Voiceroid Draft Cup 5 準優勝したよ

 サクランさん主催のボイロトゥーン投稿者の大会、Voiceroid Draft Cup 5 に参加してきまし、そしてなんと、準優勝してしまいました。決勝がかなり接戦となり最後までどちらに転ぶかわからないという状況だったので、最後に負けてしまったことがとても悔やまれます。それでも、とても楽しい時間でした。大会運営の皆さん、参加者の皆さん、そして練習プラベなどでご協力いただいき応援してくださった皆さんには、感謝してもしきれないです。本当にありがとうございます。

 この大会の特徴はなんといっても、試合が行われる前日にチーム決めのドラフトが行われ、即席のチームで限られた時間のなかどれだけ連携がとれるかといった、先の読みにくい点が面白さの1つでしょう。ドラフトの日、自分はさほどXパワーも高くはなく、メイン武器はボールドマーカー7ということもあり、予想通り指名は終盤まで残りました。こんな自分を引き取ってくださったのは、主将サムスンさん。他のメンバーは、ボイロトゥーンの黒ザップ使いといえばこの人、ループさん。もうひとりは Vtuber としても活躍されている、ネタのセンスあふれる吹雪縁さん。サムスンさんはケルビンやプライムシューターといった中射程武器を使い、吹雪縁さんは52ガロンやルールステージによってはラピブラスターも使える。メンバーの使用武器を考えたとき「前線ゴリ押し」という戦い方以外ほぼ選択肢がない状態だった。そこで自分はボールドマーカーネオを使用し、対面能力の高い3人ができるだけ前線に居続けられるためにビーコンを置いたり、マルチミサイルによる援護をしようと判断した。大会申込みの「メイン武器、サブ武器」の項目に「ボールドマーカー7, ウルトラハンコ」と記載していたが完全に封印する形となった。致し方なし。

 チーム名は「ボイ老人会」「バレンタインに学校休むやつおるん?」など、いろいろ案が出た中で「暴徒製薬」が文字数が少なくインパクトがありそうということで選ばれた。暴徒4人衆が誕生した瞬間でもある。そしてチームの合言葉は「nice暴徒」。

 翌日の予選リーグ、4チームの中で1位が決勝進出、2位が敗者復活戦のトーナメントに進む。同じリーグにいたのは「アーマーでセンプク場所バレてもそのまま倒せばよかろうなのだ」、「オカシラダイナモシバき隊」、「メイカー街の亡霊」の3チーム。どのチームも即席のチームであり具体的な戦い方が読めない。ほぼ手探りの状況で予選リーグが始まった。

 初戦の相手は「メイカー街の亡霊」チーム。スパイガジェットソレーラ使いのぬくもりさん、キャンプ使いのGanmaさんなど、対面にどうしても時間がかかってしまう注目選手が居るチームだったので、このチームとの対戦が一番つらそうだと予想していた。しかし蓋を開けてみると、ぬくもりさんとGanmaさんの2枚傘編成のナワバリ、ガチエリアで2連勝して幸先の良いスタートをきると、続くガチヤグラ、ガチホコではチームの持ち上げである全戦力がフルに発揮されてノックアウトで4本連取。ガチアサリでは Toy boxeR さんのスプラスピナーに抑えられ攻め込めず負けてしまったものの、4-1という成績で「メイカー街の亡霊」チームに勝利。鬼門を最初に突破したことで、チームとしても勢いがついた感覚があった。吹雪縁さんのアーカイブ見てると、ガチアサリの前に「このルールステージは全然イケる!」と言っていたが気持ちがいいぐらいにやられたので、調子に乗るとダメということを警告されていたようでもある。

 この対戦での自分の働きはというと、ナワバリではムツゴロウだったので常に賽銭周りを塗ってミサイルで味方のサポートに徹し、ひたすら無理をしないように動いた。途中赤ザップとの対面をする機会もあったが、吹雪縁さんのサポートが暖かすぎた、ガチエリアではモンガラキャンプ場が指定されたのだが、事前のプライベートマッチでこのルールステージを試す機会があり、ボールドで仕事ができなさすぎるためバレルスピナーリミックスを使うというのを決めていた。事前のプライベートマッチの重要性を実感したものだ。ポジションのスイッチが適切にでき、常に2人体制を保つことが出来たことも大きい。ガチヤグラとガチホコでは、味方の突破力が爆発していたので、ヤグラに乗ってホコは持ってひたすらオブジェクトに関わるだけで勝てたという印象だった。

 予選リーグ2戦目は「オカシラダイナモシバき隊」。こちらが短・中射程を中心としたメンバーに対して、みゅーなさんのダイナモ、海月まよさんのオーバーフロッシャー、先輩さんのパブロとめちゃくちゃ尖った編成なので、どう戦うか想像がつかないというのが正直な印象だった。最初のナワバリバトルはボム1個でひっくり返るような僅差で勝利し、1戦目に続く形でチームの勢いが更に高まった感覚があった。相手の尖った編成に対して、ひとつひとつの判断に神経を使う過酷な状況にもかかわらず、大きく崩れるようなミスをチーム全体で起こさなかったことが勝利の要因だったと思える。2戦目のガチエリアはデボン博物館を指定され、ボムピッチャー2枚という編成を相手にすることになった。自分たちは相手の高台に対して圧力をかける手段が限られているため、吹雪縁さんがラピブラスターエリートを持っていったが、先輩さんの突破を抑えきれず大きくカウントを最初に取られ、相手の塗り力を超えるキルを取ることが出来ずカウントを返すことが出来なかった。ガチヤグラは押し切ることができそうなステージということで海女美術大学をカウンターピックとして指定し、この思惑がハマり攻めの時間帯を長く保つことができ、ノックアウトとまではいかなかったが大きくカウントをすすめて勝利。続くガチホコではザトウマーケットを指定されたが、ここでも味方の突破力が爆発しノックアウト勝利。続くガチアサリは先輩さんの入り込みを許してしまいカウントを返しきれず敗北。しかし結果としては3-2で勝利をもぎ取り、リーグ1位に王手をかけた。

 この対戦での自分の働きは、初戦と大きく変わらず味方のサポートに徹しつつ、オブジェクトに関与できるときはできるだけ自分が関与するというものであった。 ガチエリアでは先輩さんに抑えられたこともあり、エリア近くまで侵入することが殆どできず、チームになかなか貢献できなかったのが悔やまれる。この戦いは運営放送のしゃごぞうさんのアーカイブで確認することもできる。

 予選リーグ3戦目は「アーマーでセンプク場所バレてもそのまま倒せばよかろうなのだ」チーム。こちらと同じく短・中射程を中心とした編成なので、正面衝突で負けないというのが作戦であり、気持ちで負けないようにするしかなかった。ナワバリではループさんと吹雪縁さんのナワバリ甲子園の知識が役立ち、アンチョビっとゲームスの離れ小島のスペースの塗の差で勝利。続くガチエリアはお互いに残りカウント1桁までもつれ込み、延長戦でキル負けしてしまったことで勝ちを逃した。ガチヤグラ、ガチホコはここでもチームの突破力を試合を通じて発揮させることができ、勝ち取ることができた。同時にリーグ1位通過を決める。残るガチアサリはムツゴロウを指定され、アサリ1個の差を詰め切ることが出来ず負けてしまった。アサリがチームの課題であることが明確にもなった。チームとしては3-2で勝利できたので、リーグ内全勝という形で決勝に駒を進めることができ、このチームで翌日まで戦えることにメンバーと喜びを分かち合った。

 予選のチームの様子は吹雪縁さんのアーカイブでみることができます。改めて見ると、即席のチームとは思えないほど和気藹々としており、冗談が飛び交う空気感はとてもよかったと思う。

 

以下は運営の配信アーカイブ

 翌日、決勝トーナメントの前に敗者復活戦が行われ、1本勝負という追い込まれたチーム同士の熱い試合に興奮しながら、自分たちの出番を高まる鼓動をなんとか抑えつつ待っていた。みんな一様に手が冷えてきたと言っており、大舞台に対して気持ちの面で課題が出始めていた。決勝の初戦は敗者復活戦を勝ち抜いてきたチームなので、対戦相手が全くわからず特に対策も立てられず、持ち前の突破力を頑張って出そうというのが作戦だった。気持ち大事。そして敗者復活戦を勝ち上がってきたのは、ドラフトで驚異の運を見せつけた「オミクジバナナ」となった。

 決勝トーナメント1試合目。決勝は2本先取することで勝ち進めるのだが、最初のルールとステージはランダムで決まる。選ばれたのはガチアサリのハコフグ倉庫。前日の予選リーグにおいてチームの課題はガチアサリと浮き彫りになっていたので、直前に練習プライベートマッチで戦い方について見直しをしていた。ミサイルを打つときに合図することや立ち位置、自分がアサリを集めて徐々にみんなに合わせてラインをちゃんと上げること。こう書くことは簡単なんですが、実際試合中はいっぱいいっぱいになってしまい、見返すと出来ていないことが本当に多い。それでも、気持ち的にある程度準備ができていたことが幸いしたのか、ガチアサリを決める機会は一度しかなかったが、相手にカウントを進める機会を与えず勝利。続く2戦目はガチエリアのモズク農園を指定され、網上のほとかさんが奮うハイドラントに完全に抑え込まれてしまい短時間でノックアウトされてしまった。ずっと裏とりでも仕掛ければよかったかもしれない。そして3戦目でこちらがカウンターピックで選んだのはガチホコのザトウマーケット。このルールステージは相手にとっても敗者復活を決めたときと同じものでもあったので、一抹の不安はあったものの、結果としては最初に大きく取られたカウントを逆転する形で勝利し、決勝戦へと駒を進めた。すでにチームのボルテージは最高潮に達し、勝利の喜びと優勝という2文字が見えてきてきたことに対する期待と不安が入り混じった喜びの声をみなが上げていた。

 そして運命の決勝戦。最初にこのチームが出来たとき、誰がここまで残ると予想できただろうか。自分たちでさえ、実際に勝つまでは不安しかなかった。対戦相手は「ビストロソリッド ~モーニングセット~」、ここはごはんさんのダイナモがきついということがわかりきっていただけに、これまでの対戦よりも大きな不安要素となっていた。短・中射程を中心とした編成であり、固形ボムも少ないため、高台のダイナモに対して有効打がほぼない。優勝の前に高い壁が立ちはだかる形となった。

 1試合目はエンガワ河川敷のガチエリア。広いステージであるため、戦い方としてはダイナモがどこに居るかをチームでまず共有し、ダイナモがいない場所をまずは確保する。ダイナモから遠い敵から落とし、ダイナモを孤立させるというのが狙いとなった。試合が始まりダイナモはチャージャーのポジションに居続けるように見えたので、降りてくる前に手早く他の3人を落とすことに専念。エリアを確保したらダイナモの塗りに対して、攻撃の届かない場所から塗り合ってカウントを稼いでいく。終盤にカウントリードされそうな場面をギリギリで耐え、なんとか勝利をもぎ取った。ダイナモのキル数が2となったことが、こちらの狙い通りに戦えたという1つの証拠となっていると思う。一度ダイナモと対面せざるをえない状況になってしまったこともあったが、そのときはミサイルもあってなんとか倒し切ることができ、ダイナモを自由にさせないという狙いは成功していたように感じる。

 決勝戦第2戦ガチホコ、相手がカウンターピックとして指定してきたのはマンタマリア。一度大きくリードを取ることが出来たものの、その後は押される一方。自陣高台にダイナモが立たれたときの返す手段がマルチミサイルぐらいしか無く、マルチミサイル単体だけでは介しきれないというのがまた悩ましい。ホコの位置によっては、掠め取られる可能性もあるため、ループさんや吹雪縁さんが一気にラインを上げるということもなかなかしづらいという点もあった。

 決勝戦第3戦ガチヤグラ、こちらのカウンターピックとして指定したのは海女美術大学ではあるのだけれど、これまでは突破できた経験などがあったため良いイメージがあったのに対して、ダイナモに通用するのかという疑念がずっとあった。かといって、他に有利に立ち回れそうなステージが思い浮かばなかったので、不安を抱えながらもこのステージを選ばざるをえないという状態だった。武器相性による課題というのがこのチームにとっていかに大きなものかということが伺える。そして結果は大きくリードを先に取られてしまい、固く守る相手チームを最後まで崩し切ることは出来なかった。

 決勝戦第4戦ガチアサリ、このルールにおけるカウンターピックとしてハコフグ倉庫を指定しましたが、予選でガチアサリは全て負けており、このステージならと言えるものがない状態で選びました。決勝トーナメント1回戦でハコフグ倉庫で戦っており、守りきることが出来たという点だけを頼りに選択したので、この対戦も不安を残して望む形となった。なかなかカウントを進められないという、息が詰まる用な緊迫した試合展開ではありましたが、うまく連続キルが入ったタイミングで吹雪縁さんがナイス玉でノーチラスを追い込んでいるのが見えたので、ガチアサリを持ちながら前に進み、逃げるノーチラスを倒しつつシュートするということができた。数少ないチャンスに味方もあわせてくれて、1度の攻撃で50カウント以上進めることが出来た。その後は左右の通路をループさん、吹雪縁さん、サムスンさんが最後まで守り通してくれたので、相手にシュートをさせずに勝ちをもぎ取り、2-2のイーブンに持ち込んだ。ギリギリでつないだことで、2連敗し凹んだチームの雰囲気も改めて盛り上げを見せ、最後のナワバリバトルに向けて気持ちの面では負けていなかったと思う。

 そして最終戦、バッテラストリートのナワバリバトル。予選においてナワバリバトルは全勝しており、不安要素でもある自分のボルネオも塗りにおいて貢献しやすいこともあり、甲子園経験者もいる。ガチアサリの勝利もあり、チームは追い風ムードだった。終了間際30秒の状態で全員がスペシャルを打てる状態にしておくことがベストと事前に話しており、試合も残り30秒段階で相手にピンチがついており、スペシャルも全員が準備万端。相手も2人が落ちており、この段階で勝てるとメンバー全員が感じていた。だが最後の10秒で状況は一変する。ループさん、吹雪縁さん、そして自分が立て続けに落とされてしまい、ケルビン525を使うサムスンさんが1人で塗り合いをしなければならない状況になった。相手の武器はダイナモ、黒ザップ2枚、52ガロンと瞬間的な塗能力は高い。みるみるうちに相手インクに塗替えされてしまい、試合終了の時点ではぱっとみでどちらが勝っているかわからない。そして判定はこちらが47.1%であるのに対して、相手は50.6%、僅差で敗北してしまった。

 終盤の動き、立ち位置など、思い返すとこうしておけばよかった、ああしておけばよかったと、メンバーからこぼれる言葉は後悔と自分自身の失態を咎めるものばかり。自分も「最後必要以上に前に出すぎてしまった」と悔やんでいた。しかし他のメンバーの行動を責めるような言葉は互いにない、むしろ「申し訳ない」と自責の念を述べていた。メンバー同士互いに同様の心境であること感じたのか、次に出る言葉は一様に「でもよかった!楽しかった!」というポジティブな言葉に変わっていた。チームが出来たときは「どうやって立ち向かえばいいんだ?」と頭を悩ませていたが、蓋を開けてみれば準優勝である。自分たちでも1勝ひとつひとつを奇跡が起きたかのように喜んでいた。ここまでこれた喜びも一潮である。チーム「暴徒製薬」の躍進は、大きな喜びの中に一摘みの悔し涙を混ぜた、準優勝という形で幕を閉じた。

吹雪縁さんの配信では、自分たちの通話内容を聞けますので、感情の起伏を音声から読み取って楽しむことが出来ますよ。

 

以下は運営配信。コメントの盛り上がり具合が見ていて楽しい。

 改めて、チームを組んでくれたサムスンさん、ループさん、吹雪縁さん、めちゃくちゃキャリーしてくれて本当にありがとうございます。ボールドマーカーネオのサポートがどこまでお役に立てたか自分でもわからないですが、皆さんと戦った大会の一戦一戦が本当に楽しく、スプラトゥーン2の非常に大きく大事な思い出となりました。待機中の会話も楽しく、非常に雰囲気の良いチームだったと思っています。次なにかの機会でまた同じチームとなったときは、もう一回り成長した姿を見せられるように精進いたします。本当に、本当にありがとうございました。nice暴徒!

 続いて、大会運営のサクランさん、しゃごぞうさん、たつこさん、楽しい大会を開催してくださりありがとうございました。そしてお疲れさまでした。アーカイブ動画めちゃくちゃみます。そして他の大会参加者や応援してくださった皆さんも本当にありがとうございます。メンバーの活躍により熱い試合を繰り広げることができ、見ごたえもあったと思います。是非今回活躍したメンバーを称賛してあげてください。そして今後とも遊んでください。

 忘れたくないのでできるだけ書き起こしておこうと書き始めるとめちゃくちゃ長くなってしまった。ここまで読んでくれている人が一体どれほどいるだろうか。読んでくれた人にはぜひともお礼を言うとともに、長くなって申し訳ないという謝辞を一緒に伝えたい。ナワバリバトルをこれまであまり意識していませんでしたが、今大会でその面白さ、奥深さを思い知りました。やっぱスプラトゥーンってゲームはすごい。まだまだ楽しむ要素が詰まっている。そして大会のたびに思うのは、もっともっと強くなって、チームの役に立てる人員でありたいということ。普段使用している武器が個人技よりのものではあるが、相手にとって驚異となるような存在になりたいものである。また頑張って練習をしていこうかな。とりあえずまずはまたアーカイブ見るか!

『小春六花とコーヒーブレイク【木炭焙煎珈琲マンデリン】』を投稿したよ

 ニコニコ動画のデイリー広告チケットで、8000ポイントがあたったので、使用期限に間に合うように作りました。これがなかったら多分週末に投稿していたと思います。以前ブログで書いたマンデリンを使用したときに撮影していたものを、編集して投稿したのが今回のものになります。10分くらいになるかなと思ったんですが15分くらいになりました。もうちょいカットいれてもいいかもしれん。

 早いもので3本目が出てしまいました。いやまぁ長期にのんびりやるつもりではいたのですが、もう少し投稿頻度は低いものを予想していました。テンプレートができているので作りやすいというのもありますが、あまり凝った編集を挟むタイミングがないんですよね。また、ミルで豆を挽いたり、ドリップしているところは、コメントでなにか指摘とかもらえないかなと思うとカットがしづらい。その結果、録画していたものをほぼ無修正で流しながら、セリフを打ち込んでいくのみという形に収まります。たぶん5本もみると、見る側としてはマンネリ化して来るんじゃないかと少し気になり始めています。コーヒーのうんちくでも語れればいいんでしょうけれど、まだそこまで知識がないんですよね。むしろ知識が不十分だからこそ発生しているミスとかを、見てくれている方からのコメントで気づくといった状態。勉強とまではいかなくとも、コーヒーについての知識は少しずつつけていきたいですね。

 次回の投稿は少し間が飽きそうです。というのも、違う豆をご紹介しようとすると、今使用している豆をまずは使い切らないといけないんですよね。木炭焙煎珈琲のブラジル豆のときは、リベンジという目的もあったので、同じ豆を使用できましたが、流石に今度は同じ豆を使用したところで、話す内容がなさすぎるんですよね。もしやるとしたら、ドリッパーを紙のものにしてみるとかでしょうか。金属のドリッパーは、豆の個性を強く引き出す性質があるらしいので、もともと風味の強いマンデリンに対してさらに強い風味を引き出している可能性があるんですよね。紙と金属の違いを知るという意味でも、同じ豆で試すというのは意味があります。毎回後片付けでもちょっと苦労してたりするので、早めに紙のフィルターを使用したドリッパーを用いることを検討したほうがいいかもしれません。コメントでおすすめされるというのもありますし。

 徐々に沼にハマっている自覚がありつつも、けっこう楽しい趣味だなと満足もしていて、どこまでハマるか楽しみのような怖いような。それではまた次回もよろしくおねがいします。

ハンドドリップ関連動画

「木炭焙煎珈琲マンデリン」でコーヒーを淹れたよ

 「木炭焙煎 珈琲豆 飲み比べ セット」のうち、ブラジル豆を使い切ったので、2つ目の豆をようやく取り出した。インスタントだと淹れやすさもあってか、1日の消費量が多いのだが、ハンドドリップにしてみるとコーヒーを飲む量が極端に減った。1杯をゆっくりゆっくり、味を確かめるように飲んでいるからだと思う。まだハンドドリップで入れることに慣れていないこともあってか、1杯のコーヒーに対する思い入れが強く、一気に飲み干すようなことが出来ずにいる。慣れてくれば消費量も徐々に増えてくるだろう。

 ハンドドリップに必要な道具を揃え、お湯を沸かして、GoProで録画準備して、一連の作業も少しは慣れてきた気がする。片付けも含めて、最初はコーヒーを淹れるという作業が1時間以上かかっていたが、今では30分もあればやり終えることができるだろう。録画を開始して、マグカップにお湯を入れてまずは温める。ここで未開封の「木炭焙煎珈琲マンデリン」を取り出す。封をあけて広がる香りをまずは確認してみると、ブラジル豆と比べて独特の香りを放っているように感じた。油分を強く感じさせるような匂いというか、スッキリとは対象的な密度の濃い香りを感じた。これがマンデリンの個性というものなのかもしれない。

 スプーンで取り出した豆は、すこしテカテカしているように見えた。これが噂に聞くコーヒーオイルというものかな?ブラジル豆を使用したときに比べて、テカリ具合が少し強いように感じたので、もしかして保存状態が良くなかったのかなと不安になる。未開封の状態でも、念のため冷蔵庫には入れているものの、ネットで保存方法について調べてみるとできれば冷凍保存が良いとの記載もあり、保存用の容器は今後必須になってきそうだ。

 ハンドミルにまずはスプーン1杯分の豆を入れて、豆を挽こうとしたところで乾燥剤を取り出していないことに気づいて慌てて取り出し、ゴリゴリゴリゴリと小気味良い音と振動とともに豆を挽いていく。スプーン2杯目の豆を入れるところで少しこぼしてしまうガバもやらかしつつ、粉にしたコーヒー豆をドリッパーに移す。この段階で粉が散乱するのはもはや恒例となっている。2杯目は多かったかなとも感じるので、今度からはちゃんと20g測って入れようと思う。

こぼれるコーヒー豆

 カメラの位置を調整したりしたのち、温めていたマグカップのお湯を捨て水気を取り、ドリッパーを乗せる。今回はお湯の量をこの段階で測りコーヒーポットに移しています。動画のコメントで「移すだけで温度下がるよ」と教えていただいていたので、先にコーヒーポットに移して冷ますという工程を省いた。実際、お湯を沸かしてからいろいろ作業しているので、電気ケトルの表示される温度も沸かした直後の100度から90度近くに下がっていた。

 コーヒーポットに300ml程度のお湯を入れ、ドリッパーにまずは粉が浸るぐらいのお湯を注ぐ。この瞬間が一番緊張する。お湯を入れたあと40秒時間を測るのだが、ストップウォッチの準備をし忘れていたので、あわててスマートフォンをとってきて、時計の機能で時間を測り始めた。測り始めるまでに数秒経っていただろうとおもい、スマートフォンに表示されている秒数が37秒のときにストップ。改めてお湯を注いでいく。ブクブクと細かい泡を吐きつつ、ドリッパーにお湯が満たされていく。「コーヒーの粉が持ってくれるお湯の量」というのがあるらしいのだが、このあたりはまだいい塩梅をつかめていない。今後改めて目安となる量を調べていこうと思う。

 前回は1度目のお湯の量が少ないとおもったので、1回目、2回目のお湯の注入を気持ち多めにしたら、今度は3回目のお湯の量が極端に少なくなった。調整難しい。というか均等にするべきなのかどうかもまだちょっとよくわかっていない。それでも前回に比べると、コーヒーの泡の広がりが大きいように見える。見栄えは以前より良さそう。

 3回目でお湯は全て入れきり、お湯が落ちきるまでにドリッパーを外す。このあと試しに、外したドリッパーからでてきたコーヒーの見た目と味を確認してみたのだが、色は薄く、そして下にしつこく残るような苦味がとても強いものだった。たしかにこれは含まないほうがいいなと実感した。

 出来上がったコーヒーの香りは、封を開けたときと同様に、独特の風味、香りが立ち上っており、強く印象づけるものだった。そして味なのだが、苦味が強い。無糖の缶コーヒーで感じるようなスッキリとした苦味というのとは違い、舌に後味をしっかり残すような苦味。ブラジル豆のときに感じたスッキリした味わいとは極端に異なっていた。一瞬、豆が傷んだ結果生まれた味なのか?とも思ったが、マンデリンについて調べてみると、風味・苦味の強い豆として紹介されているものがほとんどだった。仮に傷んでいたとしても雑味がないことが逆に不思議に思うだろう。酸味はほとんど感じず、濃厚なコーヒーの苦味という印象が強い。そういえば淹れた直後にスプーンで混ぜるのを忘れてた。ステンレス製のドリッパーを使用したことで、より豆独自の風味を引き立たせた可能性も考えた。これはちょっと紙のフィルタで淹れるとどうなるかというのを試してみたくなる。道具揃えようかなぁ。

 苦味の強いコーヒーを飲みながら、マンデリンについて少し調べる中で、カフェオレとして用意するというケースをよく見かけたので、飲み途中のものに牛乳を少し混ぜてみた。たしかに苦味はマイルドになったものの、コーヒーの風味が消えるというようなことはない。コーヒーとしての風味をしっかり残しつつ味をより飲みやすい物にできるというのは自分にとって新しい発見だった。冷たい牛乳を注いだが、今度は温めた牛乳を入れるようにしたほうが、より苦味をなめらかなものへとできそうだ。

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

 

『【リベンジ】小春六花とコーヒーブレイク【木炭焙煎珈琲ブラジル豆】』を投稿したよ

 『ボールド茜の奮闘記』の動画を作成しながら、小春六花とコーヒーブレイクも並行して編集していた部分はありますが、ほとんどは『ボールド茜の奮闘記 part37』を投稿し終わってから作成しています。自分でも驚くぐらい早くに編集が終わり、2/2 の深夜に Aviutl からの出力を実施していました。時間にして十数分の動画ではありますが、出力に2時間ぐらいかかっています。前回 GoPro の動画をそのまま使用すると分割して出力しないといけないという問題があったので、使用する GoPro の動画をリサイズし、編集ように一度出力させているんですよね。そのため、今回の編集後の出力にトラブルはなかったのですが、それでも2時間かかってしまった理由はちょっとよくわからない。朝起きて出力に失敗していたら投稿日が後ろになってたかもしれません。

 前回の動画で、動画作成のほぼテンプレートとなるようなものが出来上がっていたので、使用する動画を変え、セリフを打ち込んでいくだけでした。特に難しい編集をしているわけではないため、他のシリーズよりも一番お手軽に編集できるシリーズかも知れない。しかも他のシリーズに比べるとそこそこ再生数・コメント数などが多いというのだからなんとももどかしい気持ち。まぁおそらく part1 だからということもあるのでしょう。ハンドミルを回している時間、お湯を入れてドリップしている時間、このあたりに何を話すかというのが準備できていると、かなり編集がサクッとできてしまいそう。次回はこのあたりの時間に、豆の説明を入れ込んでいければと考えています。凝った編集ができるとしたら、この話をしている最中の部分ぐらいかな。あとは録画でなにかトラブルがあったらそれ次第といった感じ。

 いやぁそれにしても、立ち絵で使用させていただいている”しりんだーふれいる”さんの六花ちゃんは見ていて飽きないですね。セリフに合わせて表情を変えるわけですが、ふと魅力的な表情を探してしまいます。他のキャラクターも書いてらっしゃるので、ささらちゃんの動画を作るときにも使わせてもらおうかなぁと考えています。

 次回は別の豆を使用した動画になるかなと思うので、投稿したときにみてもらえると嬉しいです。また2週間後ぐらいかな?やりたいことが多すぎて時間確保が難しい今日このごろです。

 

『ボールド茜の奮闘記【part37】メインで頑張れ!』を投稿したよ

 1月の後半のガチマッチの記録から、メイン武器でどうにかしてるものをとりあげて動画にしてみたのですが、メイン武器で戦えてる場面ってやっぱり少ないもので、ウルトラハンコやスプラッシュボムのありがたみというのを改めて感じたりした part37でした。

 前回に比べると茶番のような手を入れた部分は多くなく、ひたすらセリフを打ち込んでいくような part になっており、選んだ動画としてもなかなか盛り上がりにくいものになってしまった気はしています。ウルトラハンコがなんとも言えない性能というのを一度こういう形で発散したかったというのが本音かもしれない。

 それでもまぁ、メイン武器のボールドでもう少し戦うことができれば、いろいろと余裕ができるだろうなという思いはあり、動画中でも話している「相手の武器を見定めて行動を変える」など、まだまだ動き方について見直す点がある印象。

 2月は少しでもウデマエ挙げられればええなと思いつつ、やりたいことが山ほどあって時間とれるやろうかという心配もありつつ、VD杯は頑張りたいなという思いもあり、今月もあっという間に過ぎそうといまからビビり散らしています。次の動画は大会のハイライト動画になりそうかな。大会で活躍して撮れ高がええのとれたらええなぁ。

ハンドドリップリベンジしたよ

 初めて豆を挽いてコーヒーを淹れた際、出来上がったのはなんとも美味しいとは素直に言えぬ、かなり癖のあるコーヒーになってしまった。実はその翌日に、今度は豆を細かくするようにハンドミルの調整をしたのだが、今度は細かすぎてしまい、注いだお湯が流れてこないという状態に陥った。さすがに動画にするにはお粗末すぎたのでお蔵入り。粗すぎ、細かすぎ、という両極端の経験を得て、中間ぐらいの調整がようやくできた。

 犠牲になってしまったコーヒー豆のためにも、今度こそまともなコーヒーを淹れたいと臨んだ再チャレンジ。初回から変更した、あるいは確認して定めた点は以下の項目

  • お湯の量は280ml~300ml
  • 豆の量はスプーン2杯分
  • ハンドミルの粉の粗さは中間(あるいは少し細かい)ぐらいに調整
  • ミルで豆を挽くときは2回に分けて挽く
  • マグカップにお湯を入れて温めておく
  • 蒸らす時間は35秒
  • できれば2~3回の抽出で出来上がるように調整する

 動画やブログにおいていただいたコメントで、まずは道具を変えずにすぐに試せそうなものを拾い上げています。まだまだ変更すべき点があるというのは、コメントなどで気づかせていただいていますが、一度にたくさん変更すると頭が追いつかないので、Step By Step で徐々に良くしていこうと思っています。

上記のポイントを抑えつついざ試合開始

 電気ケトルで沸騰させたお湯をまずは計量カップに注いで300mlほど測ります。これは事前にマグカップに水を入れ計量カップに移すことで測った量が目安になっています。マグカップとして入れられる水の量は280ml程度なのですが、ドリップの最後の部分は捨てたりすることも考慮して、少し多めの280ml~300mlという基準を自分なりに設けました。計量カップで測ったお湯を、ツバメのコーヒーポットに移します。マグカップにも電気ケトルからお湯を入れておき、マグカップ自身も温めておきます。小春リカコラボのマグカップはとても熱伝導率が高く、すぐにあっつあつになるので、気をつけておかないとマグカップに指が触れたりして心臓が飛び跳ねる思いをします。

 続いてハンドミルで豆を挽いていきます。粗さの調整はすでにできているので、豆を入れてハンドルを回すだけ。ただ豆を入れるときにハンドルがちょうど入口のあたりで止まっており、スプーンから豆を入れにくい状態になってました。ミルが痛むのを嫌って、ハンドルの空回しによる移動を避けたのですが、案の定3粒ほど豆をこぼしました。動画とかで恒例にならないことを祈る。このハンドミルでは2杯分の豆は入りきらないので、2回に分けて挽くようにしています。挽くときの音と振動は、どうしてこんなにも癒やしの効果があるのでしょう。とても落ち着く。

 豆を挽いてできた粉は初回に比べるとだいぶ細かい状態に見えます。というかよく見るコーヒーの粉末といった感じ。やはり初回は粗すぎた。ドリッパーに移して粉が平らになるようにならし、お湯を捨て水気を拭き取ったマグカップの上に乗せて、ドリップしていきます。まずは蒸らすためにお湯を投入。前回は見られなかった、表面からプツプツと細かい泡が出てきているのをみて「そうそうこんな感じ!」とひとりテンションを上げていました。

 今回は蒸らす時間を35秒としてタイマーで測っていますが、次回以降は40秒にたほうがいいかなと個人的に考えています。この5秒で生じる味の変化に気づくことは自分には難しいと思うのですが、コメントで頂いたアドバイスやいろいろな情報を漁ってたりすると、まずは40秒で試すのが基本の味を知るには良さそうと思ったんですよね。まぁタイマー止めたりいろいろやってるうちに5秒経過してそうなので、あまりこだわらなくてもいいのかも知れませんが。

 蒸らしが終わったのでお湯を注いでいきます。このお湯の入れ方がまだ自分の中でも定まっていないところ。中心から円を書くようにというのを心がけているんですが、入れようと思う量に対し、円を描くスピードが早いせいか、早々に外周に届いてしまい、ここからどうしたらいいんだ?とお湯を入れる手が彷徨ってたりしています。今あらためて考えてみると、円を描けばいいと言うだけで、外に広がるように渦を描く必要はないんですよね。あと、動画に上げている方の手付きなどをみていると、最初にけっこう中心にお湯を注いでいるようにも見えるので、まず最初に中心に注ぐというのを意識してもいいのかもしれない。

 また、2~3回で入れきろうとしたのですが、1回目の注入の量が少なかったためか、3回目淹れた時点でまだお湯が残ってたので、4回に分ける結果となった。このお湯の配分について、今は感覚に頼らないといけないのがつらいところ。コーヒースケール(ドリップスケール)とかあればこういう悩みも解消できそうなので、今後購入を検討しておこう。

 最後のお湯投入から、お湯がまだドリッパーにある程度残った状態でドリップを区切る。後半は渋みなど雑味の原因になる要素が強いらしい。初回にくらべるとだいぶスムーズに出来たんじゃないかなと思う。香りや見た目も悪くない。そして一番気になるのは味。飲む前にスプーンで混ぜることを忘れるというポカをしつつも、口に含んだコーヒーの味は、前回のような風味の強弱が極端に分かれるといった口当たりではなく、ブラックコーヒーならではのコーヒーの風味や苦味をしっかりと感じつつも雑味は感じられないものだった。自分にとって初回の味が強烈だったこともあってか、とても美味しく感じられた。砂糖やミルクは入れていないが、嫌になるような苦味、渋みはなく、ぐっと飲み干してしまいそうなほど飲みやすい。薄いというわけではなく、棘がない印象。コーヒーに対する味覚がまだ肥えていないため、このように感じるのかもしれないが美味しいコーヒーを淹れることが出来たと初めて感じるものだった。

 満足のいくコーヒーのはいったマグカップをデスクに置き、動画作成など進めていると時間が経ち、残っていたコーヒーがすっかり冷めてしまった。冷めたコーヒーを飲んで感じたのは、インスタントでは感じなかった味の変化。インスタントではほとんどの粉末がお湯に溶けるため、冷めてもさほど風味などに変化はないが、ドリップコーヒーの場合は微粉が残り続けるようで、この微粉によってさらに時間経過に従い成分が出ているものと思われる。残ったお湯の量に対して、コーヒーの成分が徐々に濃くなっていくので、時間経過による味の変化がより大きくなったのだろう。使用した豆による影響なのかわからないが、渋みという点ではあまり変化はなかったが、苦味が徐々に強くなっているように感じた。このあたりは豆によって変化の度合いが異なりそう。冷めたコーヒーがどうなるのかというのも、今後豆を変えたときに確かめておきたいポイントだ。味の変化はありつつも、終始美味しいと感じられるコーヒーが出来たことはとても嬉しかった。

 後でGoProで撮った動画を見返して思ったんですが、全体的に影になってた。たぶんキッチンと部屋の電気のどちらかをつけそびれてしまってたんだと思います。まぁこのへんも今後要改善ということで。次回改善、確認しようと思うところは以下の通り。

  • 録画するときにできるだけ部屋を明るくする
  • 蒸らし時間を40秒にする
  • 蒸らしたあとお湯を入れるとき、最初に中心に気持ち多めに入れてみる
  • 冷めたあとの味の変化を見る

 リベンジした時の動画を編集してあらためて投稿する予定でもあるので、そこでまたアドバイスを得られたら、そのあたりの内容も反映させつつ次に繋げられればと思う。今使用している豆はあと1回挽けばなくなるので、今度は別の豆を使用したときに撮影して動画にしようかな。

 

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

2022.01.30 領将王争(テ勢麻雀)記録

 完全な内輪ネタです。

 2022年最初の領将王争が1/30に開催された。領将(テ勢雀士)の面々は年が明けてから顔を合わせるのはおそらく初となるが、「あけましておめでとう」という挨拶は特にかわさなかったと思う。集合前にセブンイレブンでたまたま会ったあらさんとは、「そういえばあけましておめでとうなんじゃない?」と軽く話したが、1月後半ということもありこの挨拶を用いるにはおそすぎる時期だった。

 いつもの雀荘に入ってもはや恒例となっている体温測定。店員のおばさまにおでこに機械を当ててもらい計測するのだが「計測不能ですね」と言われて測り直すということもしなくなっていた。これまで35度を下回ったり計測不能になることを覚えられてしまったのか、「いつものこと」といった感じの対応となっていた。まぁ高い温度が出なければいいんですが、そろそろ機械の故障も疑ってもいいと思う。

 それはそれとして、今年初の領将王争が幕を開けた。ここからは断片的に覚えている出来事をつらつらと書いていく。脳みそをとろけさせながらやっているので、だいぶあやふやな部分が多いが許してほしい。

 最初の半荘であらさんが1位を奪取(したと思う)。序盤のあらさんのリーチに対し、つっしーが河からスジを読み、当たり牌を回避しようと試みるも、回避した先にバッチリ待ち構えられており、スジ引掛けの餌食に。中級者ホイホイに引っかかるということはつっしーはもう中級者以上ということなのだから誇ってもいいと思うのだが、このスジ引掛けがトラウマとなったようで、このあとしばらくはスジに対して疑心暗鬼になってしまいまるで呪いでもかけられたかのように怯えていた。一族にかけられた呪いならしゃぁない。

 ガイアは今回もテ勢麻雀たち(特につっしー)を存分に惑わしたようで、巧妙な囁きで振り込みを発生させていた。ガイアに従っちゃダメだとか論じている最中ふと考える

「そもそもガイアってなんだ?」

テ勢麻雀の間ではかなり初期から登場している概念ではあるものの、もはや元ネタや発端が何だったのかを覚えているものはその場にいなかった。もしかするとガイアによってテ勢雀士たちの意識に気づかぬうちに刷り込まれていたとしたらどうだろう。そう考えるとガイアの言葉に少しは耳を傾けてもいいかもしれない。まぁWikiにバッチリ元ネタ書いてんだけどね。ファッション誌メンズナックルが元ネタって言われてすぐに思い出せずに調べたわ。そういえばこんなのもあったな。ちゃんと記録しとかないと本当に忘れる。調べた結果、結局何なんだってなるけれども。。。

 とある半荘で自分が和了ることが続き、さらに親で跳満2連続を和了り、極端な得点差が生まれる状況があった。このあと自分がリーチをかけると、他の3人があまりにも戦意を消失してしまい、リーチというコールに対して誰一人リアクションがとれず、シーンと静まり返ってしまうタイミングが生まれた。「いや何かあるだろw」と呼びかけるとみな同様に「リアクションを取る元気すらなかった」とのことだった。3人が協力してそういう状況を生んだわけではなく、3人ともたまたまそのとき「死んでいた」ために、世にも静かなリーチ宣言が生まれてしまった。その時は意気消沈により3人は静かだったが、この偶発的な静けさは普段騒がしいことと対照的で逆に目立ち、振り返ってみるとおかしなできごととなった。また、別の半荘によって息を吹き返したしっぽらさんが「なんていうか……死んでたからね、俺は」とレイヴンのセリフを実演できたことにとても満足していた。また同じセリフを言える機会を与えられればと思う。

 自分が調子が良いとき、リーチをするたびに「暴君」呼ばわりされるタイミングがあった。他の人が調子がいいときそんな呼び方しなかったのになんで自分だけ暴君なんだよw どうもこれまでにしてきた自分の打ち方が、いつのまにか悪評を受けてしまったらしく、オカルトチックな色眼鏡でみられてしまっているようだ。ただ私は嶺上開花によってあがることを至上命題としているだけなのだが。。。

 しっぽらさんが領将王争の前に寝れない話はもう恒例となってはいるが、どうして寝れないのかをしっぽらさんの行動から考えるため、横になるまでの流れを聞いたりしてた。

しっぽらさん「布団の中で小説読んでて」

一同「それじゃん」

秒で原因が特定された。小説読んだら続きが気になって寝れなくなるんだからおとなしく寝てて。

 正月につっしーはお父さんに麻雀でボコボコにやられたらしい。仲いいなと思いつつ、息子を麻雀で容赦なく手玉にとってしまうお父様は面白いなと思った。指し方とかレクチャーしてくれそうな人がそばにいるので勉強できそうですね。

 

 思い出せるのはこれぐらいだろうか。今回の戦績はあらさんの一人勝ちで+200オーバー。自分はというと-20という結果となった。嶺上開花もあがれずじまい。これはまたあらさんが抜け出し、他の3人が追っかけるという構図が今年も続いてしまうかもしれない。しかし今回のあらさんは止められる気がしなかったな。リーチも早けりゃすぐツモる。追っかけリーチをしても先にリーチをしたとしても、あらさんに先にあがられる未来しか見えなかったわ。次回でなんとかプラスにもっていきたい。

 雀荘を出る前にしっぽらさんから「温泉いって麻雀したい」といった野望の提案があった。早々にチェックインして麻雀やって、温泉入って美味しいもの食べてまた麻雀やって。絶対楽しいやん。場所としては群馬の草津とかが良さそうかな。帰ったら調べてみよう。

 雀荘を出てみんなで夕食へ。このタイミングで関東に来ていたボルボックスくんと合流。Twitter ではよく見るけれども、実際に会うのは数年ぶりになる。

おだじゅん「背が伸びたのでは?」

ボルボックスくん「伸びてないです」

しっぽらさん「そうやってまたてきとうなことを聞くw」

てきとうなことしか言わないテ勢雀士たちの被害に早速あったボルボックスくんの未来やいかに。

 夕食の会場は赤鶏馬というお店。よくある居酒屋のチェーン店といった感じ。入り口すぐの端の席に案内されたが、後で思うとこれがかなり助かったのではないかと思う。もしも隣の部屋にほかのお客さんがいるとめちゃくちゃうるさかったんじゃないかなってぐらい盛り上がった。

 ボルボックスくんがいたこともあり、最初はいつぶりだっけ?という話題から話しはじめて時の流れの残酷さを痛感しつつ、テイルズの話題もそこそこに、話題はアニメの話、特に key 作品の話に熱が入った。年代が少しばらついていることもあり多くの key作品が話題に上がり、それぞれの作品に対する評価は各自高いものが多かったが、2020年にやっていた「神様になった日」についてはみなあまり高い評価をつけていなかった。個人的にもkey作品というものに対する期待値が高くなりすぎたかなという点は否めない。各々が key作品のどれを履修済みでどれを履修していないかをシェアし、履修していない人は履修済みの人から履修を強く勧められるというサイクルがいくらか回る。しっぽらさんはまずつっしーからかりた「Angel Beats!」をやりきろう。

 ゲームの話に徐々にシフトし、話題がシュタインズゲートに移った。テ勢麻雀のなかでもよくシュタインズゲートはネタとしても用いられるほど履修必須項目となっている。そのためテ勢雀士たちはよく自分たちの都合のよいように世界線を行き来している。

おだじゅん「リモートで働けそうな職場にしろとあれほど言ったじゃないか!」

つっしー「言われた記憶ないんですが!?」

おだじゅん「別の世界線の話やったわ」

きっと誰かの命を救うために世界線を変えてしまい、つっしーはリモートで働くことが出来なくなったのだろう。すまんな。

 ボルボックスくんがいたこともあり、過去のテ勢麻雀での出来事を話したりもしたな。特にしっぽらさんのアライズだけバグがあるって話は、最初ボルボックスくんは疑うことなく聞いてたと思うんやけれども、しっぽらさんがただただ見つけられないといった状態に陥っただけだったことがわかり、存分に笑ってくれてた。テ勢雀士たちはテ勢麻雀での出来事をこのサイト内におさめている Wikiとかで振り返るだけですぐ幸せな気持ちになれるので、ある意味沸点が低い状態になってたりする。ただ気をつけなければならないのは、電車内など他の人の目があるところで読んでしまうと、ニヤケ顔を抑えることにとても苦労する。

 近況についての話題になったとき、しっぽらさんの勉強について聞いたりもした。なかなか難易度の高い試験のようで、1発で合格となる割合は非常に低いらしい。8月に試験があるとのことだが、スプラ3の発売タイミング次第では非常にメンタル的につらいことになるかもしれない。発売時期が遅ければ遅いほどしっぽらさんにとってはいいのだが果たしてどうなるやら。また、自分が資格試験を受けたことがひとつのきっかけになっていたというのも初めて聞いた。自分は昨年ダメだったけれども、今年再チャレンジして合格したいという気持ちはあり、時間を見つけて少しずつ進めている。しっぽらさんのきっかけについての話を聞き、よりいっそう自分も頑張ろうと身が引き締まる思いとなった。

 話に夢中になりすぎてあまり注文しなかったため、人数に対して料理や飲み物の量はさほど多くはなかったと思う。お会計も1人あたり3000円程度と飲み会にしてはだいぶ低め。おそらく他のみんなも解散したあとにお腹すいた状態になったんじゃないかな。自分は帰ってからお茶漬けを食べたりした。ボルボックスくんはこのテ勢雀士たちに囲まれてどうなるかと思ったが、けっこう楽しんでくれていたと思う。ボルボックスくんの方から話を振ってくれていたこともあり、場を盛り上げるのに一役買ってくれていたようにも感じる。遠出してスケジュールも厳しい中来てくれたことに感謝しかない。

 今回も例にもれずめちゃくちゃ楽しい1日となった。テイルズオブアライズでの領将王争もこれぐらい楽しいイベントならみんな幸せになれるやろうに。まぁそうなると戦う意味が無くなりそう。

 次回の予定もすでに決まっている。次回こそは嶺上開花であがれるように、咲をみてイメトレしておこう。

『小春六花とコーヒーブレイク【木炭焙煎珈琲ブラジル豆】』を投稿したよ

 おもむろに新シリーズを始めてしまった。どれぐらい続くか見ものですね。

 コーヒーを淹れることについては以前の日記で書いたので今回はこの動画を作ったときのことを書いていこう。

 作中で使用している動画は、キッチンにGoProを置いて撮影したもので、GoProで撮った動画を用いての編集というのは今回初でした。コーヒーを淹れることも初で編集環境も初めてのものばかり。まぁシリーズの最初ってそんなもんですよ。使用するキャラクターは、マグカップとの兼ね合いもあり小春六花でいこうと決めていたんですが、立ち絵は小樽冒険記のときに使用した blueberryさんの立ち絵をまた使用するのではなく、しりんだーふれいるさんの立ち絵を今回は起用しました。いろいろな方の立ち絵を使用してみたいという気持ちがあるのと、メガネを掛けた六花ちゃんもいいなと思ったんですよね。ただ、メガネを固定にすると、眼鏡と同じレイヤー(あるいはスライダー)のパーツが使用できないのがちょっと残念ですね。冷や汗をたくさんかいている表情とかを眼鏡とあわせて表示できない。PSDファイル自体をいじって、眼鏡と他のパーツの海藻を分ければいいとは思うけれど、まぁ今回はそこまでしなくてもけっこう表情のバリエーションはあるのでいいかなと。困ったときに手を付けよう。

 小春六花の合成音声には、豊富すぎる exVoice が収録されており、目的の exVoice を見つけるのが一苦労するという贅沢な悩みがあります。1000個ぐらいあるなかから見つけるの毎回大変なんよな。最近の更新でファイル名に内容が書かれるようになったのでまだましになったが、最初はナンバリングのみだったので、PDFの一覧をみながら対象の番号のファイルを見つけてということを、小樽冒険記の動画を作る時はやっていた。ファイル名に内容を書いてくれる更新だけでもめちゃくちゃうれしかった。

 1/28に動画を投稿したが、編集自体は1/26の時点で終わっており、あとは出力するだけというところでトラブルが起きた。GoProの出力ファイルが大きすぎることで、aviutl による出力のときにエラーとなり正常に出力できないという問題だ。aviutl はどうも、カット編集などを行ったとき、動画のオブジェクトの数だけ同じ動画であろうと読み込んでしまうらしく、2つの動画オブジェクトを含んだ範囲の出力の時点でエラーとなってしまう。全体で10分ほどの動画であったが、動画のオブジェクトの数だけ分割して出力しなければならず、5分割して出力し、1つの動画にマージするという作業をしてました。1分ぐらいの分割した動画なのに出力に30分くらいかかるとか、GoProの動画ファイルはめちゃくちゃでけぇわ。今度から一度ファイルサイズを小さくする処理を手前に挟んでから編集をし始めるのが良さそう。目安として4Gぐらいの動画ファイルは危ないと覚えておこう。

 今回はうまくコーヒーを淹れることができませんでしたが、今度からはお湯の量や豆の量をもっと細かく調整して試してみたいですね。次に動画を上げるときにはもうちょっとスマートにいろいろ出来てるお姿を見せられればと思います。

「HELLOW WORLD」をみたよ

 内容について深く書くつもりはないですが、ネタバレをみたくないという方はご注意ください。

 この作品を知ったのは、漫画アプリで見たのがきっかけ。映画作品があることはそのアプリ内で知ったと思う。絵が綺麗で映像としていずれ観てみたいなと思いウォッチリストに入れてあった。

 学生の男女が別世界から来た人と関わり世界(この作品では京都)の異変に巻き込まれるといったSFのテンプレート的な内容ではあるけれど、好きな人を救いたいというシンプルな行動原理を軸に、複雑な世界観をできるだけシンプルに理解できるように描いているような気がする。小難しい原理とかは観ている人に意識させず、こういうものなんだなといい塩梅で各説明をとどめているように感じる。この辺のバランスがいい作品なのかなと思う。

 また、この作品が自分にとっていいなと感じるポイントとして、ヒロインが可愛い。自分の好みに近いキャラクターというのがある。文学少女いいよね。学生のときは部活動ばっかりでそこまで本を読んでいたわけではないが、趣味の本を通じて知り合って関係を築いていくという過程に憧れを抱いていたりします。

 映像で使用されているエフェクトや世界観について考えていると、ふと「サマーウォーズ」の映画を思い出した。作品のイメージとしては近しいのかなと個人的に感じている。「サマーウォーズ」が好きだという人はこの作品も面白いと感じるのではないかと思う。

 「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」この宣伝文句が何を示すのか、確かめてみたいと思いませんか?深い映画とまでは自分は言いませんが、そこまで負荷なくさらっと観られる映画だと思います。

ガーラ湯沢スキー場で滑ったよ

 新調したブーツとGoProの追加パーツの試運転を兼ねて、単身でガーラ湯沢スキー場に乗り込んできました。突発的な計画だったので、新幹線の空きがある時間帯が限られており、8時前に東京を出る便にのって目的地に向かった。行きの新幹線の中では、とりめしの駅弁に舌鼓をうち、ビブリア古書堂の事件手帖4巻を読みながら到着を待った。

 ガーラ湯沢駅に到着し、同じ目的の乗客の列に流されつつ改札へ。改札を出てすぐにリフト券売り場があるんだからすごいよね。このとき自分は、Webket からリフト券購入を済ませており、自動発券機からリフト券をもらうだけの状態にしていたのだが、誘導の人に従って進んだら窓口でのリフト券購入の列に入れられてしまい、誤った列に並んでいることに気づかずそのまま窓口まで並ばされてしまった。窓口で「これなら自動発券機が利用できるので並ばなくてもよかったんですよ」と言われたのが悲しい。何も考えずに誘導に従うことには今度から気をつけよう。

ガーラ湯沢駅改札

 ロッカーで着替えをするわけだが、ロッカー代が1000円とお高い。タッチパネル式で鍵を持ち歩かないシステムを使用しているためかもしれない。指定されたロッカー番号のところに行き、狭いスペースでスノーボードのフル装備を準備する。自身のボードもあると場所をとってしまうのが難点。ボードを入れるカバンにウェアやブーツも入れているため、ボードだけ他の場所に避けておくといったこともできない。スノーボードは楽しむまでの準備段階がやっぱ大変。GoProもヘルメットに取り付けたりしてたので結構時間がかかってしまい、ゲレンデに向かうゴンドラに乗る列のかなり後方に並ぶことになった。ゴンドラに乗るまで室内なので、汗がじんわり出るほど暑い状態で耐えねばならなかった。

 ゴンドラ乗り場に近づくほど外気が入り込み涼しくなってくる。単身でゴンドラに乗せてもらえるはずもなく、全体で5,6人になるように近場にいる人を係の人が指定してゴンドラに乗せていく。ボードの人はボードを抱えて、スキーの人はゴンドラの外についているホルダーにスキー板を差し込みゴンドラに乗り込んでいく。ゲレンデまでは約5分程度、急な斜面に沿って山を登りながら高い位置から臨む雪に覆われた町並みを眺め堪能。他のグループの人達も視線は窓の外に向けられているようで、この場に他人がいることを忘れているように絶景を楽しんでいた。

 ゴンドラを降りて乗り場の建物を抜けると、一面雪に覆われたゲレンデが姿を現す。目の前に見えるのは、大きくGALAの文字が書かれたリフト乗り場の屋根とコースマップ。ここに来て気づいたが、事前にコースについて調べてなかった。とりあえず初心者コースを滑って体をならそうと、ボードに左足を乗っけて接続し、リフトの列に並ぶ。ゴンドラ、リフトと、最初の滑り始めまでがなかなか遠い。天気は曇り空ではあったが、そこまで風もなく、冷え込むといったこともない。日差しもないことで日焼けや雪解けの心配もなく、スノボーをするには丁度いいコンディションだと感じていた。

 最初のリフトを降りてすぐ目を引いたのは、頂上に続くリフトと、そのリフトの隣にみえる頂上から降るコース。遠目にも傾斜がそれなりにあるように見え、いきなり頂上に行くのはやめようと思わせるには十分だった。リフトから滑りはじめの位置までけっこう平坦な道のりが続き、片足で地面を蹴り進む動作を繰り返した。滑り始める前からすでにしんどい。

奥に頂上に続くリフトと頂上から降りるコースが見える

 最初にエーデルワイスという初心者コースを滑ったのだが、このコースは道幅がとても狭く、その中を初心者の人たちが蛇行しておりめちゃくちゃ滑りにくい。しかも平坦な場所が多く、人を避けたりするためにブレーキをかけようものなら、平坦な場所はボードから片足を外して、片足で地面を蹴りながら進まなければならない。初心者コースとされてはいるが、とても何かを練習できるような場所ではない。このコースはこの1回限りでいいなと滑り終わったときに考えていた。カービングターンができないかと練習してたりしたのだが、スピードが出ないせいで遠心力が働かず、転倒を繰り返すばかりだった。最初の滑走でかなり体力を持ってかれたような気がする。

 2回めの滑走では、初中級コースのエンターテイメントコースを滑った。こちらも人は多いものの、コース全体を通して横幅が広く、カービングターンの練習をするにはやりやすいコースだ。最初の斜面がやや急にみえるものの、ある程度のスピードに慣れてしまえばさほど問題にはならない。新調したブーツの締まり具合が少しきつく、足に違和感がある状態だったことや、カービングターンの練習をしながらだったので、このときもかなり転んだ。このあとも同じコースを練習がてら何度かまわった。

 ブーツの調整も兼ねて、お昼休憩を早めにとった。できるだけすぐに出られるようにお昼はラーメン(写真撮り忘れた)にして、ズルズルと手早くかき込む。GoProの電池交換やブーツの履き直しを行って、30分も立たないうちに再度ゲレンデへ。今度は頂上から滑ることを試してみる。ぼんやりと頂上に向かうリフトにのっていると、途中からコースの外に生えている木々の様子に変化があることに気がついた。まばらに雪を積もらせた木々が並んでいた風景から、いつの間にか一面に樹氷が並ぶ景色に変わっていた。枝の多くを白い雪混じりの氷が多い、白い葉をつけたような木々は、枯れ木と違い生命力さえ感じさせる。そして頂上からの景色は先程の樹氷を下に遠く広がる視界の先は、まばらに雪化粧した山々が見える。舞子とかがあの辺りだったかな?高いところまで行くとこういった珍しい自然現象や幻想的な風景とも出会える可能性があるので、ゲレンデへ行くときはできるだけ頂上まで登るようにしたい。

頂上からの景色

 頂上から降りるコースは、急な斜面が何度かあるが、道幅が広いので速度を抑えつつ蛇行することができ、降りるだけなら難なくできる。先程のエンターテイメントコースよりも人が少なく滑りやすいが、油断するとスピードがすぐに出てしまう。予想外にスピードが出ると萎縮してしまい、木の葉で滑るしかできなくなるので、スピードに対する恐怖心に勝てるメンタルを鍛えていかなければならない。最後の坂を下りきったあと、リフト乗り場まで長い平坦な道が続くので、最後の坂でできるだけスピードを出しておかないと途中で止まり、片足で雪道を蹴って進む必要が出てくるのがつらいところ。ガーラ湯沢スキー場のコースは、平坦になる部分が多いのに対し、アクセスが良いことで人が多いのでスピードが出しづらく、片足を外しての移動がどうしても多くなってしまうのが難点だ。

 頂上からのグルノーブルコースを2回ほど滑り、初中級者コースのエンターテイメントコースを2回ほど滑ったところで、足の疲労を実感してきたので、一度休憩を取るかと考えて滑っていると、目の前で滑っていた人が転倒し、その人を下敷きにするように自分のボードが乗り上げて転倒した。スピードもさほど出ていなかったこともあり、幸い自分も相手もケガはなかったが、ひやりとさせられた。改めて周りを見てみると、ゲレンデに着いたときも人が多いと感じたが、お昼を超えてからさらに人が増えコースに溢れかえっていた。同じような接触がまた起こりそうだなと感じたので、予定よりも早くにゲレンデから降りることにした。繰り返し滑るにしても、午後からは頂上から滑るグルノーブルコースぐらいしか余裕を持って滑れる場所はなさそうだった。

 早めに降りてきたことでロッカーはガラガラ、ボードや荷物を広げて着替えや荷物の整理ができた。ボードとウェアをまとめたら、まず宅配の手配をしてリュックだけの状態に。そしてガーラ湯沢スキー場では浴場も併設されているので、汗を流しにいった。着替えからほとんど移動無しでお風呂に入れるというのはやはり楽でいい。人も少ないタイミングで帰りの新幹線までの時間も十分にあったので、悠々と湯船につかることができた。体力が落ちたこともあってか、1日滑り倒すというのが徐々に難しくなってきているように感じる。特に人が多いゲレンデでは、よりブレーキを掛けなければならないことで、下半身への負担も大きい。ガーラ湯沢スキー場で滑るときは、朝のできるだけ早い時間帯にきて、人が少ない午前中のうちに滑って帰るというのも今後は検討してもいいかもしれない。午前中だけであればリフト券も安くなるし、帰りの新幹線も早い時間帯に東京へ向かう便では自由席でも余裕を持って座ることができるだろう。そんな事を考えながら、湯当たりしない程度の時間ゆっくりと温まった。

 自分が予約した新幹線の出発までまだ1時間以上時間があったので、腹ごしらえをすることに。おにぎりを提供しているお店があったので、そこでおにぎり2つとタコの唐揚げを注文。1つは塩おにぎりで、もうひとつは味噌漬けの具。唐揚げが美味しいのは当然として、さすが新潟、米がうまい。おにぎり1つが茶碗1杯分はあろうかという大きさで少し驚いたのだが、美味しすぎてすぐに平らげてしまった。時間があるのでゆっくり食べるつもりだったのだが、本能を抑えることはできなかった。しょっぱいものを食べたあとは甘いものが欲しくなるもので、ソフトクリームも注文して食べていた。今日はたくさん動いたから何でも許される気がしている。

 お腹を満たして、ビブリア古書堂の事件手帖4巻の続きを読んでいると新幹線の時間がきた。もう少し滑ってもよかったかなぁという気持ちと、人が多いし仕方ないという気持ちを抱えて帰路についた。荷物の配送により、きしむ身体での帰り道もさほど辛くはない。ちなみに配送によって送られた荷物は翌日の午前中に受け取ることができた。とても早い。新幹線の中でも小説を読みすすめるつもりでいたが、しばらくは眠気との戦いになってしまい、気づいたら10分ほど意識を失っていた。気づいた時に隣に人が座っていたのでめちゃくちゃ驚いた。念のため貴重品など確認したがなくなったりはしていない。ひとまず安心。寝ていた間に高崎駅に止まっており乗客の乗り降りがあったらしい。起きたあとは再度小説を読み進め、終わりまで読み切ることができた。過去にビブリア古書堂の事件手帖シリーズは読んでいたのだが、読んだ当時は4巻までしか出ておらず、5巻以降はまだ読んでいないということを4巻を読んでいる間に思い出したりしていた。この小説アニメになったりしないかな。

 帰ってきて疲労感とともに感じるのは「滑り足りない」という感覚。新しいブーツは締まりすぎて途中で足が痛くなってくるのを確認したが、今後使い倒すことで柔らかくなり、軽減されるだろうと思う。適宜休憩を取りながら脱ぎ履きを繰り返すことでいい塩梅が見えてきそう。ターンの練習はまだまだこれからって感じ。スピードに慣れないと遠心力が足りなくて倒れるってことがまだ増えそう。2月中にすでに予定しているものはあるが、空いている日程で更に滑りに行くことも考えようと思う。1年で限られた回数しかできないので、行けるときにいろいろ行っておこう。ただ、ケガだけはしないように気をつけたい。