「YANAKA Coffee ブラジル産 モンテショコラード」でコーヒーを淹れたよ

 

 友人からプレゼントとしていただきました。店舗でその日に焙煎したものとのことで、数日置くだけで飲み頃となるもの。200gと量も十分あり、いろいろなドリップのしかたが試せそうです。本当にありがとう。

 頂いた数日後、さっそく開封してコーヒーを淹れてみた。いつも通り20gを量ってみると、重さはたしかに20gなんだけど見た目がとても多く見える。ハンドミルのホッパーに豆を入れてみると、いつもよりホッパーが満パンで、2回に分けていつも挽いているのだが、2回で挽ききれないのではないかと感じるほどだった。さらに、ハンドミルで粉にしていくときの手応えが軽い印象がある。密度の低さというのが影響しているものと思われる。ハンドミルで粉にしてからの香りは、ビターチョコといった風味が一番表現としては近いかもしれない。甘みのあるような香りが少しあり、そしてしっかりとしたコーヒーの香り。ブラジル産ということもあり、オーソドックスな風味を期待し初めて要らた1杯は、非常に濃かった。

 マンデリンを彷彿とさせるようなするどい苦味。後味も苦味で支配されている。これはたぶんこの豆の風味ではなく、水の量に対するコーヒー豆の量が多かったのだとすぐ理解した。おそらくだが、コーヒー豆自体の密度が小さく、重さに対してかさが増したコーヒー豆を挽いたことで、水とコーヒー豆の接する面積が多くなり、過抽出を招いたものと思われる。初めて飲んだ味の濃さも驚いたが、単純に20gというのを基準にするだけではダメなのだと気付かされたという印象が強い。マグカップに入る量がある程度一定なので、水の量は大きく変更しづらい。減らすことはできるが「マグカップ1杯でおいしい珈琲を飲む」というのがひとつのハンドドリップへのモチベーションなので、水の量は変えたくない。そうなると1度に挽く豆の量を減らす必要がある。次のドリップからはコーヒー豆の分量の調整をしながら淹れることにし、15グラムから徐々に増やして、17~18gが適量だろうという結論になった。送られたコーヒーが100gだったらたぶん試行錯誤が足らず、納得のいくレシピはできなかったと思われる。個人的なレシピは以下の通り。

  • odajun が思う「YANAKA coffee ブラジル産 モンテショコラード」を美味しく淹れるレシピ
    • 豆の量:17~18g
    • 豆の引き方:細か目
    • お湯の温度:85 ~ 90度程度
    • 抽出器具: Kalita の陶器製のもので、1~2人用のもの、おいしい珈琲屋のコーヒーフィルター
    • ドリップするとき
      • 蒸らし
        • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて50秒程度、お湯の量は60g
        • 気持ち勢いよくお湯を入れる
      • 2回目
        • お湯の量は60g(計120g)で30秒(計1分20秒)ほどで入れる
        • 気持ち勢いよくお湯を入れる
      • 3回目
        • お湯の量は170g(計290g)で1分(計2分20秒)ほどで入れる
        • ゆっくりとお湯を入れる
        • お湯を入れ終わったら軽くドリッパーを揺すって、ドリッパー内のコーヒーの粉とお湯を混ぜる
      • 30秒(計2分50秒)ほど抽出を待つ
        • ドリッパーにお湯が残った状態でドリッパーを外す

 上記のレシピで淹れたコーヒーは、香りもよく非常に爽やかで、ドリップにしかたが比較的短時間問こともあってか、非常にスッキリとした口当たりとなりました。コーヒー豆自体の旨みとでもいいましょうか、苦味の中に美味しさというものを感じられるような気がします。酸味はなく、コクのある苦味が非常に好印象なコーヒー豆です。特別な特徴を持つというよりは、王道の味といった感じ。カフェイン飲料としてコーヒーを飲むような人に一度試してもらえば、コーヒーがより好きになる1つのきっかけになるかもしれません。

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