珈琲店タレーランの事件簿シリーズ(1~7巻)を読んだよ

 読書が好きで、ジャンルは軽いミステリー要素があるものが特に好みで、コーヒーも自分で淹れて動画にするぐらいに好き。好きなものと好きなものが合わさった、自分に向けられて執筆されたのではと錯覚さえしそうな小説、それが「珈琲店タレーランの事件簿」だった。

 この小説を最初に見つけたのは、かれこれ10年ほど前になります。当時「ビブリア古書堂の事件手帖」がブームとなり書店で多く見かける状態で、自分も漏れなくこのシリーズにハマり愛読しておりました。ミステリー要素と古書をかけ合わせたような内容で、これをきっかけとしてか、ミステリー要素となにかをかけ合わせたような小説が同時期にいくつもでていたように思います。ミステリーと時計屋とか、ミステリーとディナーとか、ミステリーと数学とか。そんな中で見つけたのが、ミステリーとコーヒーという組み合わせの「珈琲店タレーランの事件簿」。当時まだ自分で豆を挽くといったことまでしていませんでしたが、コーヒーには興味をいだいていたので、自然と手に取っていました。最初のきっかけは本当に、好きなものと好きなものが要素として含まれているからそんなに間違いはなかろう、といった程度のものでした。

 1巻目の「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」を読んだとき、最初の印象としては「ビブリア古書堂の事件手帖の二番煎じ」というのが正直な感想でした。執筆時期の詳細まで追ったわけではなく、自分の読んだ順番が「ビブリア古書堂の事件手帖」が先だったということと、人気の大きさからこのような印象を持ったのだと思います。コーヒーの要素は自分が思っていた以上に散りばめられており、一種の雑学本のような感覚で楽しんでいましたが、ミステリー要素としての印象はそこまでインパクトがないという個人的な評価です。あとがきにもあったのですが、この作品のもととなるものは「ミステリー要素が弱い」という評価を受けており、そこからさらに手直ししてミステリー要素を膨らませたうえで出版されているとのこと。おそらく、他のミステリー作品をそれほど読んでおらず、比較対象が無いような状態で読めば、ミステリーとコーヒーというのを主軸に、登場人物の人間関係や京都を舞台とした背景設定など他の要素を含めてバランスのとれたとても読みやすい小説として、かなり好印象で受け止めていたと思います。

 1巻目で自分にとってはそれほど高評価ではなかったわけですが、コーヒーに加えて、京都の舞台を前提とした、自身の知識欲を満たす要素がふんだんにあったこと、1巻目で完全にひと区切りついているような感じなのに続きがあるとはどういうことか、展開が知りたいという欲求が湧いたので、当時発売されていた巻数すべてを読み進めていました。巻数が進むに連れてミステリー要素はより深くなり、登場人物たちへの愛着も湧いて、当時3巻までしかでていなかったと思うのですが、3巻を読み終わった時点で熱心なファンとなっていました。

 環境の変化などによって小説を読む機会が減り、続編がでていることにも気づかぬうちに数年が経ちました。ふと何かの拍子に小説の話題となり、そういえば当時読んでたものって続編出てるのかなと思い出した本の中に「珈琲店タレーランの事件簿」があった。改めて調べてみると7巻まで出ており、電子書籍でまとめて購入。時間を見つけて徐々に読み進め、最近になってようやく7巻まで読み終わりました。全体を通して、コーヒーと京都縁の地に関する話題が多く、趣味の周辺知識を知るといった部分は非常に面白く読ませてもらったという印象です。深く細かい心情の描写といったものは少ないながらも、登場人物たちへの愛着はより深くなり、主要人物たちのその後がより気になる状態です。ミステリー要素については、私個人の感覚ではありますが、巻数を重ねるにつれ、読み応えのある内容になっており、惹きつけられるお話と感じ、こう言っては失礼かもしれませんが、著者自身の成長を見るような感覚になりました。そういう意味でも、次巻が楽しみでなりません。

 あとがきをみる限りだと8巻も出そうなので、今後の楽しみの1つとして、ゆっくり待とうと思います。あまり内容に踏み込まない書き方をしているのは、ネタバレ防止というのもありますが、さすがに7巻分という分量をまとめる自信がないというのが大きな理由になっています。とっちらかった内容になる未来しか見えない。。。

 コーヒーや京都の街並み、軽いミステリーがお好きという方であれば、十分に楽しめる小説だと思いますので、ぜひ読んでみてください。

「深煎りの珈琲Basic モカマタリ」でコーヒーを淹れたよ

 ボイロトゥーン仲間から「札幌の深煎コーヒー豆専門店から通販しようと思ってるんですが、便乗します?」とお声をかけていただいた。ちょうど浅煎りの豆がなくなる手前だったので、即座に「便乗させてください!グァテマラ200g!」と豆と量を添えて返信してた。タイミングが良すぎてコーヒー豆残量を見張られているのではないかと思うほどだった。同時に、知り合いで実は豆から挽いて飲んでるという人が新たに見つかった瞬間でもあった。コーヒーは結構な人が嗜んでらっしゃるのね。

 後日直接お会いして手渡しでいただいたときに「浅煎りを飲んでいるようだったので深煎りの濃いやつを飲んでほしかった」という胸の内を伝えられた。まったく予期していなかったコメントに「フェッ!?」と変なリアクションを取っていたと思う。いやなんというか、しばらく浅煎り(中浅煎り)の豆を挽いて飲んでいたのは、HARUSORA Coffee さんに依頼したときに、たまたま浅煎り向けの動画を見ていたとか浅煎りのブームについて知ったという影響を受けただけであって、浅煎りの豆しか選んでいないわけではなかったんですよ。むしろいろいろ試したいなと思っており、HARUSORA Coffee さんから購入した豆がちょうどなくなるので、次は深煎り試すかと考えたりもしてました。だからこそ深煎り専門店への注文をご提案いただいたことは、自分にとって渡りに船だったので、ご提案に対して食い気味に返信してました。

 手渡しで頂いた袋には3つの豆の袋が入っていた。2つは自分が注文したグァテマラ100gの袋が2つで計200g。ではもうひとつは?先方に伺ってみると

「おすすめのモカマタリ100gを入れときました」

神かな。ありがたく頂戴し、後日まずはモカマタリの方からいただいてみた。

 封を開け、ブワッと広がる香りはコーヒーの香りというよりも、焙煎による炭に使い香り。豆は自身の油をまとっており黒光りしている。深煎りってこんなにも黒く、コーヒーオイルがこんなにもにじみ出るものなのかと初めて知った。豆同士が油でくっついたりしてる。キャニスターにうつし、計量スプーンですくって量を測る段階で感じた。あっ、これ密度低いやつだ。「YANAKA coffee ブラジル産 モンテショコラード」のときの経験が活きた。というかモンテショコラードよりも密度低いんでないかこれ?17gぐらいにしたけど、それでもハンドミルのホッパーは2回とも満パンになるような量だった。ホッパーに豆を入れた後にハンドルを回すわけだが、非常に手応えがない。豆を入れていない状態で回しているのとほぼ変わらない抵抗感。これ本当に挽けてるのか?と不安になるほどだった。粉になったコーヒー豆の量はやはり多い。これは過抽出になるかもなと不安になりながら、まずはモンテショコラードと同じレシピを試してみる。そして出来上がった初の深煎りの豆で淹れたハンドドリップコーヒーは、まるで炭を食べているかのような、口の中にスモーキーな風味が一杯に広がった。やはり豆の量が多かったかようだ。缶コーヒーのブラックよりもさらにブラックさを追い求めたような風味。ただ、エスプレッソをそのまま飲むような濃い苦味ではなく、焙煎によって生まれるスモーキーな風味が全面に押しだされた風味であった。ミルクや砂糖を混ぜても生き残り続けるこの風味は、深煎りの力強さを象徴するようであった。この豆をどう淹れるのが良いかという試行錯誤の戦いが始まった。

 まず調整するのはやはり豆の量だろう。17gでかなり多いという印象で、徐々に減らして14~15g程度に。豆の量を減らすだけではまだスモーキーさが際立った状態だったので、今度はお湯の温度を変えてみた。温度が高いと比較的苦味などが抽出されやすいと伺ったので、お湯の温度を85度あたりから80度あたりまで下げることにした。この2点の変更でスモーキーさを残しつつもだいぶ飲みやすいコーヒーとなった。加えて、気になっていた円錐形のドリッパーを試してみました。これまで使用していたKalitaの陶器のドリッパーは、どのようにお湯を注いでもある程度ドリップされる速度が同じという特性を持ちます。これはあまり技術がいらないという意味では良いのですが、抽出速度を変えたいという人にとってはあまり向かない道具になります。抽出する時間が短くなればスッキリとクリアな味わいに、抽出する時間が長くなればコクのある苦味を含んだ味わいになるといった差があると考えていて、今回の深煎りの豆の場合は、できれば抽出時間を短くし、スッキリした味わいにしたいと思ったので、円錐形のドリッパーにして、短い時間で抽出するのを試そうと奮起。近くのコーヒー専門店に、円錐形のドリッパーを購入しに走りました。

 100gの豆で試した中で、ブラックで飲んで美味しいと思えるレシピは以下のとおりです。

  • odajun が思う「深煎りの珈琲 Basic モカマタリ」を美味しく淹れるレシピ
    • 豆の量:14 ~ 15g
    • 豆の引き方:細か目
    • お湯の温度:80度程度
    • 抽出器具: 陶器の円錐ドリッパー(2~4人用)、Abaca円錐形コーヒーフィルター白 2~4杯用
    • ドリップするとき
      • 蒸らし
        • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて40秒程度、お湯の量は50g
        • さっとお湯を入れる
      • 2回目以降
        • できるだけゆっくりと中心から小さい円を描くようにお湯を入れる
        • 以下の1, 2 の手順を300g淹れきるまで繰り返す
          1. フィルターとコーヒーの粉の境目辺りにお湯が見えてきたら注ぐのを止めて少し待つ
          2. 全体的に水位が下がり始めたらまた注ぎ始める
        • 徐々にお湯を入れるペースを早めていく
    • ドリッパーのお湯が落ちきる前にドリッパーを外す

蒸らしのあとにお湯を注ぐ工程なのですが、これまでのように時間と量を決めて注ぐと2分ほどで抽出が終わってしまいました。風味は狙い通りスッキリしたものになったんですが、物足りないという印象を抱きました。抽出が足りないのだろうと考え、ドリップの仕方をいろいろ検討したところ、時間や量を決めて注ぐのではなく、お湯を注いだコーヒーの粉の状態をみながら、少しずつお湯を入れていくようにしました。ドリップの時間が長くなるかと思ったのですが、2分半ほどでだいたい注ぎきり、3分以内には全体の抽出が終わります。HARIOの円錐形のドリッパーは、思いの外抽出が早くなる傾向があるように思います。このようにして淹れたコーヒーは、コクのある苦味とスモーキーさは残しつつも、ブラックのままでスッキリと飲みやすい味わいになりました。

 個人的な好みではありますが、このレシピの豆の量を1gほど増やして濃くして、牛乳を入れてカフェオレにするのがお気に入りです。コーヒーの風味をしっかりと残しながら、マイルドになった苦味と牛乳のほんのりとした甘みの調和によって、ゴクゴクと一気に飲み干してしまいそうになるほど飲みやすいものになります。

 レシピもあらかた決まって、動画投稿のために録画をしていきます。道具を準備してお湯を沸かして、豆を量ってハンドミルで挽いていく。軽い力でくるくると回るハンドル、そしてそのハンドルから伝わる感覚が、豆の挽き終わりを示す馴染みのある感覚に変化したところで手を止める。そして引き出しを開けて香りを確認しようとしたとき、自分のミスに気付かされた。引き出しの中に入れっぱなしの乾燥剤。豆を挽く前に取り除くのを忘れていた。深煎り独特のスモーキーな香りを放つコーヒーの粉から、取り忘れた乾燥剤を取り除き、引き出しに残った粉をふるいにかけ微粉を取り除く。まぁ風味に影響があるわけではないので、これも動画にするときはネタになるからいいか、とか軽く考えていたのだが、今回のトラブルはこれだけにとどまらなかった。

 

 「ピンポ~ン」

 蒸らしが終わりお湯を回し入れている最中にまさかの来訪者。しかもこの対応にけっこう時間がかかってしまった。コーヒーポットのお湯だけでなく、すでに途中までお湯を注いだコーヒーも冷めてしまい、そして来訪者の対応をしている間に GoPro の電池が切れてしまい録画が停止。さすがにこうなってしまっては動画で使えないなと録画を断念。同時に、モカマタリの豆を使い切ってしまったことで、改めて録画することもできない。動画投稿でトラブルはつきものですが、ある程度準備ができた中でのトラブルというのは、なかなか心に来ますね。モカマタリ、リベンジのためにもまた今度飲んでみようと思います。

ハンドドリップ関連動画

使用している道具

しおばな祭に行ったよ

 電車にしばらく揺られて川崎駅に着いた。目的のお祭りは11時開始で、駅についたのがちょうどその時刻。開始前に来て並んでおこうかとも思ったが、急ぐメリットもさほど無いだろう思ったので、11時頃に最寄り駅につくように調整した。天気は快晴とまではいかないものの、春物の装いでは少し汗がにじみ出るかもしれない、そんな陽気。スマホで地図とにらめっこしつつ、大通り沿いに進み、10分程度で到着。しおばな祭の会場となる川崎市産業振興会館へとたどり着いた。

 エントランス前にいたスタッフのお兄さんの案内に従い、エレベータの4階へ。エレベーターを出ると正面の扉のガラス越しに、並べられた長テーブルとサークル参加らしい看板のようなものが見えた。すでに何人かは会場にいる様子。通路でスタッフの人から参加チケットとなるQRコードを出すように言われたので、事前にsafariで開いた状態にしていたものを掲示。参加者の証明となるリストバンドをうけとり、腕につけようとするがうまくつけられない。自分ってこんなに不器用やったんか。リストバンドと同時に、「食券」という名の500円分のイベント専用金券が渡された。金券を受け取るイベントはこれまで経験がなかったので、まじまじと食券を眺めたりしていた。セミナールームを2つつなげたような広さのスペースに、長テーブルが並べられ、いくつかの販売スペースが設けられている。小規模なコミケといった感じ。見える範囲で、サークル参加の人を合わせて30人程度といったところだろうか。開始直後の、全体的に様子見しているような空気感。あまりこういうイベントに自分も慣れていないので、キョロキョロと挙動不審な動きをしていたかもしれない。とりあえず目当てのものを手に入れよう。

 受付すぐの運営販売所で、自分の一番の目的である合同誌の販売をしているのを見つけた。前の人がレジで購入の手続きをしている最中に、他に販売されているものとしてしおばな祭のステッカーというのがあったので、合わせて購入することにした。この時点で今日の目的の8割りが済んだと言っても過言ではない。というのも、この合同誌には自分の動画が掲載されているのだ。ビニールの袋に入っていたため、内容の確認はその場でできない。すぐにでも会場を飛び出して近くの喫茶店で開封して中身を確認したい気持ちに駆られるも、他のサークルの販売や展示品を見るためぐっとこらえた。あとで気づいたことではあるが、運営の販売書でレジしてたのって千冬ちゃんだったのか。気づけなかった。。。

 入場してから20分、見るものがなくなってしまった。というのも、サークルや展示の数は15もない数で、始まってすぐはコスプレをしている人もいない。等身大パネルは小樽を観光したときにも見たし、制服は写真に収めた。参加者が絵を描く黒板も早く来すぎて誰も何も書いていない。完全にタイミングを誤った。サークルが販売しているスペースを3週ほどして、『空夢用紙』サークルさんが販売していた「三熊ハンカチ」、『劇団ZEKE座』サークルさんが販売していた「春の銀星」という小説を購入した。早く帰って合同誌が読みたいという欲求を、お財布からこれ以上の出費を考えていない自分がこれ以上会場をふらふらしてもじゃまになるだけだろう、という大義名分で包み、脳内会議で理由付けができたところで会場を後にした。たぶん参加者の中でもトップクラスに短い滞在時間だと思う。決して楽しくなかったわけではない。もっとサークルの方と談笑とかすればよかったのかもしれないが、自分がこういったイベントに慣れていないので、売り子の人と話すということが非常にハードルが高いように感じてしまった。また、開始直後ということもあり、人の集まりもこれからというなんとも盛り上がりにくい時間帯に来てしまったということもあるだろう。アフターのイベントなども考えると、15時前ぐらいに来るのがちょうどよかったのかもしれない。イベントのアナウンスがあった初期から楽しみにしていたにも関わらず、事前調査が十分にできていなかったことが悔やまれる。館内アナウンスとかも聞きそびれており、イベントに参加したのに参加しそびれたような悔しさがこみ上げてくる。

 まぁそれはそれ、これはこれということで、家に帰ってさっそく合同誌の入ったビニールを開封。「しおばな祭映像作品発表会作品紹介」の項目を一番に探す。自分の動画のサムネイルとコメント、そして自分のニックネームをみつけたとき、たぶんニヤニヤしていたと思う。「しおばな祭映像作品発表会」というのは文化祭というテーマを盛り込んだ内容というレギュレーションに基づいて、小春六花を使用した動画を作成し、指定の日付に指定の名前、タグを含めた状態で動画投稿するといった企画。文化祭というなんとも風呂敷を広げにくい制限もあってか、この企画の動画投稿期間のしばらくは、自分が上げた動画を含めて2作品のみという時期があり、企画倒れなのではという不安を抱いたりもした。しかし実際は、ジャンルごとに投稿日が定められていたこともあり、どうやら企画の最終日にエンタメ関連の投稿が集中し、最終的には8作品が揃った。しおばな際というお祭りに関わることができ、さらには合同誌という形に残るものの中に、自分の投稿した動画の名前が載っているということが非常に嬉しい。今後もこのようなイベントがあったら、積極的に関わっていければという意欲が湧いてきますね。

 まだ合同誌に載っている内容をじっくり読んでいる最中です。小春六花を始めとする、小樽潮風高校関連の作品がこんなにもあるんだなと、新しい発見ばかりです。小春六花というキャラクターのCeVIO AI の購入は、当初勢いといいますか、クラウドファンディングに乗る流れに便乗したような形で、購入後どのように使用するかといった見通しをまったく立てていませんでした。小樽のスタンプラリーというのをきっかけに、公式アカウントが盛り上げようとすごいアクションをしていることを知り、小春六花の小樽冒険記をつくり、これが後日ニコニコTopで紹介されたりニコニコの「動画旅MAP」に採用されるといった幸運に恵まれ、小春六花という合成音声を使用した動画作成によって動画投稿の楽しさというのを再認識させてもらったように感じています。そのお礼といいますか、感謝の気持も含めて、TOKYO6さん、小樽潮風高校Projectが盛り上がるためにできることがあれば、積極的に関わっていければなと考えていたりします。小春六花が有名になったら自分の動画も見て貰う機会が増えたりしないかなといった思いがないわけではないですが、あわよくばといった程度の気持ちです。

 合同誌を読んでいると、いつの間にか感慨深い気持ちが湧いてきてつらつらと思い出話を書いてしまいました。今回のイベントは、当日の参加時間は短いものの、動画投稿で貢献でき、形に残ったのが非常に嬉しかったです。動画投稿によっていただいたステッカーは、まさか運営本部で購入したものと同一と思っていなかったので、しおばな祭ステッカーを2つ所持していたりします。まぁこれもいい思い出でしょう。

 小樽潮風高校Project自体は、千冬ちゃんのクラウドファンディングも控えており、これからも活発的な活動が予想されるので、またイベントなども行われるだろうなと期待しています。次のイベントでもできることがあれば積極的に参加し、かつ現場に入る時間は遅めに調整した上で、全力で楽しめるように準備したいものですね。しおばな祭の関係者の皆さん、楽しいイベントを企画・運営してくださり、本当にありがとうございます。非常に楽しむことができました。

『小春六花の雪山冒険記 Part5【上越国際スキー場】』を投稿したよ

 今シーズンの雪山動画としては最後のものを投稿しました。上越国際スキー場には2日間滞在し、1日目は10時間も滑っていたので、使用できる動画としては他のゲレンデよりも候補があるといった状態だったんですよね。上越国際スキー場自体が広めのゲレンデということもあり、仕えそうな動画を選んだ時点で20分を超える事態に。さすがに動画として長すぎると思ったので、2本ほど滑った動画を削って、結果的に17分に。途中のロングランをまるっと削除しようかどうか悩んだんですけど、映っている景色が良かったのでそのまま残しました。また、ロングランの動画は全体的に少し傾いていたので、回転の補正をかけ、更に長いので1.05倍ぐらいの再生速度調整もいれています。まぁ最後やし話したいこともたくさんあったので、17分でも長いかなと感じながらも、コメント返しいれそびれたわ、といった結果に。まぁ来シーズンの動画に含めればええやろなどと考えています。

 ニコニコ動画に投稿した後に、タイトルのゲレンデ名のところが前回の動画の野沢温泉のままになっていたことにしばらく気づきませんでした。コメントで指摘していただいて初めて気づき修正したりしましたね。まさかこんな凡ミスをやらかすとは、最後まで抜けてますね。まぁそんなこともありますよ、雪山ですもの。

 このブログと Youtube の滑走記録があることについて、やっとお知らせできた。毎回忘れてたので、今回も忘れてしまうと1年後とかになるので、動画に盛り込むことができて本当に良かった。動画を作っている最中に思い出せず、編集以外の時間帯で「これを動画で話そう!」といったアイディアが出てくるのってなんなんですかね。現象に名前がついてたりしないんでしょうか。あと、ハンドドリップの動画でも更新をかけたものなんですが、六花ちゃんの立ち絵に縁どりができない問題の解消とか、シーンチェンジのときにフェードイン・フェードアウト以外のやり方でやってみたりとか、最後なのにテンプレートが定まってないあたり、動画編集を長くやっていてもなかなかうまくいかないものです。

 動画の一部で、exボイスのみ使用して滑っている様子を表現するようなことをやってみました。たくさんある exボイスを使ってみたいなという思いがありやってはみなしたが、立ち絵で少しでもイメージに合うものを探すのが大変でしたね。表情はともかく、腕のバリエーションが限られてしまうので、これでいいのかなと悩みながら決めてました。こういうとき、自分で立ち絵を描けるような人だと、アレンジといったこともし易いのかもしれませんね。立ち絵の改修まで手を伸ばすのはなかなか、気持ち的なハードルが高い。絵を描く事自体は好きなんですけどね。

 改めて、「小春六花の雪山冒険記」の2022年シーズンはこの動画で一区切りとなります。再生、コメント、広告、マイリスト、支援絵など、作成当初は予想もしていなかった多くの反応をいただけたこと、非常に嬉しかったです。本当にありがとうございます。動画投稿自体は他のシリーズで継続していますので、よろしければそちらを引き続きお楽しみいただけますと幸いです。

 ではでは、2023年シーズンの雪山でまた六花ちゃんと滑れることを楽しみにして、資金準備に勤しむとしましょうか。来シーズンもきっと楽しくなりますよね、雪山ですもの!

 

 

御岳山(東京)を登って日の出山に行ったよ

 友人から「関東圏で登山しません?」とお誘いをいただき、なかなか会えない友人ということもあったので、特に何も考えずに「行きたい!」と返事をした。自分の登山経験は、富士山と高尾山のみ。これを聞いた別の友人からは「登山の上級と初級の極端な経験しかあらへんのな」と言われる始末。富士山のときは道具をすべてレンタルし、高尾山ではほぼ普段着といった軽装、靴も通常のもので問題なく登れてしまったため、登山に必要な装備というものを何ひとつ持っていない状態。最低限必要な装備として、靴はあった方がいいとアドバイスを貰ったので、まずは登山前日にモンベルの店舗に行き、良さげな靴を購入。登山だけではなく、観光などで長距離を歩くようなときにも使いやすいように、カットが短いものを選んだ。

 登山当日、天気が心配されたが日頃の行いもあってか雨の心配はしなくても良さそう。始発の電車に乗り込み、御嶽駅に向かう。目的地が近くなるに連れ、車両の中は登山しに来ましたと服装が物語っている人たちばかりに。自分はどうだろうか。カバンこそ大きめではあるが、下がジーパンだったので「そんな格好で登山するとは山をなめてるな」とか思われてるかもしれない。集合時間よりも早めに着いたので、御嶽駅の待合室で電車に乗る前に買っておいたおにぎりで朝食。ゆっくりと座って風をしのげるスペースがあってよかった。

御嶽駅

 自分を含めて3人で向かう予定なのだが、友人1人が御嶽駅までの道中でトラブルにあっていた。少し遅れての出発となったが、まぁ今回の登山は初心者の自分がいるため、ゆったりとした登山計画となっており、時間にもかなりゆとりを持った予定となっている。多少の遅れなど影響はないだろう。御嶽駅からバスに乗り、ケーブルカー乗り場まで向かう。ケーブルカーである程度の高さまで登ってから、登山開始といった計画だ。御岳山の標高は930mほどなのだが、ケーブルカーで800mほどの高さまで来ることができるので、登った高さとしてはさほど高くはありません。ケーブルカーに乗り込むと、偶然一番前の位置に立つことになったので、斜面に沿って進行方向に伸びる線路をみながら電車に揺られていました。線路の傾斜をみて、雪山でこの傾斜を滑るとなるとかなりビビりそうだ、などと友人と話したりしていた。

 

 ケーブルカーを降りた先は展望台となっており、さらに頂上に伸びるリフト乗り場なんかもあって、この山は足で登らなくてもいいんだなということを知りました。自分たちは歩きに来たのでリフトは使用しませんでしたが、足が不自由になったときに山に登りたい欲求にかられたら今後利用するかもしれませんね。

 さぁここから山を登るぞ!と気合を入れて進んだのですが、舗装された道を民家、宿舎を横目に歩き、登山というよりも、ちょっと山に近い集落を散歩しているような気分でした。インフラとかどうやって整えているのか疑問に思いながら、30分程度歩くと御岳山山頂の武蔵御嶽神社につきました。早いね。ペースが早いというのも多少あったのかもしれませんが、ケーブルカーを使用すると、頂上ってわりとすぐついちゃうんですね。武蔵御嶽神社では「おいぬ様信仰」というのがあり、ワンピースでも「大口真神(オオクチノマカミ)」というのが出ていると友人が教えてくれた。道中、やたらと犬を連れた観光客がいるなとは思っていたが、なるほど、犬にまつわる信仰がこの神社にはあったのか。

 神社をぐるっと回って、石段を降りる。このまま帰路につくわけではなく、このまま尾根に沿って日の出山に行き下山するというのが本日の予定ルート。武蔵御嶽神社を後にしたあと、立て看板の指示に従いながら日の出山に向かう。分かれ道があるたびに、進行ルートがかなり丁寧に案内されておりほとんど迷わずに進むことができる。しだいに舗装された道から山道となっていき、自然に近い雰囲気を味わいながらハイキングすることができ始めた。

 木々は日差しを逃すまいと、青々とした葉を大きく広げ、すでに夏の準備をしているようで、色づいた春の化粧は見事に地面に落とされていた。もっと早くに来ていれば、きっと桜色の木々が観光客と空の間に雅な層を作り出していたのかもしれないといった想像もできるが、今は上に見えた桜の層が山道や周辺の土色を隠すように、桜色の絨毯さながらに広がっていた。

 尾根伝いを歩いていることもあり、高低差もさほどなく、ずんずんと突き進む。前日の悪天候によって少し足場にぬかるみはあったものの、新しい靴が十分に機能し、足をすべらせるといった不安定さを体感することもなかった。靴ずれのような、長時間はいてなければ発生しないような不調も特になく、いい靴を買えたなという確信が生まれていた。そして武蔵御嶽神社を出て約40分ほど経過した頃、日の出山の山頂に到着した。予定では1時間ぐらいかかる見込みだったんだけれども、だいぶ早い。山頂はひらけており、たくさん設置されたベンチには一休みする登山客で溢れかえっていた。その中でコーヒーを淹れている人もいて、なんと優雅なのだろうと強いあこがれを抱いた。自分も今後やってみたいなと友人と話しながら、自分たちもしばらく一休み。この後下山になるのだが、ご丁寧なことに「つるつる温泉」という浴場までの道のりが、道中の立て看板で指し示されており、下山でも迷うことなくすんなりと進むことができた。やはり温泉は登山とセットなんですね。

 日の出山山頂から下山しはじめてしばらくは、細かい階段が続いた。段の幅が非常に狭く。足を横向きにしながら降りなければ、靴が段差に引っかかって転倒してしまいそうになるほど。日の出山山頂に向かう人達とすれ違うたびに、この段差を頂上までしばらく登り続けるのは酷だろうな、などと心のなかで同情していた。短い距離でいっきに降ろされた感覚で、足元に最新の注意をはらい続けたことによる気苦労が疲労として次第にのしかかる。階段が終わり、斜面になったあとは、ぬかるんだ足場で滑らないように再度注意を払う。靴が優秀とは言っても限度があるので、木の根を避けるように足場を選んだり、時には手を付きながら体を支えて降りたりと、下山中がいちばん登山をしているという実感があったかもしれない。逆にこれを登ろうと思った場合、体力が持つか自信がない。登山を今後するにしても、体力が個人的には課題になりそうだ。

 1時間ほど下り続け、「日の出山ハイキングコース入口」の立て看板が見えた。下山してきた自分たちからすればゴールなわけだ。ずっと下り坂だったためか、時折膝に違和感があったので、ゴールが見えたときは安心した。高低差約900mというのは、今の自分の筋力、体力だと登って降りるということがもしかしたら難しいのかもしれない。今回は比較的楽な行程を友人にたててもらったわけだが、例えばケーブルカーを使用せずに登るといった道のりだった場合、最後まで気持ちに余裕を持って追われることができたか自信がない。それでも、登山自体は非常に楽しめたので、コーヒーを淹れるという新しい目標とともに、今後も時間を見つけて挑んでみたいと思えるものだった。GoProをつけて、道中を撮影して、また小春六花で動画を作ってもいいかもしれないとか、妄想だけが先行する。やってみるとさらにやりたいことが広がるというのは、多趣味な人の特権かもしれない。

 このあとはつるつる温泉でさっぱりした後、武蔵五日市駅にあるカフェ「do-mo factory blan.co」で遅めのお昼ごはん。「お食事コッペ   ~鴨ロース&トマト&チーズ~」とホットコーヒーをいただきました。疲労感もあってかめちゃくちゃ美味しかった。コーヒーは酸味のあるさっぱりとした風味のもので、酸味以外の成分が十分に引き出されており、酸味が強すぎない、飲みやすいコーヒーでした。酸味のあるコーヒーで美味しいものはこんな風味がするのかと参考になる。

 

 早朝から活動を開始して、山を登って降りて、家に帰ると15時頃だっただろうか。適度な疲労感というのは心地よいもので、睡眠の質もあがるだろいうという期待が持てる。やはり自分は体を動かすことが好きなのだろう。今後も続けたいなと思えるほど、好印象のまま終えることができたのは嬉しい限り。せっかく買った靴も擦り切れるぐらい履きまくろう。最初はかなり急な計画ではあったが、手を上げておいてよかった。筋力や体力を付ける意味でも、定期的に山に登らなければ。まずは近隣で初心者向けの山を探そう。新しい趣味がまた自分を駆り立てていく。しばらくは好奇心に身を委ねて、ハマるところまでハマり、イケるところまでいってしまおう。

『小春六花とコーヒーブレイク【やなかコーヒー・ブラジル・モンテショコラード(ロースト8)】』を投稿したよ

 前回のコーヒーの動画から、一ヶ月ぐらい経ってしまった。まぁ雪山の動画とかあげてはいたのですが、それでも投稿頻度はちょっと落ちていますね。いろいろと予定を入れていたというのもありますが、できれば週1ぐらいの頻度でコーヒーの動画を上げていきたいですね。コーヒーを飲む頻度を考えると、これぐらいの頻度で上げていかないと、録画ファイルだけがどんどん増えていくんですよね。すでに3種類分の録画データを抱えているので、動画をどんどん作っていきたいですね。

 今回の動画は再度、キッチンで六花ちゃんがハンドドリップをするという、いつもの動画のテンプレートにそったものになりました。友人から豆をもらった話や、前々回を含めた広告者様紹介やコメント返しといった、これは含めておきたいなと優先して思っていたものは大丈夫、入ってる。ついでにあれもこれもと含めていくと、六花ちゃんが喋っていない時間帯がほぼ無いといった感じになりましたね。そして豆についての話を含めていなかったことに、これを書いているときに気づきました。やなかコーヒーのお店についての説明をしたあとに、そのまま豆の話をすればよかったですね。豆の密度の低さが結構印象的で、これを話したことで満足してしまったのでしょう。仕方ない。

 コメント返しをしているときに感じたことですが「関係性」に関する返しにかかった時間が、他のコメント返しにかかっている時間に比べると長くなったなと。まぁなんというか、六花ちゃんが話すということになると、ぼやけた返答にしなければならず、文字数が多くなるのは避けられませんでした。特に悪いということはないのですが、他にも返すべきコメントがあるのでは?とか考えてしまいますね。というか、そもそも話したいことが多すぎるのかもしれません。

 このコーヒー豆を使用して淹れたときの記録はこちら。動画の編集は追いついていないですが、なんとかブログの形で記録することはできているので、動画編集時に自分のブログを読みながら思い出しつつ編集していたりします。自分のブログのセッションが一番多いのは自分自身だと思います。ブログ作成者あるあるだとは思いますが。

 GW中にもう1本、雪山の動画をまずはあげたいと思っています。その後できるだけ間を置かずに、コーヒーの動画を上げたいですね。今度は HARUSORA Coffee の中浅煎りのものを取り上げたいと思っています。編集時間をもっと短くできるように、集中してサクサク進めたいものですね。

 

ハンドドリップ関連動画

 

 

「HARUSORA Coffee ピンクブルボン」でコーヒーを淹れたよ

 HARUSORA Coffee で購入した最後の1つ、ピンクブルボンを試してみました。こちらも前回と同様に、中浅煎り(ミディアムロースト)になります。そのため比較的酸味があり、この酸味を美味しいと感じられるように何ができるのかというのが、試行錯誤のポイントになります。すでにデンカラムナチュラルとスウィートベリーで、ある程度は浅煎り向けのレシピができているので、レシピの内容は前回のスウィートベリーとほぼ変わりません。お湯の量を少し増やした程度です。先にレシピを載せておきます。

  • odajun が思う「HARUSORA Coffee ピンクブルボン」を美味しく淹れるレシピ
    • 豆の量:20g
    • 豆の引き方:細か目
    • お湯の温度:92度程度
    • 抽出器具: 金属製のドリッパー
    • ドリップするとき
      • 蒸らし
        • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて50秒程度、お湯の量は50g
        • さっとお湯を入れる
      • 2回目
        • お湯の量は70g(計120g)で30秒(計1分20秒)ほどで入れる
        • さっとお湯を入れる
        • お湯を入れ終わったら軽くドリッパーを揺すって、ドリッパー内のコーヒーの粉とお湯を混ぜる
      • 3回目
        • お湯の量は170g(計290g)で50秒(計2分10秒)ほどで入れる
        • さっとお湯を入れる
        • お湯を入れ終わったら軽くドリッパーを揺すって、ドリッパー内のコーヒーの粉とお湯を混ぜる
      • 50秒(計3分)ほど抽出を待つ
        • ドリッパーのお湯を落とし切る

 ピンクブルボンの味わいは、紅茶や果実を思わせるような舌触りの良い甘みを含んだ酸味。微粉を落として短時間で淹れていることもあってか、スッキリとした飲み心地で、ゴクゴクと一気に飲み干してしまいそうなほど。雑味といった嫌な要素も感じることはありません。自分は比較的時間をかけてコーヒーを飲むのですが、ピンクブルボンのときは減りが早かったですね。香りも非常に豊かで、こちらも果実を思わせるような印象です。

 HARUSORA Coffee の3種の豆を中浅煎りで試してきましたが、酸味に対してどのように調整するかというのは非常に勉強になりました。挽目は細かめに、短時間でさっといれることで、酸味に豆の持つ風味をたくさん含ませるような方向性での調整がよさそうと気づけたことが一番の収穫と言えそうです。また、酸味とともに甘みのある味わいを知ったことで、自分の知るコーヒーの風味に幅ができたように感じます。逆に、こういった酸味、甘みの比較的強いコーヒーには、どういったものと一緒に食べるのがよいのだろうかといった新たな疑問も湧いてきました。このあたりについては、今後別の豆で検討することとしましょう。

 しばらく浅煎りの豆が続いたので、今度は深煎りの豆を試してみたくなりますね。

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2022.05.01 領将王争(テ勢麻雀)記録

 合宿での激戦を終えひと月とたたないうちにテ勢雀士たちは再度集まる予定を立てていた。自分は前日に登山をして山の神社に勝利祈願をしてきたので、身体的疲労はありつつも準備は万端。そして当日、ゴールデンウィークの序盤、まず約束の地に姿を現したのはしっぽらさん。9時前に現地にいる旨の連絡、いや早すぎません?集合時間10時ですが。どうやら集合時間を間違えたらしい。始まる前からひとネタ差し込んでくるあたり、さすがテ勢雀士といったところか。

 10時前に全員集合し、いつもの決戦の地へ赴く。体温測定では全員が35度台で一番低かったのは自分。このあたりもいつも通りといった感じ。飲み物を注文して早速始まった領将王争。通算成績の差がさらに狭まるのか、はたまた広がるのか、前回の合宿がなにか影響を与えたかどうかも注目の1つとなっていた。

 この日とても印象に残っているのは、なんといってもつっしーの筋引掛けに対する振り込みだろう。序盤に誰かのリーチに対して筋をよんで回避を試みるも、筋引掛けにかかってしまい放銃。そしてその日はずっと筋引掛けが怖くて筋を頼りに回避することが気持ちの面でできなくなるといった楔がうたれる。もはや恒例行事と言ってもいいほど見慣れた光景となっている。合宿のときと合わせると10回近く筋引掛けに振り込んでいるのではないかと思えるほど、つっしーと筋引掛けの相性が悪い(ある意味いいのかもしれない)。かくいう自分も、中筋に対する筋引掛けが偶然出来上がり、リーチしたその順目につっしーが当たり牌を吐き出した。そして悲痛な叫びがこだまする。

「なんでいつも俺なんですか!?」

自分も知りたい。なんで筋引掛けができたときにかかるのがいつも君なんだ。筋引掛けの楔を解くにはまだまだ麻雀に対するレベル上げが必要ということなんですかね。いつの間にアンチフォンスロットがかけられたのやら。

 この日の領将王争は誰かひとりがずっと調子がいいというよりも、調子がいい時間帯がそれぞれにあったような感じであった。調子がいい時にいかに稼ぐか、または他の人がノッているときにいかに耐えるかというのが試された。たまたま全体を通して攻守が噛み合った自分がこの日のトータルで1位となり、次の領将王争までの『王』となることができた。これを書いているときに思ったが、トータル1位が『王』という領将王争の目的を当日は完全に忘れてた。たくさんアガったというよりは、守り抜いたなという印象が強い1日。1半荘で自分以外のテ勢雀士たちが、自身の親のときに連チャンを重ねるといった状態もあったのだが、とにかく守って振り込みだけはしないようにし、自摸和了によって削られたものの生き残ることができたという場面もあった。この日の自分からの放銃は特に少なかったのではないか。たまたま相手の当たり牌を掴まなかったというのも当然あるだろうが、降り切る場面の見極めが冴えていたのかもしれない。

 守りの冴えに対して、攻めの場面ではかなり薄い可能性を追い求めていたように思う。自分の順目がない場面でのリーチとかがその筆頭ですね。あれはなんというかですね、残りの牌をみて当たり牌がまだありそうっていうのと、つっしーがリーチをしていたというのもあって、最高打点を狙うならって考えてしまったわけですよ。1000点支払うけど流局なら聴牌による受け取りでチャラにできる、次に速度優先でアガればリー棒も回収できるかもしれん、トータルでみたらさほど損失なくリターンだけ大きく上げられるんじゃない?って思っちゃったんですよね。リーチするときも確か安牌だったから振り込むリスクもなかったわけで。でもまぁ似たような場面で毎回はやらないと思う。なんとなく、イケるかもと感じたときだけ今後も仕掛けるかもしれない。基本的にはやらないほうがいいと思う。

 今回の領将王争では真面目に領将王争にみんな取り組んでいたのか、テイルズの話で集中力を途切れさせるといったことも少なかった気がする。連チャンすることが多く、半荘が長かったようにも思う。途中でアニメの話とかもした気がするが、その話題も長くは話していない印象。気になっていたけどバブルの評判良くないの?まぁたまにはこういう日もあるでしょう。次の領将王争の予定を決めて、一同は今日の戦いを称えるために夕食へ。朝に天気予報をみなかった自分としっぽらさんは、昼ごろから降り出した雨にうたれながら食事処へ向かう。在宅勤務が多くて天気予報をみるという習慣もなくなっているので致し方なし。

 お疲れ様!という乾杯とともに、まずはこの日の領将王争について軽く振り返った。やはり筋引掛けの話題がメインとなり、あとは打ち筋がどうだとか、細かいポイントについて話したりしていた。放銃しないようにするにはといった話もしていたが、同じ状況に立たされないと何がいいかという話はなかなかしづらいですね。

 この日の夕食会では、わりとテイルズの話をしていたように思う。はじめはどのシーンをこするかといった話題ではあったように思うが、PVやCMの話、販売本数の話とかアライズの思い出話とか、しっぽらさんとやったヴェスペリア実況の話とか、そしてつっしーがマイナス4桁に届いたときはアビスをやるというので、アビスについての話もした。アビスは改めて設定などを振り返ると固有名詞が多いね。自分は全然思い出せなかったわ。最近の集まりの中では一番話したと言ってもいいぐらい真面目(?)にテイルズ談義をしていた気がする。なんだかんだで、テ勢雀士が集まるときが今ではテイルズについて話す一番の機会になっているように個人的には思う。まぁ他の人と会うより圧倒的に頻度が高いというのもあるだろうけれど、思い出す機会に恵まれているというのは喜ばしいことだろう。

 今思い出せるのはこんなところだろうか。夕食会のときにしっぽらさんが音声記録をしていたので、また時間のあるときに受け取って、聞き返してみるとしよう。次回の領将王争でも1位をとれるように、前日に登山してこようかな。