ハンドドリップリベンジしたよ

 初めて豆を挽いてコーヒーを淹れた際、出来上がったのはなんとも美味しいとは素直に言えぬ、かなり癖のあるコーヒーになってしまった。実はその翌日に、今度は豆を細かくするようにハンドミルの調整をしたのだが、今度は細かすぎてしまい、注いだお湯が流れてこないという状態に陥った。さすがに動画にするにはお粗末すぎたのでお蔵入り。粗すぎ、細かすぎ、という両極端の経験を得て、中間ぐらいの調整がようやくできた。

 犠牲になってしまったコーヒー豆のためにも、今度こそまともなコーヒーを淹れたいと臨んだ再チャレンジ。初回から変更した、あるいは確認して定めた点は以下の項目

  • お湯の量は280ml~300ml
  • 豆の量はスプーン2杯分
  • ハンドミルの粉の粗さは中間(あるいは少し細かい)ぐらいに調整
  • ミルで豆を挽くときは2回に分けて挽く
  • マグカップにお湯を入れて温めておく
  • 蒸らす時間は35秒
  • できれば2~3回の抽出で出来上がるように調整する

 動画やブログにおいていただいたコメントで、まずは道具を変えずにすぐに試せそうなものを拾い上げています。まだまだ変更すべき点があるというのは、コメントなどで気づかせていただいていますが、一度にたくさん変更すると頭が追いつかないので、Step By Step で徐々に良くしていこうと思っています。

上記のポイントを抑えつついざ試合開始

 電気ケトルで沸騰させたお湯をまずは計量カップに注いで300mlほど測ります。これは事前にマグカップに水を入れ計量カップに移すことで測った量が目安になっています。マグカップとして入れられる水の量は280ml程度なのですが、ドリップの最後の部分は捨てたりすることも考慮して、少し多めの280ml~300mlという基準を自分なりに設けました。計量カップで測ったお湯を、ツバメのコーヒーポットに移します。マグカップにも電気ケトルからお湯を入れておき、マグカップ自身も温めておきます。小春リカコラボのマグカップはとても熱伝導率が高く、すぐにあっつあつになるので、気をつけておかないとマグカップに指が触れたりして心臓が飛び跳ねる思いをします。

 続いてハンドミルで豆を挽いていきます。粗さの調整はすでにできているので、豆を入れてハンドルを回すだけ。ただ豆を入れるときにハンドルがちょうど入口のあたりで止まっており、スプーンから豆を入れにくい状態になってました。ミルが痛むのを嫌って、ハンドルの空回しによる移動を避けたのですが、案の定3粒ほど豆をこぼしました。動画とかで恒例にならないことを祈る。このハンドミルでは2杯分の豆は入りきらないので、2回に分けて挽くようにしています。挽くときの音と振動は、どうしてこんなにも癒やしの効果があるのでしょう。とても落ち着く。

 豆を挽いてできた粉は初回に比べるとだいぶ細かい状態に見えます。というかよく見るコーヒーの粉末といった感じ。やはり初回は粗すぎた。ドリッパーに移して粉が平らになるようにならし、お湯を捨て水気を拭き取ったマグカップの上に乗せて、ドリップしていきます。まずは蒸らすためにお湯を投入。前回は見られなかった、表面からプツプツと細かい泡が出てきているのをみて「そうそうこんな感じ!」とひとりテンションを上げていました。

 今回は蒸らす時間を35秒としてタイマーで測っていますが、次回以降は40秒にたほうがいいかなと個人的に考えています。この5秒で生じる味の変化に気づくことは自分には難しいと思うのですが、コメントで頂いたアドバイスやいろいろな情報を漁ってたりすると、まずは40秒で試すのが基本の味を知るには良さそうと思ったんですよね。まぁタイマー止めたりいろいろやってるうちに5秒経過してそうなので、あまりこだわらなくてもいいのかも知れませんが。

 蒸らしが終わったのでお湯を注いでいきます。このお湯の入れ方がまだ自分の中でも定まっていないところ。中心から円を書くようにというのを心がけているんですが、入れようと思う量に対し、円を描くスピードが早いせいか、早々に外周に届いてしまい、ここからどうしたらいいんだ?とお湯を入れる手が彷徨ってたりしています。今あらためて考えてみると、円を描けばいいと言うだけで、外に広がるように渦を描く必要はないんですよね。あと、動画に上げている方の手付きなどをみていると、最初にけっこう中心にお湯を注いでいるようにも見えるので、まず最初に中心に注ぐというのを意識してもいいのかもしれない。

 また、2~3回で入れきろうとしたのですが、1回目の注入の量が少なかったためか、3回目淹れた時点でまだお湯が残ってたので、4回に分ける結果となった。このお湯の配分について、今は感覚に頼らないといけないのがつらいところ。コーヒースケール(ドリップスケール)とかあればこういう悩みも解消できそうなので、今後購入を検討しておこう。

 最後のお湯投入から、お湯がまだドリッパーにある程度残った状態でドリップを区切る。後半は渋みなど雑味の原因になる要素が強いらしい。初回にくらべるとだいぶスムーズに出来たんじゃないかなと思う。香りや見た目も悪くない。そして一番気になるのは味。飲む前にスプーンで混ぜることを忘れるというポカをしつつも、口に含んだコーヒーの味は、前回のような風味の強弱が極端に分かれるといった口当たりではなく、ブラックコーヒーならではのコーヒーの風味や苦味をしっかりと感じつつも雑味は感じられないものだった。自分にとって初回の味が強烈だったこともあってか、とても美味しく感じられた。砂糖やミルクは入れていないが、嫌になるような苦味、渋みはなく、ぐっと飲み干してしまいそうなほど飲みやすい。薄いというわけではなく、棘がない印象。コーヒーに対する味覚がまだ肥えていないため、このように感じるのかもしれないが美味しいコーヒーを淹れることが出来たと初めて感じるものだった。

 満足のいくコーヒーのはいったマグカップをデスクに置き、動画作成など進めていると時間が経ち、残っていたコーヒーがすっかり冷めてしまった。冷めたコーヒーを飲んで感じたのは、インスタントでは感じなかった味の変化。インスタントではほとんどの粉末がお湯に溶けるため、冷めてもさほど風味などに変化はないが、ドリップコーヒーの場合は微粉が残り続けるようで、この微粉によってさらに時間経過に従い成分が出ているものと思われる。残ったお湯の量に対して、コーヒーの成分が徐々に濃くなっていくので、時間経過による味の変化がより大きくなったのだろう。使用した豆による影響なのかわからないが、渋みという点ではあまり変化はなかったが、苦味が徐々に強くなっているように感じた。このあたりは豆によって変化の度合いが異なりそう。冷めたコーヒーがどうなるのかというのも、今後豆を変えたときに確かめておきたいポイントだ。味の変化はありつつも、終始美味しいと感じられるコーヒーが出来たことはとても嬉しかった。

 後でGoProで撮った動画を見返して思ったんですが、全体的に影になってた。たぶんキッチンと部屋の電気のどちらかをつけそびれてしまってたんだと思います。まぁこのへんも今後要改善ということで。次回改善、確認しようと思うところは以下の通り。

  • 録画するときにできるだけ部屋を明るくする
  • 蒸らし時間を40秒にする
  • 蒸らしたあとお湯を入れるとき、最初に中心に気持ち多めに入れてみる
  • 冷めたあとの味の変化を見る

 リベンジした時の動画を編集してあらためて投稿する予定でもあるので、そこでまたアドバイスを得られたら、そのあたりの内容も反映させつつ次に繋げられればと思う。今使用している豆はあと1回挽けばなくなるので、今度は別の豆を使用したときに撮影して動画にしようかな。

 

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

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