所のスタンプも確保できたので、運河プラザ方面に再度徒歩で戻ります。その道すがら、1度派手に転倒しつつ、かま栄工場直売店にて「パンロール」をいただきます。スナック感覚でかまぼこを食べるというコンセプトのもと生まれたとのことですが、スナックとは思えないほどの食べごたえがあるように感じます。見た目はさほど大きくないですが、油がすごい。かまぼことは思えない濃厚な海鮮の風味が口いっぱいに広がります。朝食やお弁当代わりに買っていくのもありですね。

 かま栄で少し休憩を挟み、あたりも暗くなってきた頃、小樽運河沿いを歩いて進み、浅草橋観光案内所でスタンプを押します。小樽運河の撮影スポットのようで、多くの人がライトアップされた小樽運河を撮影していました。堺通り商店街を歩いているときも感じましたが、第1回スタンプラリーのときと比べて、多くの観光客がいるという印象が強いです。お店の方などから「観光客が帰ってきた」と表現されていたので、これが本来の小樽の姿なのだろうと理解しました。趣のある静かな街並みというのもいいですが、好きな街が賑わっているというのは、今後も明るく賑わう良い兆とも思えるので、これはこれで嬉しくなる光景でもあります。

 この段階でスタンプが7つ集まっていたので、スタート地点でもある小樽運河プラザにもどり、7つ以上スタンプを集めた人に送られるクリアファイルを頂きます。そして、小樽運河プラザに飾られているイラストなどをゆっくりと見て回りました。動画のイラストでお世話になっている糖分魔王さんのイラストもあり、大きなサイズで拝むことができたのが嬉しかったですね。応援している絵師さんがこのように受賞されるというのは、応援する自分もなんだか嬉しくなってくるもので、現地で見たい!と小樽旅行へのモチベーションのひとつになってたりします。本当に素敵なイラストでした。

 夜の小樽の寒さに震えながら、この日お世話になる、トリフィート小樽運河へ。入り口では六花ちゃんと花梨先輩のパネルが並び、スタンプも2つ用意されています。加えて、コラボグッズの販売もやっており、毎度ながら協力体制に感心させられますね。今回増えたコラボグッズのマグカップと、新しい缶バッジもチェックインと合わせて購入。専用の宿泊プランでもらえるタオルも受け取り、この段階での戦利品を並べたりしてました。

 まだ1日目は終わりません。夕飯としてコラボメニューを提供している「龍鳳」さんに向かいます。少し距離はあったのですが、もはやテンションで疲労のことを忘れ、ようやくなれてきた雪道をのっしのっしと進みます。そして到着したのですが、お店が暗い。そして入り口には「定休日」の張り紙が。どっと疲労感がのしかかりました。

 それでもまぁ別の候補もあったので、すぐに切り替え雪道を進みます。堺通り商店街あたりで食したザンギやパンロールのお陰で、そこまで空腹は激しくなく、気持ちにも余裕がありましたね。そしてたどり着いたのは「小樽ビール 小樽倉庫No.1」。前回来たときは、臨時休業と重なってしまい、夕食時にくることができませんでした。なので今回はそのリベンジを果たしたかったのです。

あまりビールは普段から飲まないのですが、せっかくなのでドイツビールの「ピルスナー」を1杯いただきました。嫌な苦味はなく、スッキリとしたフルーティーな味わいが特徴的でしたね。こういう美味しいビールならある程度は飲めそうです。そして注文したのは「真鯛と白子のロールキャベツ」と「活タコのカルパッチョ」。こんなロールキャベツ食べたことない。魚の旨味じんわり。うまい。そして北では今が旬のタコを使ったカルパッチョ、薄いのに弾力しっかり、モキュモキュ噛んでるうちにわさびとオーロラソースを混ぜたような少し濃い目の味からタコの旨味が感じられるようになっててすごいおいしい。ビールを挟みつつ食べるの最高。薄めの味のビールなので、濃いめのカルパッチョと相性が最高でした。1品で2,3人前ぐらいあって、多分数人で来て分けて食べることを想定としているものだと思うので、2品で十分お腹いっぱいです。今度来たときはピザとかも食べてみたい。

 食事も済ませ、トリフィート小樽運河にもどり、大浴場を堪能し、1日の疲れを汚れとともにしっかりと落とします。以前来たときはホテルに戻るのが1時を超えたりして、大浴場を体験できなかったんですよね。これもリベンジ案件だったので、しっかり堪能できて満足です。入ったタイミングは他に人もおらず貸し切りのような状態で、悠々と楽しむことができました。1部屋が2, 3人入れるほど大きく、荷物を拡げたりのびのびと過ごせるのが良いですね。まぁ一人だからという理由もあるでしょうけれど。

 翌日も朝早くから活動予定なので、日をまたぐ前にはベッドに入りました。とにかくこの日は、小樽に着けたということ、当初想定していた徒歩圏内のスタンプやグルメなど、雪道に苦労しつつも周り切れたのがとにかく嬉しかったですね。寒波に日和らず旅の予定をキャンセルしなくてよかったと実感した1日目でした。 

宝台樹スキー場に行ったよ

 毎シーズン一緒に雪山を滑る友人とともに、今シーズンもやってきました宝台樹スキー場。前日にスタンサーによる計測と、その結果に合わせたビンディングの調整を済ませていたので、どんな感触になるのかというのが今回の一番の楽しみだった。また、低温環境下用のGoProの電池を使ってみるという試みもある。そして一番の不安が肋骨のヒビが悪化しないかということ。とにかく今回はのんびり滑るわと友人に伝えてはいた。

 購入した宝台樹スキー場のリフト券は5時間のものであったが、その時間の仕組みが特殊で、最初にゲートをくぐってから1時間区切りで消費するといったものになります。たとえば、11:00に最初にリフト乗り場のゲートを潜ると1時間のカウントが開始され、このカウントが0になる12:00を超えてリフト乗り場のゲートを潜ると、次の1時間のカウントが始まります。1時間区切りで消費されるため、お昼休憩などリフトを使用しないタイミングは、残りカウントが0に近くなるときに合わせると、無駄な消費を抑えることができるといった利用の仕方ができます。指定のゲレンデで共通して使えるリフト券なので、まとまった時間、10時間分などを購入しておき、5時間ずつ2つのゲレンデで使用する、などの利用の仕方ができるリフト券になっています。こういうのもあるのかと知ったときは非常に感心しました。

 最初の数本は初心者コースのたんぽぽコースで肩慣らし。調整したビンディングの状態ですが、前回に比べるとだいぶ滑りやすい印象です。スタンサーを利用し、ビンディングの調整をしてもらっていたときに、調整前の状態について色々と聞いたのですが、ボードに対して少し前方に軸がずれるような設定のされ方をしているとかで、足の爪先部分がボードからはみ出す長さが長く、バックターンがしずらい状態と教えてもらいました。ついでにビンディングの調整方法とか、細かく丁寧に説明をしながら調整してくれました。非常に勉強になりましたね。サイドボードなど購入したときに同じようにできるかは自信がありませんが、今後色々と調べる上で参考になりそうです。

 調整したボードに慣れてきたところで頂上へ。天気は曇ではあったんですが、風はさほどなく、雲の隙間から日がさすこともあり、視界は良好でした。遠くの景色は雲がかかってはっきりとは見えないものの、それでも景色は良い方だと思います。

 景色とは裏腹に、眼下に見える傾斜はとても容赦のないもの。1年前も苦しめられた中級者コースの第10コース。ボードを新しくしていざ再挑戦、したのですが、急にうまくなるはずもなく、何度も転びながら降りていきました。このコースは全体で1キロほどあり、ずっと傾斜が続くため、かなりブレーキを踏みながら降りていくはめになり、かなり下半身に負荷がかかりました。1本すべっただけでかなり足がプルプルしてました。

 1時間の区切りが良いタイミングでお昼に。群馬のソウルフードらしいもつ煮込みをいただきました。どうも受付の回転が悪いようで、食べられるまで結構並びましたね。人が多いわけではなかったんですけど。

 お昼をはさんで再度頂上へ。前回は滑らなかった上級者コースも滑ってみます。圧接されたコースではあったんですが、少しでた日差しによってと桁行が固まったようで、ところどころアイスバーンになってたのが怖かったです。エッジが思うように入らず、速度を落とすことに悪戦苦闘してました。

 頂上から滑るコースはどれもブレーキをかなり掛けないと滑れないようなコースで、数本滑っただけで下半身が限界を迎えてました。このあとは、中級者コースの第2東コースをすべり、そして初心者コースをまわってました。最後の滑走では、友人が自分の GoProで撮ってあげるよと言ってくれたのでお願いし、初めて自分が滑っている様子を自分で見ることができましたね。こうやって人に撮ってもらうと、かなり疾走感などが伝わりやすく、見栄えがいいものなんですね。これに反して自分の猫背やフォームが変なことが気になります。今度滑るときは気をつけたいものです。

 滑り終わったあと、「まんてん星の湯」という施設で汗を流し、併設されている食事処で夕飯に。キャベツのみじん切りと、豚肉野菜炒めをご飯の上にのっけた「まんてん丼」を疲れた身体に流し込みました。

 新幹線と電車に揺られて21時半頃無事帰宅。肋骨にヒビが入った状態ではあったんですが、派手に転ぶといったこともなく帰れてホッとしています。課題であったGoProの電池も、新しく購入した低温環境下の電池ひとつでほぼほぼまかなうことができたのは助かりました。今シーズンはこれで録画も安定しそうかな。ビンディングのほうも以前よりは滑りやすい感覚になったと思うのでこちらも良い収穫でした。今度宝台樹をすべるときは、頂上からのコースを転ぶことなく滑りきりたいものですね。

志賀高原横手山渋峠スキー場で滑ったよ

 熊の湯ホテルで宿泊して翌日。この日は熊の湯スキー場に隣接するスキー場、横手山渋峠スキー場で滑ります。

 朝6時頃に一度目を覚ますものの、筋肉の痛みや前日の打撲の痛みが残り、すぐに起き上がることができません。30分ほどベッドの中でもがき全身の痛みに慣れる始めてきたので、朝風呂に向かいました。夜中は部屋が暑かったのか、やたらと汗をかいており、放置すると風邪をひきそうだったんですよね。そして昨日かなり冷えた浴場はこの日も朝の冷え込みの分だけ寒かったです。内湯が極端に熱いので慣れるまでつらかったですが、寒いよりはマシと耐えて湯船に浸かっていました。お風呂だけが何店なんですよねこの宿は。

 そして朝食はバイキング。この後動くということを考えて程々に。できるだけ多くの品目を取ろうとしてしまうんですよね。りんごが美味しかった。

 食事も済ませ、着替えて荷物をまとめてチェックアウトしたらスキー場へ。熊の湯ホテルの荷物置き場兼更衣室をこの日も使わせていただけたのはありがたかったです。熊の湯ホテルから横手山渋峠スキー場のリフトまでは、歩いて15分ほどでしょうか。ボードを担いでの移動なので結構疲れましたね。天気は曇りで日光がないため、昨日よりは厚着をしていたのですが、逆にこのせいでスキー場までの移動で汗だくになってました。服装の調整難しい。

 えっちらおっちらと雪道を進んで、リフト乗り場手前のリフト券売り場まで到着。この日は昼過ぎに解散予定なので、4時間のリフト券を購入しました。そしてここからはひたすらリフトに乗ります。2300mを超える頂上を目指すリフトは急な傾斜をぐんぐん登り、リフトから見える景色には、厚手の上着のような雪を纏った樹氷が並びます。そして後ろには悠然と広がる景色が見えればというところでしたが、低い位置からすでにガスっており、遠くはおろか、10m先も視界が怪しいといった状況でした。前日の天気とはうってかわって、この日の滑走は視界の悪さに苦しめられました。

 頂上にあるレストランには「満点ビューテラス」という景色を楽しめるスポットもあるのですが、ご覧の有様です。ホワイトボードの前に立っているようにすら見えます。

 横手山渋峠スキー場は、頂上を挟んで更に奥にもコースが続いており、ここのゲレンデで滑ったことがある友人から、この先の渋峠側のコースを回るのが良いとの勧めに従い、この日最初の滑走を開始します。1本目を録画しようとしたんですが GoProが寒さでバッテリーがないという警告が録画直後にでましたね。まともに取れた録画が全体でも少なかったのがこの日は切なかったです。渋峠エリアのゲミュートコース、ウェーバーコースをしばらく回りました。

 リフトを降りてボードと足を固定し身体を起こすという一連の流れの中で、前日にぶつけた右胸下あたりが痛み、同時に体力も奪っていきます。徐々に渋峠エリアの人も増えてきたということもあり、昼食のために「日本一高い場所にあるパン屋」で有名な「横手山頂ヒュッテ」に向かいました。ゲレンデにいた人の密度に対して、店の中にいる人の密度は数倍違ったと思います。混んでる。運良くテーブル席が空いたので、すぐに昼食に臨めましたが、タイミングが悪いと席があくまでずっと待つ羽目になっていたかもしれません。友人含め全員が話題のきのこスープを注文。自分はパンがセットのものにしました。あつあつホカホカのパンとクリームシチュー。ボリュームが多いわけではないのに、満足感が非常にありました。パンにつけて食べるクリームシチューが疲れた身体に効果テキメンで絶品です。セットで付いてきたパンをおかわりしたくなる。

 撤退予定時刻から逆算して、あと乗れるリフトの回数も限られてきた。渋峠エリアは人も増えてきたので、横手山エリアを戻りつつ滑ることに。そしてこの横手山エリアの頂上から下るコースなんですが、まず細い。そして崖。前日の滑落のトラウマを呼び起こし、怖すぎる。さらに視界が悪いため足元がはっきり見えず、不意に凸凹した足場にのりあげ転倒ということも繰り返しました。このときお尻を強打し、痛みとともにお尻パッドのついたタイツを履いていてよかったと感動してました。完全に怖気づいてしまって、ノロノロと降りていくのが精一杯。林道怖い。

 体力もごっそりともっていかれて、昼食後に滑った本数は5本もなかったと思います。大怪我をする前に滑りきろうという考えに切り替わってましたね。最後に滑ったのは、 海和ゲレンデの中級コースから、一番下のリフト券売り場まで続く横手山第1ゲレンデ。GoProで最後までとれるかなと試しましたが、途中で切れちゃいましたね。もうすこしだったんだけどなぁ。今後は低温環境下用の電池も検討しないといけませんね。

 横手山渋峠スキー場をあとにし、疲弊した身体をボードとともに引きずりながら熊の湯ホテルに戻ります。着替えて荷物をまとめて、荷物の宅配手続きをして、身軽になった状態で友人の車に。さすがにボードを担いで帰る気力はこの時点でありませんでした。途中スリップしたりするトラブルは有りつつも、湯田中駅近くの楓の湯という駅前温泉で一休み。スノボーのあとの温泉は最高ですね。荷物を減らすためにバスタオルを持ってきておらず、レンタルもなかったので購入する羽目になりましたがまぁ致し方無し。記念品代わりに持って帰りましょう。そして友人と別れて電車に飛び乗り、一人帰路につきました。

 突発的な計画ではありましたが、今シーズン初の雪山旅はなかなか興味深い内容になったと感じています。1日目は天候に恵まれコンディションもよく、眺めも最高という中、滑落と雪中登山を経験し、2日目は逆に天候に恵まれず視界が悪い状態で、前日の打撲と戦いながら過酷な滑走になったという印象でした。2日目はお昼が美味しかったという思い出が強すぎて滑走の思い出がかき消されそうなんですよね。横手山渋峠スキー場のほうは、天気も含めて少し悔いの残る内容だったので、機会を見つけて今後リベンジしたいですね。打撲の状態は帰ってから数日様子見していますが、ひどくなることはないので湿布を貼りながら様子見を続けるつもりです。予定している雪山に影響が出ないことを祈るばかり。

志賀高原熊の湯スキー場で滑ったよ

 まだ年始の休みの時期だったでしょうか。「1/7~1/9あたりでどこか滑りにイケる人おらんか?」という呼びかけに勢いだけで参加表明し、さらに1白2日で2箇所滑るぞとなったので、広範囲にスキー場を持つ志賀高原で滑ることが決まりました。雪山の選定、宿の確保、移動手段の確保、実に2日ほどで確定した日程のスピード感には惚れ惚れしますね。突発的な旅はこういうところもワクワクするので個人的には好きです。

 まぁ宿の確保を自分がしたんですけど、予約してからプランを変更した方が良いとなって、予約サイトと宿の双方への連絡が必要になってちょっと手間取ってしまったのは失敗でした。差額がちゃんと返ってきたのでまぁ勉強になりましたということで。予約サイトから予約して、キャンセル料が発生するタイミングだけどキャンセル料が発生しないことをホテル側と握っている場合は、ホテル側から「キャンセル料免除」での予約取り消すフローがある、というのを知っておきましょう。ホテル側から「まず予約をそちらでキャンセルしてもらって」と言われても、キャンセル料が発生する場合はキャンセルを自分でしてはならない。なかなか大変ね。

 とまぁ準備期間での一悶着はありつつも無事に当日を迎えます。まだ月が沈む前、4時台に家をでて始発の電車で友人との合流地点、湯田中駅に向かいます。電車での移動時間は実に4時間。車で行く友人たちも3, 4時間運転したらしい。思ってた以上に遠かった。でも移動中に小説がたくさん読めるので、電車旅は好きです。

 友人と合流して熊の湯スキー場に隣接する宿「熊の湯ホテル」に向かいます。晴天に恵まれ、場所の割に道路に広がる雪は少なめ。交通状況も悪くなく、スムーズに目的地につきました。

  チェックインと着替えを手早く済ませ、新調したボードを担いでゲレンデへ。青空の広がる熊の湯スキー場。レストラン入り口には、大きな熊を模したオブジェが鎮座しています。朝から晴れている割に、雪はサラサラの状態で、シャバシャバしたような水気を感じさせるものではありません。これがこのあたりの雪質特有のものなのかもしれません。

 リフト券も確保し、いざ今年最初の滑走へ。新しいボードの感触の確認というのもあるので、この日は全体を通して結構慎重に滑っていたと思います。あと久々の運動ということもあり、すぐに疲れてしまうだろうなという予想と、筋などを傷めないかという心配が常にありました。スノーボードは普段使わない筋肉を使うので、ある程度体を動かしていたとしても不安はついてきますね。それでも滑ってしまえば、吹き抜ける風が一緒にさらってくれているのか、抱いていた不安は小さくなっていくものです。久々の感覚。めっさ気持ちがいい。適度に積もったサラサラした雪は、ボードで削られるでもなく、フカフカしすぎるでもなく、予想したとおりにボードをつかんでくれる感じがして、滑りやすいという印象を持ちました。

 序盤の滑走の感触が比較的良かったこともあり、友人たちとコースの一番高いところに意気揚々と向かいます。標高が高いスキー場ということもあり、リフトからの眺め、滑っている最中の景色も素晴らしいものでした。

 コースは横に広いものが多いのですが、傾斜がかかった場所が多く、傾斜を考慮したボードさばきをしないと、必要以上にブレーキが掛かったり速度が出たりと、制御が難しくなるようなポイントがあったように思います。圧接されたところとそうでないところが隣接していて、境目が分かりづらいというのも自分にとっては難しいところでしたね。転倒せずに滑るということがあまりできませんでした。それでも、人が少なかったことで大きくターンしながら滑るということができたのは楽しかったですね。遠くに広がる景色を眺めながら、自分のペースで滑ることができました。友人はみな颯爽と滑っていったので、いつも待たせてしまっていたのが申し訳ないと思うところです。

 お昼はゲレンデ食として定番のカレー。器が横に長い特徴的なもので驚きました。ご飯とカレーの接地面が少ない。ルーの方に全体的にご飯を移すという食べ方になりましたね。

 そして午後の滑走なのですが、各コースの連絡路となる林道部分はどのゲレンデであれ狭くなりやすいものと思います。熊の湯スキー場もそうで、隣り合うコースを繋ぐ道は狭くなっていました。友人についていく形で連絡路を進んでいると、予想外にボードのエッジがかかってしまい急旋回、連絡路横の斜面を少し登った後、連絡路を横切るように滑ってしまいます。ブレーキをかけるも止まりきれず、コース外にボードが飛び出す。急にふわっと、ボードがなににも接していないことを足から感じ取りました。驚くまもなくガサガサと草木をなぎ倒す音がしたかと思ったら、ドンっと鈍い音とともに景色が静止。傾斜に生える草木に引っかかる形で滑落は止まりました。ちょうど録画をしながら滑っていたので、滑落する瞬間も録画できました。

 体の右側に木があり、脇腹の上あたりを支えており、足とボードを長く生えた枝葉が絡みつくような形で支えられてました。両足を振り上げたような形で、背を丸めたエビの状態。地面から一番近いのは首辺り。すぐに脱出が難しいと判断し、まずは友人に電話で連絡。yukiyama というアプリでそれぞれの位置はわかるので、落ちたポイントを伝えて、近くまで来てもらうようにお願いした。yukiyamaアプリのありがたさを実感したものです。友人が来てくれるまで、コースへの復帰を試みます。

 ボードを枝が支えてくれていたので、上体をさらに折ってブーツとボードを分離させます。もっと柔軟しておけばよかったとか考えていましたね。体が動くという状態に安心していたんだと思います。両足を地面につけようとすると、足がすっぽり雪にハマる。これ、もしかして動けなくなるのでは?と別の不安が頭をよぎりました。ここで悩んだのは、上のコースに向かうか、下に降りきってしまうかということ。コースが見えているのは上の方ですが、傾斜に逆らわないほうが動けるかと思い、下に1歩踏み出しました。ズズズ…. 足元の雪が崩れるのと同時に、想像以上に下に滑ったことに驚き木をつかんで急停止。あまりに危うい。雪で地面が近いようにみえるんですが、おそらくここは雪がなければ急斜面、あるいは崖なんですよね。自分が転げ落ちるイメージが恐怖心を誘い、上に登ることを決めました。この瞬間が、滑落したときよりも怖かったかもしれません。幸い、コースから外れてすぐの木に引っかかったので、距離としては短いものです。ですが、いざ登ろうと思って足を踏み出すと、上に踏み込んだ足、もう片方の支えている足、ともにズズズっと下にずり落ち、下手に動くとさらに下に行ってしまうという状態。やばいやばいと焦りながら、必死に登り方を考えます。まず最初に試したのは、、ボードを雪に刺し、ある程度固定できたところで、それを支えに体を持ち上げるというもの。少しは手応えもあったのですが、少しでもボードを支える雪が不安定になると、突然支えがなくなるような感覚になりさらなる恐怖を植え付けられました。急に落下するアトラクションのような感覚です。体を大きく動かすと、変化に耐えきれなくなった雪が崩れるので、一歩ずつ、かなり小さい歩幅での移動しかできないことを悟りました。少しでも足元の雪が崩れないように、胸あたりにある雪を手で崩し、足場になる辺りにまとめて固めます。そこに片足を斜面に突き刺すように少し上にあげます。グッグッとつま先に力を入れて雪を固め、更に足元を安定させ、いを決して体重を預ける。少し下にずれますが、上げた足よりも下には落ちません。3歩進んで2歩下がる、これを一歩の中で生み出しているイメージ。おそらく数センチしか登れてはいないですが、手応えを感じられたことに活力を感じました。これならコースに戻れる。時間をかけてようやくコースの端に手がかかるかというところまで来ました。

 長い時間悪戦苦闘する間、通りかかった人はおそらく2人。人が少ないことが逆にこのときは心細かったですね。そして友人も合流し、気持ち的にも余裕ができました。下手に救助しようとすると友人を巻き込みそうだったので、独力で登り切るのを見守ってもらいます。そして滑落から40分程でしょうか、コースに復帰できました。戻ってきたという安心感と同時に、とんでもない疲労感が身体を襲います。雪道を登るというのがいかに過酷か、期せずして体感してしまいました。この後の滑走は、疲労と崖への恐怖心でガタガタでしたね。

 点灯を繰り返して疲労困憊になったことや、GoProが寒さによって録画できなくなったりするなど、気持ち的にも少し下火になってきていたので、自分だけ早めに切り上げさせてもらい、着替えてルームキーを受け取り、宿泊する部屋に入りました。和洋折衷といった内装で、人数に対して非常に広い部屋。そして浴場のお風呂は、そこまで広いものではなく、洗い場が4箇所、内湯と露天風呂の2箇所入るところがあり、内湯は43度と熱く、露天風呂は雪のせいか比較的ぬるかったですね。洗い場が露天風呂に繋がる扉のすぐ横にあり、誰かが出入りするたびに冷気が入り込むため非常に寒いというのが印象的。とにかく早く洗って湯に浸かりたいという気持ちで溢れてました。

 温泉の後少しのんびりしてから夕飯へ。テーブルに並べられた品目をみると、値段の割に非常に豪盛なもので、友人とともに驚いていました。近くの他の宿に止まったことがあるけどこんなに豪盛ではなかったと友人が話してましたね。一つ一つがとても美味でご飯も進み、3杯平らげてました。

 一通り終えて体の調子を確認してみると、滑落事に木と接触した右胸下辺りに少し打ち身のような感覚が残っていました。表面的にわかるような内出血をしているものではないので、具体的な怪我の箇所はわからないのですが、悪くても骨にヒビが入っているといった程度でしょうかね。大きく呼吸をしたり、身体全体が連動して動くような動きをすると少し痛みがある程度。寝て起きてからまた確認しましょうかね。

 今シーズン最初の雪山、熊の湯スキー場は、コンディション良し、初滑落あり、大怪我はないが軽傷あり、といった感じになりました。滑落というかなり予想外なことはありましたが、新しいボードの感触を掴みつつ、これまでの滑り方を思い出すにはいいコンディションの中で滑れたかなと思っています。林道への恐怖心というのが植え付けられてしまいましたが、それを差し引いても楽しい雪山でしたね。今年すでにいくつか予定をいれているので、まずは動ける範囲の状態で帰ってくるというのを達成したいですね。

『【#毎月6日はTOKYO6の日】小春六花とコーヒーブレイク【但馬屋珈琲店オリジナルブレンド】』を投稿したよ

 今年最初の記事投稿になります。今年のも京都かを最初に書こうとしてたんですけどね。まぁ予定は未定ということで。

 1/3にボイロトゥーンの動画を出したときに「そういえば6日まで時間がない!」ということに気づき、投稿した直後に Aviutl を開いて編集を始めていました。計画性がないところは今後要改善ですね。いやむしろこれぐらいのほうが、結果的に効率は一番いいのかもしれないという思いもあるので、あんまり変わらないかもしれないです。

 前回は酔声祭への投稿ということもあり、ささらちゃんに登場してもらいましたが、今回は六花ちゃん一人です。「TOKYO6の日」ということもあったので、他の小樽組の登場も考えたんですが、あんまりやり取りするシナリオが思いつかなかったので、六花ちゃんが1人で淡々と、但馬屋珈琲店やネルドリップについてや、使用している器具など、コーヒー関連の話をしてもらいました。調べれば調べるほど、但馬屋珈琲店さんの店舗に直接行って、洗練されたコーヒーを味わってみたいなという思いが強まるばかりです。ただちょっと気になるのは、1号店である本店は、全席喫煙可能みたいなんですよね。あまりタバコの匂いは好まないため、禁煙の店舗を選んでいかないといけないなぁというのが、個人的に残念な思い出はあります。老舗の喫茶店というのは、こういうところが自分にとってはネックになるんですよね。

 コーヒーレシピの記事でもかいておりますが、但馬屋珈琲店さんのブレンドで淹れたコーヒーは、非常に整った風味という印象がありまして、逆にこのコーヒーを使ってカフェオレを作ろうとしても、下手に調和を崩すことにしかならず、風味が落ちるような印象なんですよね。なので、研究された風味をブラックで味わうのが個人的にはお薦めです。

 先月は1ヶ月でコーヒーブレイクの動画は2本しかあげられておらず、今月もおそらく雪山や小樽旅行の動画作成をしている時間が長くなると思われるので、もしかしたらコーヒーブレイクの次回作は来月になるかもしれません。他のシリーズの動画を楽しんでいただきつつ、のんびりとお待ちいただければ幸いです。